ゲームの文学性を探る企画展「Literature in Dots」が5月16日からYUGEN Galleryで開催

ゲーム文学性展

開催期間:5月16日〜6月1日

ゲーム文学性展
どんな展覧会が開催されるの?
ゲームの文学性に焦点を当てた企画展「Literature in Dots」がYUGEN Galleryで開催され、4名のアーティストが参加します。
展覧会はいつからいつまでやってるの?
展覧会は2025年5月16日から6月1日まで開催され、平日と土日祝日で開館時間が異なります。

ゲームの文学性に焦点を当てた企画展「Literature in Dots」

現代アートギャラリー「YUGEN Gallery(東京・表参道)」は、2025年5月16日(金)から6月1日(日)までの期間、ゲームの文学性に焦点を当てた企画展「Literature in Dots」を開催します。本展は、現代アートにおけるゲーム表現の再考をテーマに、SOUYA HANDA PROJECTSとの共同企画として実現し、キュレーションは同プロジェクト主宰・半田颯哉が担当します。

近年、ビデオゲームのオンライン化が進み、ボイスチャットなどによるリアルタイムな戦術的やりとりが主流となっています。しかし、かつてのゲーム体験には、プレイの前後や合間に交わされた言葉や感情の共有といった、娯楽を超えた“読む/語る”という文学的な関係性が存在していました。「Literature in Dots」は、そうしたゲームに内在する語りを誘う文学性の可能性に着目し、4名のアーティストの作品を通じてその文学性を多角的に捉えます。

【YUGEN Gallery】ゲームの文学性に焦点を当てた企画展「Literature in Dots」<2025年5月16日(金)〜6月1日(日)> 画像 2

出展アーティストと作品の紹介

本展に参加するアーティストは、植田爽介、海沼ちあき、アダム・マーティン、半田颯哉の4名です。彼らはそれぞれ異なる視点からゲームの文学性を探求し、独自の表現方法で作品を展開します。

  • 植田爽介:版画を主軸に、地図や電子基板のモチーフを中心に作品を展開。ゲームで見られるドットによる地図表現と、日本美術との共通性を探求します。
  • 海沼ちあき:コミカルなコラージュ表現で社会構造を批評。ゲーム画面のUIやテキスト表現を現実の政治・経済のイメージと重ねて描き出します。
  • アダム・マーティン:ビジュアルノベル形式で実体験とフィクションを交差させた物語を構築。ノベルゲーム文化に着想を得た作品を通じて、ゲームとアートの境界を横断します。
  • 半田颯哉:ゲームを支えるハードウェア、特にGPUに着目し、ゲームが現実の経済や資源とどのように関わっているのかを問いかける作品を展開します。
【YUGEN Gallery】ゲームの文学性に焦点を当てた企画展「Literature in Dots」<2025年5月16日(金)〜6月1日(日)> 画像 3

各アーティストの作品の特徴

それぞれのアーティストによる作品は、ゲームと文学の交差点を探求し、観客に新たな視点を提供します。

  1. 植田爽介の作品:ゲームの地図表現と日本美術のパース表現を結びつけ、現実世界とゲーム世界の相互作用を表現。
  2. 海沼ちあきの作品:アメリカ大統領選の勢力図や株価チャートをゲームに見立て、社会の混迷を批評的に可視化。
  3. アダム・マーティンの作品:ノベルゲームの形式を用い、個人的な体験とフィクションを交差させた物語を構築。
  4. 半田颯哉の作品:ゲームが現実の経済に与える影響を問いかけ、テクノロジーと社会倫理の関係を探求。
【YUGEN Gallery】ゲームの文学性に焦点を当てた企画展「Literature in Dots」<2025年5月16日(金)〜6月1日(日)> 画像 4

展覧会の詳細情報

本展の開催概要は以下の通りです。

項目 詳細
タイトル Literature in Dots
期間 2025年5月16日(金)〜6月1日(日)
開館時間 平日13:00〜19:00
初日・土日祝日13:00〜20:00
最終日は17:00終了
レセプション 5月16日(金)18:00〜20:00
場所 YUGEN Gallery
東京都港区南青山3-1-31 KD南青山ビル4F
入場料 無料
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作品購入について

展覧会開催と同時にYUGEN Gallery公式オンラインストアにて、出展アーティストの作品の閲覧・購入が可能です。詳細は以下のリンクをご覧ください。

【YUGEN Gallery】ゲームの文学性に焦点を当てた企画展「Literature in Dots」<2025年5月16日(金)〜6月1日(日)> 画像 6

YUGEN Galleryについて

YUGEN Galleryは、日本の現代アートを専門に扱うギャラリーで、2022年2月に設立されました。東京・南青山と福岡・天神に拠点を持ち、国内外で活躍する新進気鋭のアーティストを紹介しています。ギャラリー名の「YUGEN」は、日本特有の美的概念である「幽玄」から名付けられ、アート作品の魅力をより多くの人々に伝えることを目指しています。

公式サイトでは日本語と英語の両方で作品のオンライン販売も行っており、世界中の人々にアートを届けています。

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株式会社ジーンについて

株式会社ジーンは、インターネット広告を活用したコンサルティングサービスを提供するほか、アート・メディア事業やライフスタイル事業を展開しています。デジタルマーケティング事業では市場調査や広告運用、クリエイティブ制作などを行い、アート・メディア事業では現代アートギャラリー「YUGEN Gallery」を運営しています。

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まとめ

本記事では、YUGEN Galleryにて開催される企画展「Literature in Dots」について、出展アーティストの作品や展覧会の詳細情報を紹介しました。この展覧会は、ゲームの文学性に焦点を当て、アーティストたちの独自の視点から新たな表現を生み出す試みです。興味のある方は、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

項目 詳細
開催期間 2025年5月16日(金)〜6月1日(日)
開館時間 平日13:00〜19:00
初日・土日祝日13:00〜20:00
入場料 無料
場所 YUGEN Gallery(東京都港区南青山3-1-31 KD南青山ビル4F)

参考リンク: