スシロー、4月の大阪・関西万博でウニノミクス社のウニを初販売開始
ベストカレンダー編集部
2025年4月23日 11:33
大阪万博ウニ販売
開催日:4月1日
あきんどスシロー、富山県朝日町から感謝状を受領
2025年4月23日、株式会社FOOD & LIFE COMPANIES(以下、F&LC)の子会社である株式会社あきんどスシロー(以下、スシロー)は、富山県朝日町より「企業版ふるさと納税」による寄付に対して感謝状を受領したことを発表しました。この寄付は2024年9月に実施され、2025年4月4日に感謝状が授与されました。F&LCは、この寄付を通じて富山県朝日町の活性化と水産業の発展に寄与することを目指しています。
寄付の経緯と目的
F&LCは「変えよう、毎日の美味しさを。広めよう、世界に喜びを。」というビジョンを掲げており、安全で美味しい食を提供するためには持続可能な取り組みが不可欠と考えています。近年、海洋水産資源が減少している中で、サステナビリティ経営を推進し、「水産物の持続可能な調達」が重要な課題となっています。これに伴い、適正な天然魚の利用と養殖事業者との連携を強化する方針を取っています。
2024年7月には、独自のウニ畜養技術を持つウニノミクス社との資本業務提携を結び、この提携を通じて富山県朝日町へ企業版ふるさと納税による寄付を行いました。F&LCが2024年に実施したふるさと納税の寄付先は、富山県朝日町だけでなく、熊本県天草市、三重県尾鷲市の3か所に及びます。
ウニノミクス社との資本業務提携
2024年7月にF&LCはウニノミクス社との資本業務提携を締結しました。この提携は、国産畜養ウニの安定供給と海洋資源の保全を目的としています。ウニノミクス社は、2024年12月にF&LC向けの供給を前提としたウニ畜養場を富山県朝日町に建設する計画を発表しました。この畜養場は2026年に稼働を予定しており、生産されるウニはスシローを含むF&LCの各ブランドに向けて出荷される見込みです。
大阪・関西万博での初販売
2025年4月に開催される大阪・関西万博では、「スシロー未来型万博店」にてウニノミクス社のウニが初めて商品として販売される予定です。この際に提供されるウニは、山口県のウニノミクス社が運営する既存施設から届けられます。
ウニノミクス社の取り組み
ウニノミクスグループは、世界各地で磯焼け地域に生息するウニを買い取り、独自の陸上畜養技術と専用飼料を用いて畜養し、約2か月で商品化することを可能にしています。この取り組みにより、藻場の回復やCO2吸収量の増加、地域経済の活性化、ウニの国内自給率向上など、様々な社会貢献を目指しています。
国内では、大分県国東市と山口県長門市において商業生産を行っており、富山県と大分第二拠点の着工も予定されています。また、カナダ、アメリカ、オセアニア、ノルウェーにおいても小規模試験を経て順次商業化を進めています。
ウニノミクスグループのビジネスモデル
ウニノミクスグループの循環型ビジネスモデルは、ユネスコの「持続可能な開発のための国連海洋科学の10年」から公式に推薦を受けるなど、世界的に注目されています。このビジネスモデルは、持続可能な海洋資源の管理と地域経済の発展を両立させるものとして、今後の展開が期待されます。
ウニノミクス企業ページと参考リンク
ウニノミクス社の詳細や取り組みについては、以下のリンクから確認できます。
まとめ
今回のあきんどスシローによる富山県朝日町への企業版ふるさと納税は、地域活性化と水産業の発展を目指す重要な取り組みです。ウニノミクス社との資本業務提携や、今後の大阪・関西万博でのウニ販売など、多岐にわたる活動が進行中です。以下に、今回の記事で取り上げた内容を表にまとめます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 企業名 | 株式会社あきんどスシロー(F&LCの子会社) |
| 寄付先 | 富山県朝日町 |
| 寄付実施日 | 2024年9月 |
| 感謝状受領日 | 2025年4月4日 |
| ウニノミクス社との提携 | 2024年7月に資本業務提携を締結 |
| ウニの販売予定 | 2025年4月の大阪・関西万博で初販売 |
| ビジネスモデルの特徴 | 循環型ビジネスモデルで地域経済の活性化を目指す |
このように、あきんどスシローは地域に貢献する取り組みを通じて、持続可能な水産業の発展に寄与していることが明らかになりました。