ABEJAが地域ポータル事業を三菱商事から譲受、2026年に移管開始

地域ポータル事業の譲渡契約締結について

株式会社ABEJA（以下、ABEJA）は、2025年4月21日に三菱商事株式会社（以下、三菱商事）との間で地域ポータル事業に関する譲渡契約を締結したことを発表しました。この譲渡契約により、ABEJAは三菱商事が進めてきた地域ポータル事業およびその関連業務を引き継ぎ、移管を進めることになります。譲受は2026年の年初を目途に行われる予定です。

地域ポータルとは、地域内の情報を一元管理し、住民に配信するアプリケーションを指します。この取り組みは、地域におけるデジタル社会の形成を促進し、ABEJAの経営理念である「ゆたかな世界を、実装する」にも寄与するものとされています。

ABEJAのミッションとビジョン

ABEJAは、経営理念として「ゆたかな世界を、実装する」を掲げており、AI導入支援を通じてミッションクリティカル業務の変革を目指しています。具体的には、基盤システムとなるABEJA Platformの開発・導入・運用を行う「デジタルプラットフォーム事業」を展開しています。

ABEJA Platformは、ミッションクリティカル業務における堅牢で安定した基盤システムとアプリケーション群を提供し、生成AIなどの最先端技術を用いることで、人とAIの協調を実現しています。2012年の創業以来、ABEJAはこのプラットフォームの研究開発を進め、顧客企業からの信頼を獲得し、多くの導入実績を持っています。

先進技術の研究開発

ABEJAは、「イノベーションで世界を変える」というビジョンのもと、様々な先進技術の研究開発を行っています。以下は、ABEJAが積極的に取り組んでいる技術分野です。

• ディープラーニング（2012年から）
• 大規模言語モデル（LLM、2018年から）
• 量子コンピューティング（2019年から）

これらの研究開発の成果は、順次ABEJA Platformに搭載され、社会実装に貢献することを目指しています。

地域ポータル事業の意義

地域ポータル事業への参入は、ABEJAにとって重要なステップです。この事業に携わることで、ABEJAは地域におけるデジタル社会形成の早期実現に寄与することができると考えています。また、ABEJAのノウハウを活用することで、地域住民に対してより良いサービスを提供することが可能になります。

ABEJAは、三菱商事と連携し、2025年度中に予定されている事業譲受に向けて、以下の業務を引き継ぎ、移管を進めていく方針です。

1. 地域ポータル事業に関する開発
2. システムの改修
3. 運用および保守業務

これらの業務を通じて、ABEJAは引き続きミッションクリティカル業務におけるABEJA Platformの開発・導入・運用を進め、産業構造の変革を推進していきます。

株式会社ABEJAの概要

ABEJAの基本情報は以下の通りです。

このように、ABEJAはAI技術を駆使して、産業構造の変革に取り組んでいます。地域ポータル事業の譲渡契約締結は、同社のさらなる成長と地域社会への貢献を目指す重要な一歩となります。