4月23日開始！ポスチャーサポートチェア30周年、デザイナーズギルドとコラボ展示

開発者は車いす社長。発売30周年の人間工学チェア、英国デザイナーズギルドとのコラボレーション

2025年4月21日、株式会社ハンディネットワーク インターナショナル（HNI）は、自社オリジナル開発商品「ポスチャーサポートチェア（PSC）」が発売30周年を迎えることを記念し、英国のライフスタイルブランド「デザイナーズギルド」とのコラボレーションによる限定デザインを発表しました。この特別な商品は、日本橋三越本店で期間限定のPOPUPショップにて展示されます。

本記事では、ポスチャーサポートチェアの背景や特徴、コラボレーションの意義について詳しく解説します。

ポスチャーサポートチェア(PSC)とは

ポスチャーサポートチェア（PSC）は、身体を支え、心を支えることを目的に設計された椅子です。この商品は、創業者である春山満の個人的な経験から生まれました。彼は難病により首から下の運動機能を失ったことから、「日本の医療・介護を変える」という理念を掲げ、要介護者とその家族に向けた商品を開発してきました。

高齢者が直面する身体的な衰えに対して、機能性だけでなくデザイン性も重要であるという考え方を持っています。高齢期に必要な「選択肢」という心の支えを提供するために、デザインの選択肢を持つことがどれほど重要かを理解しています。

高齢者にとっての選択肢の重要性

高齢期においては、身体を支えるための椅子が必要ですが、これまでの製品は機能性に偏りがちでした。デザイン性が軽視されることが多く、選択肢が限られていることが問題視されています。春山満は「デザイン性の高い椅子は多く存在するが、座り心地が満足できるものは少ない」と感じ、自ら新たな選択肢を創り出すことを決意しました。

その結果、ポスチャーサポートチェアは人間工学に基づき、座り心地の良さと美しいデザインを兼ね備えた商品として誕生しました。

コラボレーションの意義

今回のコラボレーションは、超高齢社会において必要な「豊かな選択肢」を創造することを目的としています。ポスチャーサポートチェアの機能性を維持したまま、デザイン性を追求することで、より多くの人々に喜ばれる商品を提供したいという想いが込められています。

デザイナーズギルドとのコラボレーションでは、世界基準のデザインと格式を備えた商品が生まれました。これにより、高齢者や介護に対するイメージを刷新し、自由な発想で選択肢を広げることが可能になります。

新たなデザインの提案

ポスチャーサポートチェア「PSC Premium feat. DESIGNERS GUILD」は、デザイナーズギルドのファブリックを使用し、北米産ブラックウォールナットをフレームに採用しています。この商品は、機能性とデザイン性を両立させた新しい形の椅子として、多くの人々に受け入れられることでしょう。

以下に新商品に関する詳細を示します。

POPUPショップの詳細情報

ポスチャーサポートチェアの特別展示は、日本橋三越本店にて行われます。以下がPOPUPショップの詳細です。

• 開催場所: 日本橋三越本店
• 住所: 〒103-8001 東京都中央区日本橋室町1丁目4-1
• 日程:
• 第一弾: 2025年4月23日（水）〜5月13日（火）｜本館5階 ライトウェル
• 第二弾: 2025年5月14日（水）〜6月3日（火）｜本館5階 家具イベントスペース

このPOPUPショップでは、ポスチャーサポートチェアの実物を体験することができ、機能性とデザイン性を直接確認することが可能です。

まとめ

今回のポスチャーサポートチェアの発売30周年を記念したコラボレーションは、超高齢社会に向けた新たな選択肢を提供する重要な取り組みです。デザインと機能性を兼ね備えたこの椅子は、今後の介護や高齢者の生活において大きな役割を果たすことでしょう。

以下に本記事で紹介した内容をまとめます。

このように、ポスチャーサポートチェアは高齢者や介護に関する新たな選択肢を提供するために設計された商品です。今後の展開に期待が寄せられます。