yutoriが8月1日に子会社設立、ヤングカルチャーとコスメ事業を分割承継
ベストカレンダー編集部
2025年4月18日 18:44
yutori事業分割
開催日:8月1日

yutoriが新たな子会社を設立し、事業を分割承継する準備を開始
株式会社yutori(本社:東京都世田谷区、代表取締役社長:片石貴展)は、2025年4月18日に、複数のアパレルブランドを展開する中で、ヤングカルチャー事業及びコスメ事業をそれぞれ新設される子会社に分割承継させる準備を開始すると発表しました。この会社分割は、2025年8月1日(金)を効力発生予定日として進められます。
この分割の目的は、事業の収益管理の強化、効率化、意思決定の迅速化を図ることです。yutoriは、2018年の創業以来、SNSマーケティングを強みにストリートブランドを中心に複数のアパレルブランドを運営してきました。2023年12月には東京証券取引所のグロース市場への新規上場を果たし、さらなる成長を目指しています。

本吸収分割の概要
yutoriは、会社分割(吸収分割)によって事業に関する権利義務を承継させるため、新たに2社の子会社を設立します。具体的には、ヤングカルチャー事業を承継する株式会社YZ(ワイジー)と、コスメ事業を承継する株式会社pool(プール)を設立予定です。
本吸収分割の実施に際しては、以下の日程が設定されています:
- 取締役会決議日(当社):2025年5月14日(予定)
- 定時株主総会決議日(当社):2025年6月19日(予定)
- 吸収分割契約の締結日:未定
- 吸収分割効力発生日:2025年8月1日(予定)

新設子会社の役員紹介
新設される子会社の役員について以下に紹介します。

株式会社YZ(ヤングカルチャー事業)
代表取締役社長に就任予定の舩橋誠氏は、2016年にビジョナル株式会社に入社し、その後2019年8月にyutoriに入社しました。ストリートブランド「9090」のディレクター兼MDを務めた後、ヤングカルチャー事業部の責任者を担っています。
「僕らは、古着のEC販売からスタートしました。そこから中国仕入れを経て、2020年、コロナ禍の中で『オリジナル商品だけを売る』と決めました。」と舩橋氏は語ります。
株式会社pool(コスメ事業)
取締役に就任予定の濱田栞氏は、2016年に株式会社ミクシィに入社し、新規事業部にてエンタメ系オウンドメディアの立ち上げやYouTubeチャンネルの企画・運営を担当しました。2019年1月にyutoriに入社し、現在はコスメ事業部で「minum」の事業責任者を務めています。
「株式会社poolでは、これまで主軸としてきたDtoCとは異なり、小売店を通じて商品をお届けする『BtoCリテール』の領域に、本格的に挑戦してまいります。」と濱田氏は述べています。
yutoriの成り立ちと今後の展望
yutoriは2018年に創業し、古着コミュニティ『古着女子』を形成し、その後アパレルD2Cブランドを立ち上げました。2020年7月にはZOZOグループ入りを発表し、現在では『9090』や『HTH』など複数のファッションブランドを展開しています。
2023年12月には東京証券取引所グロース市場へ上場を果たし、アパレル企業史上最短・最年少上場(IPO)記録を更新しました。yutoriは、アジア最大のストリートカンパニーへ成長することを目指し、さらなる事業拡大に向けて邁進しています。
まとめ
yutoriは、ヤングカルチャー事業及びコスメ事業をそれぞれ新設される子会社に分割承継することで、事業の収益管理や運営効率を向上させることを目指しています。新たに設立される株式会社YZと株式会社poolは、それぞれの分野での専門性を活かし、次世代のブランドを育成する役割を果たすことが期待されます。
以下に、今回のプレスリリースで紹介された主な内容を整理します。
項目 | 詳細 |
---|---|
吸収分割効力発生日 | 2025年8月1日(予定) |
新設子会社 | 株式会社YZ(ヤングカルチャー事業)、株式会社pool(コスメ事業) |
取締役会決議日 | 2025年5月14日(予定) |
定時株主総会決議日 | 2025年6月19日(予定) |
代表取締役社長(YZ) | 舩橋誠 |
取締役(pool) | 濱田栞 |
yutoriの今後の展開が注目される中、各事業がどのように成長していくのか、引き続き注視していく必要があります。
参考リンク: