旧江戸川乱歩邸リニューアル記念『としま乱歩フェス』5月15日より池袋で開催
ベストカレンダー編集部
2025年4月18日 11:18
としま乱歩フェス
開催期間:5月15日〜6月30日

旧江戸川乱歩邸リニューアルオープン記念祭典『としま乱歩フェス』開催
2025年5月15日(木)から、池袋にて『としま乱歩フェス』が開催されます。このフェスは、一般社団法人としまアートカルチャーまちづくり協議会が主催し、池袋ミステリータウンが企画協力、立教学院および東武百貨店が連携して実施されるものです。フェスの開催は、改装工事を経てリニューアルオープンする旧江戸川乱歩邸および土蔵(豊島区指定有形文化財)を記念して行われます。
本フェスは池袋の多様な場所で展開され、立教大学池袋キャンパスや東武百貨店池袋本店、さらにはIKEBUSを利用したミステリーラリーなど、池袋西エリアを中心とした市街地全体に及びます。参加者は、江戸川乱歩やミステリーをテーマにした体験型アトラクションや回遊型ツアーに参加し、様々なイベントを楽しむことができます。

旧江戸川乱歩邸の改修と展示室の新設
旧江戸川乱歩邸は、立教大学によって管理されており、経年劣化による老朽化に対応するため、立教学院創立150周年記念事業の一環として改修工事が進められてきました。乱歩が愛したこの邸宅は、彼が31年にわたり住んだ終の棲家であり、改修後の5月19日(月)から一般公開される予定です。
新設される展示室では、「作家・乱歩と人間・太郎の二つの人生に出会う場」をコンセプトに、乱歩自筆の年譜やミステリー作品のトリックを体系化した欺瞞系譜など、過去には展示されてこなかった貴重な資料が展示されます。これにより、訪れる人々は乱歩の執筆への姿勢や人となりを垣間見ることができるでしょう。

新設展示室の特徴
- 自筆の年譜: 江戸川乱歩の人生に関する詳細な記録が展示され、彼の人となりを知る手助けとなります。
- 欺瞞系譜: ミステリー作品のトリックを体系的に整理した資料で、乱歩の創作の裏側を理解することができます。
- 書斎の再現: 乱歩が執筆活動を行った書斎を再現した展示室があり、彼の創作環境を体感できます。

『としま乱歩フェス』の魅力的なプログラム
『としま乱歩フェス』では、立教大学や東武百貨店、池袋西エリアで乱歩やミステリーに関連する様々なコンテンツが用意されています。以下に、主なイベントとその内容を紹介します。

立教大学 池袋キャンパスでのイベント
- 5月18日(日)『江戸川乱歩DAY』: 特別企画トークショー「『名探偵コナン』と乱歩の邂逅」には大倉 崇裕氏が登壇します。
- 公開シンポジウム: 「戦後 80 年 江戸川乱歩と戦時下の豊島区―乱歩旧蔵資料を用いた地域史研究の連携に向けて」が行われます。
- ビブリオバトル: 立教ミステリ・クラブとワセダミステリ・クラブの学生による乱歩ビブリオバトルが開催されます。
- 飲食提供: 江戸川乱歩にちなんだ特別メニューが販売されます。

東武百貨店 池袋本店でのイベント
- 5月15日(木)〜6月4日(水)『TOBUミステリーフェア』: 江戸川乱歩の『黒蜥蜴』の朗読劇映像を鑑賞しながら楽しむ推理体験イベントが行われます。
- 体験型ミステリーアトラクション: 特設イベント会場にて、無料コンテンツも含む様々なミステリー関連グッズの体験会や販売が行われます。

池袋西エリアでのイベント
- 5月15日(木)〜6月30日(月): 池袋駅から旧江戸川乱歩邸の周辺を巡るミステリーラリーが開催されます。
- 5月15日(木)〜5月24日(土): カセットテープの音声を頼りに、昭和レトロな池袋を巡る回遊型アトラクションが実施されます。
- 5月18日(日): 時刻表にない便に乗りこむIKEBUSミステリーツアーが行われます。

まとめ
『としま乱歩フェス』は、江戸川乱歩の世界を体感できる貴重な機会です。改修された旧江戸川乱歩邸の一般公開を記念し、様々なイベントが池袋の各所で行われます。以下に、主なイベント内容をまとめました。
日時 | イベント名 | 場所 | 内容 |
---|---|---|---|
5月15日〜6月4日 | TOBUミステリーフェア | 東武百貨店 池袋本店 | 朗読劇映像と体験型アトラクション |
5月18日 | 江戸川乱歩DAY | 立教大学 池袋キャンパス | トークショー、シンポジウム、ビブリオバトル |
5月15日〜6月30日 | ミステリーラリー | 池袋西エリア | 周辺を巡る無料イベント |
このように、多彩なプログラムが用意されており、江戸川乱歩の魅力を存分に味わうことができる祭典です。詳細な情報は、4月下旬に配信予定のプレスリリースで発表される予定です。