iFLYTEK、8月に新型デュアルスクリーン翻訳機2.0を日本市場で発売開始

iFLYTEKが大阪万博で新製品「デュアルスクリーン翻訳機2.0」を発表

2025年4月17日、iFLYTEK JAPAN AI SOLUTIONS株式会社は大阪万博の中国パビリオン内にて、新商品「デュアルスクリーン翻訳機2.0」の発表会を開催しました。この新製品は、二画面を搭載し、リアルタイムでの翻訳を実現することで、多言語コミュニケーションの新しい時代を切り開くことを目指しています。

発表会では、iFLYTEKの副総裁である趙翔（ちょうしょう）氏が事業戦略と技術についての紹介を行い、続いて同社の孙境廷（そんきょうてい）氏が「デュアルスクリーン翻訳機2.0」に関する詳細なプレゼンテーションを行いました。さらに、特別ゲストとして監督の竹内亮氏、上海外国語大学高級翻訳学院執行院長の李正仁（りせいじん）氏、慶應義塾大学経済学部教授の吉川龍生氏を招き、「AIが言語の壁を越えるとき」というテーマのトークセッションも実施されました。

製品の特徴と機能

新たに発表された「デュアルスクリーン翻訳機2.0」は、iFLYTEK独自開発の大規模言語モデル「iFLYTEK Spark LLM」を搭載しています。この翻訳機は、以下のような特長を持っています。

• 二画面搭載：翻訳結果を双方がリアルタイムで確認できるため、シームレスなコミュニケーションが可能です。
• 多言語対応：85言語に対応しており、さまざまな言語間でのコミュニケーションをサポートします。
• 音声認識精度と翻訳スピードの向上：従来のモデルに比べ、これらの性能が大幅に向上しました。

この製品は、2025年8月から日本市場での販売が開始される予定です。

iFLYTEKの企業背景

iFLYTEKは、1999年に中国・合肥で設立された音声AIと人工知能分野のリーディング企業であり、最先端のAI技術を駆使して、1.3億人以上のユーザーに信頼されています。特に、AINOTEという製品は175万人以上の利用者を持ち、41.3億台を超えるデバイスでサービスを提供しています。

また、iFLYTEKは1,000万人以上のパートナーと共にAIを基盤とした革新的なサービスを展開しており、そのデザイン性と革新性が評価されて、iF DESIGN AWARD 2023やRed Dot Winner 2021、GOLDEN PIN DESIGN AWARD 2020など、多くの国際的なデザイン賞を受賞しています。

発表会の様子と今後の展望

発表会では、来場者が新製品を実際に体験できる機会が設けられ、国境を超えたコミュニケーションの可能性を感じる場となりました。iFLYTEKは、ここ大阪万博から「言葉の壁がない未来」を発信し、AI技術を通じてグローバルなコミュニケーションを促進することを目指しています。

今後、iFLYTEKはさらなる技術革新を進め、ユーザーのニーズに応える製品を提供し続けることで、多言語コミュニケーションの未来を切り開いていくことでしょう。

以上のように、iFLYTEKの新製品「デュアルスクリーン翻訳機2.0」は、多言語コミュニケーションを支援する革新的なデバイスとして注目されています。技術の進化により、今後ますます多様な言語間でのコミュニケーションが可能になることが期待されます。