楽天ブックス、4月23日から「こどもの読書週間」開始前に調査結果発表

「楽天ブックス」が発表した「子どもの読書に関する調査」結果

楽天グループ株式会社が運営するオンライン書店「楽天ブックス」は、2025年4月23日（水）から始まる「こどもの読書週間」に先駆けて、妊娠中や育児中のママ・パパを対象とした無料のメンバーシッププログラム「楽天ママ割」メンバー586名を対象に実施した「子どもの読書に関する調査」の結果を発表しました。この調査は、子どもの読書に関する実態を把握し、今後の読書推進活動に役立てることを目的としています。

調査結果は、子どもたちの読書に対する意識や習慣、親が期待する効果などを明らかにしています。特に、約8割の子どもが「本を読むことが好き」と回答し、6割以上が週に2～3回以上本を読むといった結果が得られました。

調査結果のサマリー

• 子どもが「本を読むことが好き」と答えた人は約8割！ 6割以上が週に2～3回以上本を読むと回答
• 読書の方法は3歳では約8割が「（親が）読み聞かせを行う」一方で、小学1年生では約半数が「子ども自身で読む」という結果に
• 子どもに人気のジャンル・親が読んでほしいジャンルともに「絵本」「図鑑」「童話」が上位に
• 約6割の親が「子どもに読書の頻度を増やしてほしいと思う」と回答。読書で期待する効果の1位は「いろいろな知識を得てほしい」

詳細な調査結果

調査結果の詳細は以下の通りです。まず、0歳から小学6年生までの子どもがいるユーザーに対して「子どもは本を読むことが好きか」と質問したところ、約8割が「とても好き」または「まあまあ好き」と回答しました。このことから、多くの子どもが読書に対してポジティブな感情を持っていることがわかります。

また、読書の頻度についても、最も多い回答は「毎日」で34.1%、次いで「週に2～3回」が28.7%でした。これにより、週に2～3回以上本を読むというユーザーが6割以上に達しており、読書習慣の定着が伺えます。

年齢別の読書方法

次に、3歳から小学3年生の子どもがいるユーザーに対して、年齢別に読書の方法を尋ねました。3歳では約8割が「（親が）読み聞かせを行う」と回答しましたが、6歳では「子ども自身で読む」と答えたユーザーの割合が約4割まで上昇しました。小学1年生になると、半数以上が自分で本を読んでいることがわかりました。このことから、小学校入学を機に、子どもたちが主体的に読書に取り組む傾向が見られます。

人気ジャンルと親の期待

調査では、子どもに人気のジャンルと親が読んでほしいジャンルについても尋ねました。結果として、両方のランキングで「絵本」「図鑑」「童話」が上位3位を占めました。しかし、子どもに人気のジャンルの4位には「漫画」（22.6%）がランクインしたのに対し、親が子どもに読んでほしいジャンルのトップ10には「漫画」が含まれないという結果になりました。

親が読んでほしい本には「歴史」「伝記」「学習参考書」といった教育的な要素を含むジャンルが多く挙げられ、知識や教養を身に付けてほしいという期待が見受けられました。一方で、子どもが読む本を選ぶ際には、約7割が「子ども自身が選ぶ」と回答しており、子どもの興味関心に応じて本を選んでいることがわかりました。

読書の頻度と期待される効果

調査の中で「子どもに読書の頻度を増やしてほしいと思うか」という質問をしたところ、約6割が「とてもそう思う」または「ややそう思う」と回答しました。さらに、読書の頻度を増やすために感じている課題としては、「親が忙しく、読み聞かせの時間を取れない」（58.7%）や「子どもが学校や習い事などで忙しく、本を読む時間がない」（52.8%）といった時間的な課題が上位に挙がりました。

また、「読書を行うことで期待する効果」についても調査が行われ、1位は「いろいろな知識を得てほしい」（63.3%）、2位は「発語力・語彙力の向上」（63.0%）、3位は「想像力を伸ばす」（61.9%）という結果が得られました。これにより、親たちが読書を通じて子どもに期待する効果が明確に示されています。

「上野の森親子ブックフェスタ2025」への初出展

さらに、「楽天ブックス」は2025年5月4日（日・祝）から5月5日（月・祝）にかけて、上野恩賜公園で開催される「上野の森親子ブックフェスタ2025」に初めて出展することが決定しました。このイベントは「子ども読書年」の記念事業として2000年にスタートした読書推進イベントで、出版社による書籍の読者謝恩価格での販売や、講演会の実施などが予定されています。

「楽天ブックス」のブースでは、親子で楽しめる「オリジナルしおり作り」体験ができるほか、ノベルティのトートバッグも配布される予定です。このような取り組みを通じて、子どもたちに読書の楽しさを伝える機会を提供していくことが目指されています。

調査の概要と楽天ブックスのサービス

調査は全国を対象に行われ、「楽天ママ割」メンバー586名を対象に、2025年3月21日（金）から3月27日（木）に実施されました。調査の結果は、子どもたちの読書に対する意識や習慣を明らかにし、今後の読書推進活動に役立てることが期待されています。

「楽天ブックス」は本やCD、DVD、ゲームなどの販売を通じて、ユーザーの利便性向上を目的にサービスの拡充に努めています。すべての商品を送料無料で配送するほか、「楽天ポイント」を貯めることができ、支払い時にポイントを利用することも可能です。

以上の結果から、子どもたちの読書に対する関心が高まっていることや、親の期待が明確であることがわかります。今後も「楽天ブックス」は、読書の楽しさを広めるための取り組みを進めていくことが期待されます。