映画『愚か者の身分』が2025年10月24日公開!豪華キャストで描くサスペンス
ベストカレンダー編集部
2025年4月17日 10:44
映画『愚か者の身分』公開
開催日:10月24日

映画化決定!『愚か者の身分』の詳細について
2025年10月24日(金)に全国公開される映画『愚か者の身分』は、第二回大藪春彦新人賞を受賞した西尾潤氏の小説が原作です。この作品は、徳間書店から発行され、戸籍ビジネスの裏側を描いた新時代のクライムノベルとして注目を集めています。映画化にあたり、北村匠海、林裕太、綾野剛の豪華キャストが出演し、期待が高まっています。
本作は、現代社会に生きる若者たちが直面する“闇”をテーマにした、ノンストップの逃亡サスペンスです。物語は、主人公マモルが戸籍ビジネスに関わる中で直面する様々な問題を描いており、最後まで目が離せない怒涛の展開が魅力となっています。

小説『愚か者の身分』のあらすじ
『愚か者の身分』は、身寄りも身分証も金もない主人公マモルが、SNSを駆使して優良人物を探し出し、戸籍を売買する仕事をする様子を描いています。彼は女性を装い、巧妙に相手の個人情報を引き出すことで報酬を得ています。
しかし、ある日、上司からの不可解な指示により、同僚タクヤとの距離を置くように命じられます。タクヤの部屋を掃除することになったマモルは、そこで見つけた血痕に衝撃を受け、タクヤがこの世にいないことを知ります。その後、タクヤからの不気味なメッセージが届き、物語はさらなる展開を迎えます。

著者・西尾潤氏のプロフィール
西尾潤氏は、大阪府出身の作家で、2018年に第二回大藪春彦新人賞を受賞しました。2019年には『愚か者の身分』でデビューを果たし、その後も『マルチの子』や『無年金者ちとせの告白』『フラワー・チャイルド』などの著作を発表しています。
彼の作品は、現代社会の問題を鋭く描写し、多くのメディアで取り上げられています。特に『マルチの子』は第24回大藪春彦賞候補に選ばれ、第4回細谷正充賞を受賞するなど、話題を呼びました。

映画の制作情報とキャスト
映画『愚か者の身分』は、プロデューサーに森井輝氏、監督に永田琴氏、脚本に向井康介氏が参加しています。キャストには、主人公マモルを演じる北村匠海、タクヤ役の林裕太、梶谷役の綾野剛が名を連ねています。
今回の映画化に際し、西尾潤氏は「人は生まれる身分を選べない。では、それが売買できるとしたら?」というテーマを掲げ、本作の魅力を語っています。彼はまた、キャラクターたちが映像化されることに対する感謝の気持ちを述べています。

映画のビジュアルとプロジェクト映像
映画のイメージビジュアルでは、タクヤ、マモル、梶谷の3人が新宿・歌舞伎町の街を背景に肩を組み、笑い合う姿が捉えられています。このシーンは、彼らの日常の一瞬を表現しており、作品の“闇ビジネス”とは対照的な普通の瞬間を感じさせます。
さらに、プロジェクト映像では、メイキング風景やキャストが役柄について語る様子が収められており、制作陣が伝えたい“日本の今”というテーマが感じられる内容となっています。YouTubeでも公開されており、視聴者に本作への期待感を高めています。
書誌情報と関連情報
『愚か者の身分』は、徳間文庫から2021年5月に刊行され、定価は792円(税込)です。ページ数は352ページで、ISBNは978-4-19-894648-7となっています。全国の書店やネット書店で好評発売中です。
また、西尾潤氏の別の著作『マルチの子』も好評で、2023年9月に刊行され、定価は1,045円(税込)です。こちらも多くのメディアで取り上げられ、話題となっています。
項目 | 詳細 |
---|---|
タイトル | 愚か者の身分 |
著者 | 西尾潤 |
映画公開日 | 2025年10月24日(金) |
キャスト | 北村匠海、林裕太、綾野剛 |
書誌情報 | 徳間文庫、2021年5月刊行、定価792円(税込) |
『愚か者の身分』は、現代社会の暗い側面を描いた作品であり、映画化によって新たな形で多くの人々に届くことが期待されています。原作の魅力をそのままに、スクリーンでの展開が楽しみです。
参考リンク: