ユヴァル・ノア・ハラリの新作『NEXUS』プロローグが4月11日から無料公開中
ベストカレンダー編集部
2025年4月17日 10:28
プロローグ無料公開
開催日:4月11日

ユヴァル・ノア・ハラリの最新作『NEXUS 情報の人類史』が話題に
河出書房新社は、2025年3月5日に歴史学者であり哲学者のユヴァル・ノア・ハラリ氏による最新刊『NEXUS 情報の人類史(上・人間のネットワーク/下・AI革命)』を発表しました。この書籍は、発刊からわずか1ヶ月で15万部を突破し、Amazonのオールジャンルで1位と2位を独占するなど、瞬く間に話題の書となりました。
本書の特長は、上巻「人間のネットワーク」と下巻「AI革命」の2部構成で、計600ページを超えるボリュームを誇ります。特に、プロローグにおいては本書のエッセンスが凝縮されており、混沌とする現代が抱える課題を人類史のスケールで鋭く指摘しています。

プロローグの特別無料公開
本日、2025年4月11日より、Web河出にて『NEXUS』の「プロローグ」全文(約20,000字)が特別に無料公開されています。この機会に、ハラリ氏の思考の深さや現代社会への鋭い洞察を体感することができます。
プロローグは、次のような一文から始まります。「私たちは自らの種を「ホモ・サピエンス」と名づけた——「賢いヒト」という意味だ。だが、どれだけその名に恥じぬ生き方をしてきたかは疑わしい。」この言葉は、現代人が直面する倫理的な問いを投げかけています。
書籍の人気と受容
『NEXUS 情報の人類史』は、発売直後から各種書店でのランキングでも1位を獲得しています。具体的には、紀伊國屋書店全店や丸善ジュンク堂書店全店、TSUTAYA全店など、全国の主要書店で人文書等ジャンルの1位にランクインしました。
また、電子書籍版も各ストアでのランキングで上位を占めており、以下のような実績があります:
- 紀伊國屋kinoppy1位(人文/上巻・3月度月間)
- ブックライブ1位(学術・語学/合本版・3月度月間)
- 楽天Kobo1位(社会科学/上巻・4月3日時点)
- Apple Books1位(歴史有料/上巻・4月2日時点)
- GooglePlayブックス1位(歴史/上巻・4月2日時点)
このように、書籍は多くのメディアに取り上げられ、現代社会における重要なテーマについての議論を喚起しています。
本書のテーマと内容
『NEXUS』では、SNSでの偽情報や陰謀論、メディアの規制、独裁化、世界の分断といった現代の課題が取り上げられています。特に、昨年9月に英語版が刊行されて以来、米大統領選でのトランプ氏再選を予言するかのような内容が注目されています。
また、生成AIの進化が人類にもたらす影響についても考察されており、ハラリ氏は人間ならざる知能にどう立ち向かうべきか、そして未来に向けたヒントを数多く提示しています。
著者と翻訳者の紹介
著者のユヴァル・ノア・ハラリ氏は、1976年生まれの歴史学者であり哲学者です。オックスフォード大学で中世史や軍事史を専攻し、2002年に博士号を取得。その後、ケンブリッジ大学で特別研究員として活動しています。彼の著書『サピエンス全史』『ホモ・デウス』『21 Lessons』は、いずれも世界的なベストセラーとなり、累計4500万部以上が発行されています。
翻訳を担当した柴田裕之氏は、早稲田大学及びEarlham Collegeを卒業した翻訳家であり、ハラリ氏の他の著作も手掛けています。
書誌情報と購入方法
『NEXUS 情報の人類史』は、以下の書誌情報で刊行されています。
書名 | NEXUS 情報の人類史(上・人間のネットワーク/下・AI革命) |
---|---|
著者 | ユヴァル・ノア・ハラリ |
訳者 | 柴田裕之 |
仕様 | 四六判/上製/(上)304ページ、(下)328ページ |
発売日 | 2025年3月5日(電子書籍も同日配信開始) |
定価 | 各巻税込2,200円(各巻本体2,000円) |
ISBN | (上)978-4-309-22943-0/(下)978-4-309-22944-7 |
出版社 | 河出書房新社 |
この書籍は、現代人にとって必読の内容が詰まっており、特に現代社会の複雑な問題に対する理解を深めるための重要なリソースとなることでしょう。
以上の情報を元に、『NEXUS 情報の人類史』の魅力を感じ取り、ぜひプロローグを読んでみることをお勧めします。プロローグ全文は、以下のリンクから特別に無料でアクセスできます。
ハラリ氏の洞察を通じて、現代社会が抱える問題に対する新たな視点を得ることができるでしょう。
参考リンク: