JR北海道が4月1日から法人カード「UPSIDER」を全社導入し経理をDX化
ベストカレンダー編集部
2025年4月1日 10:49
UPSIDER全社導入
開催日:4月1日
JR北海道が法人カード「UPSIDER」を全社導入し経理DXを推進
株式会社UPSIDER(以下、UPSIDER)は、2025年4月1日より北海道旅客鉄道株式会社(以下、JR北海道)に法人カード「UPSIDER」を全社導入することを発表しました。この導入により、JR北海道は経費管理の効率化とキャッシュレス化を実現し、業務負担の軽減を目指します。
JR北海道は、北海道を中心に2,000kmを超える路線網を有し、安全な鉄道輸送サービスを提供しています。新幹線の札幌延伸や札幌駅周辺の再開発事業、新たな観光列車の導入など、地域の未来を支えるプロジェクトを推進しています。このたびのUPSIDERの導入は、全社的な経費管理の効率化を目的としています。
UPSIDER導入の背景と効果
JR北海道の財務部副課長、清水俊和氏は、UPSIDER導入の背景について次のように述べています。
- 現金の運用には補充作業や釣銭のやり取りといった煩雑さが伴い、過不足のリスクが存在する。
- 経理業務の負担を軽減するために、現金からデジタル決済への移行を模索していた。
UPSIDERカードは、必要なときにすぐに設定・利用でき、現金と同じように即時性を持って扱うことができます。また、管理画面でリアルタイムに利用実績を確認できるため、経理担当者がその都度チェックでき、透明性の向上につながります。さらに、日本国内・日本円での利用において費用が一切かからないため、導入コストの負担がなく、スムーズな全社導入が可能でした。
先行して導入した部署では、小口現金の利用が平均して半減するなど、すでに業務効率化の成果が現れています。社内からも好意的な声が上がっており、今後の定着がさらに期待されています。
UPSIDERの機能と特徴
UPSIDERは、上場企業に求められるガバナンスと生産性を両立させるために、さまざまな機能を提供しています。具体的には、以下のような機能が含まれています。
- 利用先限定機能:不正利用を防止するため、決済可能なサービスを制限します。
- 経理業務の電子化:経費精算をはじめとする経理業務を電子化し、ペーパーレス化に貢献します。
- リアルタイム管理:利用履歴が即時に管理画面に反映されるため、経理担当者は常に最新の情報を把握できます。
これらの機能により、上場企業の利便性と安全性が向上し、経理業務の効率化が図られます。
株式会社UPSIDERの企業情報
株式会社UPSIDERは、「挑戦者を支える世界的な金融プラットフォームを創る」をミッションに、法人カード「UPSIDER」を提供しています。2024年9月時点で、累計決済額は4,500億円を突破しています。UPSIDERは、決済だけでなく、決済前の手続きから決済後の管理まで、一貫したサービスを提供しています。
また、2023年9月には新たにAIチャット型業務ツール「UPSIDER Coworker」をリリースし、SlackやMicrosoft Teamsなどのチャットツールと連携して業務の自動化を進めています。このような取り組みを通じて、成長を続ける企業のニーズに合ったサポートや機能リリースを行っています。
JR北海道とUPSIDERの今後の展望
JR北海道は、UPSIDERの導入を通じて経理DXを推進し、経費管理の効率化を図ることで、より安全で快適な鉄道輸送サービスの提供を目指しています。今後も新幹線札幌延伸や新たな観光列車の導入などを通じて、地域の未来に貢献していく方針です。
一方、UPSIDERは、法人カードだけでなく、企業間の取引におけるあらゆる銀行振込のお支払いをクレジットカードで決済できる「支払い.com」や、グロースステージのベンチャー企業に対する融資を進める子会社「株式会社UPSIDER Capital」を設立するなど、事業の拡大を図っています。
| 企業名 | 設立 | 代表者 | URL |
|---|---|---|---|
| 北海道旅客鉄道株式会社 | 1987年4月 | 綿貫 泰之 | jrhokkaido.co.jp |
| 株式会社UPSIDER | 2018年5月 | 宮城 徹、水野 智規 | up-sider.com |
今回のUPSIDER導入により、JR北海道は経費管理の効率化とキャッシュレス化を実現し、業務負担を軽減することが期待されます。UPSIDERは、今後も成長企業を支援するための機能リリースを続け、企業のニーズに応じたサービスを提供していく方針です。
参考リンク: