文京学院大学の学生が制作した特撮映画『ヴァリドマン』2025年度公開予定
ベストカレンダー編集部
2025年3月4日 12:18
ヴァリドマン公開
開催日:1月1日
文京学院大学が制作する青春特撮バトル映画『ヴァリドマン』について
文京学院大学(学長:福井勉)は、経営学部 公野勉教授が率いる公野研究室の院生・学生24名によって、青春特撮バトル映画『ヴァリドマン』の制作を発表しました。この映画は2025年度に劇場公開される予定です。
本作は「公野研究室で特撮を撮りたい」という夢を持って入学した学生が、大学・大学院卒業までの構想2年、制作期間3年の計5年をかけて制作した公野研究室初の特撮映画です。物語は文京区の街を舞台に、美少女と妖怪たちの日本の運命を巡る青春バトルを描いています。
映画『ヴァリドマン』のストーリーとキャスト
『ヴァリドマン』は、大学生のミクが巨大ヒーロー・ヴァリドマンとなる物語です。ミクは父親の火葬が行われた日、アルバイトで着ぐるみのカッタンと文京区を周りますが、実はカッタンの中には古代のムー大陸人が入っていました。カッタンは、ミクにタイフーと戦うヴァリドマンになるよう懇願します。
本作のキャストには、以下のような豪華なメンバーが揃っています。
- ミク役:俳優・北澤実佳
- カッタン役:声優・杉田智和
- オゴメ役:神代知衣
- 姑獲鳥役:富樫未来
公野研究室公式YouTubeチャンネルでは特報も公開されており、興味のある方はぜひご覧ください。特報のリンクは以下の通りです。
制作背景と公野教授の役割
本作の監督・脚本を担当するのは、経営学部の公野勉教授です。公野教授は、円谷プロダクション入社後、東北新社、ギャガを経て日活の制作・配給担当取締役を務め、タカラトミーやタツノコプロの担当役員も歴任した経歴を持っています。現在は文京学院大学で教授として教鞭を執りながら、映画監督や舞台コンテンツの制作でも活躍しています。
公野研究室では、映画、舞台、アニメーション、コミック、玩具、キャラクター等のコンテンツを中心に、様々な企業との提携を通じて、そのコンテンツのメカニズムと市場性を検証しています。『ヴァリドマン』は、研究室の学生たちが一丸となって制作を進めており、特に無類の怪獣好きで怪獣映画に強い情熱を抱いた一人の学生が中心となって企画が進められました。
制作の過程と学生のコメント
公野教授の指導のもと、学生たちは試行錯誤を重ねながら、プロデューサー、美術制作、特撮撮影、キャストオファー、編集などを行い、劇場公開に向けて進行しています。2022年の夏には、ジオラマセットでの怪獣とヒーローの特殊撮影や特殊カメラによる高速撮影を実施し、2023年には本編撮影、2024年には追撮を行う予定です。
特技監督を務める小林律貴(文京学院大学大学院経営学研究科2年)は、以下のようにコメントしています。
『ヴァリドマン』構想から5年、紆余曲折を経てようやく完成まで漕ぎつくことができました。この映画を作るにあたって、撮影から編集、美術の制作など何から何まで初めての経験ばかりで、新鮮な体験ながらも、理想とのギャップや自身の技量に悩むことも沢山ありましたが、公野先生をはじめ、ゼミ生皆の支えもあり、拙いながらも全力で作品と向き合ってきました。
私の「特撮をやりたい」という夢ともう一つ、「怪獣になりたい」という夢も叶える事が出来たこの作品を沢山の人に見てもらえたら嬉しいです。
まとめ
映画『ヴァリドマン』は、文京学院大学の経営学部公野研究室の学生たちが中心となって制作した特撮映画であり、2025年度の劇場公開を予定しています。学生たちの情熱と努力が詰まった本作は、文京区を舞台にした日本の運命を巡る青春バトルを描いています。以下に、この記事で紹介した内容をまとめました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 映画タイトル | ヴァリドマン |
| 制作大学 | 文京学院大学 |
| 監督・脚本 | 公野勉教授 |
| 主要キャスト | 北澤実佳(ミク役)、杉田智和(カッタン役)、神代知衣(オゴメ役)、富樫未来(姑獲鳥役) |
| 公開予定 | 2025年度 |
このように、多くの学生が関わり合いながら制作された『ヴァリドマン』は、特撮映画としての魅力を持ちつつ、学生たちの成長物語でもあります。今後の進展が期待される作品です。
参考リンク: