ロイヤル・バレエ『くるみ割り人形』が2024年2月7日より再上映、映画館で楽しむクリスマスの物語
ベストカレンダー編集部
2025年2月5日 05:42
くるみ割り人形再上映
開催日:2月7日

ロイヤル・バレエ『くるみ割り人形』の再上映が決定
2025年2月4日、東宝東和株式会社より発表された情報によると、ロイヤル・オペラ・ハウスで繰り広げられる英国ロイヤル・バレエの舞台が、映画館で楽しめる「英国ロイヤル・オペラ・バレエ&オペラ in シネマ」の一環として、2024年2月7日(金)より再上映されることが決まりました。昨年大好評を博した『くるみ割り人形』は、喜びと幸せに満ちたクリスマスの物語として、今年も多くの観客を魅了することでしょう。
この上映は、ロイヤル・オペラ・ハウスが「ロイヤル・バレエ&オペラ」と改称した2024/25シーズンに合わせて行われ、全10作品が各1週間限定で全国公開される予定です。映画館の大スクリーンと迫力ある音響で、現地さながらの体験を提供することを目的としています。

『くるみ割り人形』の魅力
『くるみ割り人形』は、誰もが愛するクリスマスの物語として広く知られています。金平糖の精役を演じるのは、2019年のシネマでクララを演じたアナ・ローズ・オサリヴァンです。彼女はエレガントでクリアな踊りと豊かな音楽性、磨き抜かれたテクニックで観客を魅了します。
王子役には、マルセリーノ・サンベがキャスティングされています。彼は2019年の『くるみ割り人形』でオサリヴァンを相手にハンス・ピーターを演じた経験があり、二人はロイヤル・バレエ・スクールの同級生でもあります。流麗なリフトや息の合ったパ・ド・ドゥなど、盤石なパートナーシップが期待されます。

日本人ダンサーの活躍
シネマシーズンの魅力の一つは、日本人ダンサーの活躍が観られることです。佐々木万璃子は金平糖の精役を別公演で演じ、2024年春には『白鳥の湖』のオデット/オディール役のデビューも果たします。彼女は1幕でヴィヴァンデール役、2幕では花のワルツのリードを優雅に踊ります。
また、中尾太亮はロシアの踊りでダイナミックな跳躍を披露し、五十嵐大地は魔術師ドロッセルマイヤーのアシスタント役を演じます。この二人も別公演でハンス・ピーター役に抜擢されており、今後の躍進が期待される存在です。

特別な解説とキャストの思い
再上映にあたっては、冒頭でプリンシパルの1人マリアネラ・ヌニェスによる解説も見ることができる特別な内容となっています。彼女は『くるみ割り人形』の魅力について語り、豪華なキャストたちがそれぞれの思いを映画の中で共有します。
マリアネラ・ヌニェスは、「私たちは誇りをもってこのプロダクションをお届け致します」と述べ、ロイヤル・バレエ団が一丸となって創り上げた作品であることを強調しています。また、ソフィー・アルナット(クララ役/ソリスト)は、踊り続けるスタミナの難しさと、踊り始めるとおとぎ話の夢の中にいるような気持ちになることを語っています。

演出と音楽
『くるみ割り人形』は、振付がレフ・イワーノフに基づき、ピーター・ライトによって演出されています。音楽はピョートル・イリイチ・チャイコフスキーによるもので、物語の台本はE.T.Aホフマンに基づき、マリウス・プティパが手掛けています。
このプロダクションは、ロイヤル・オペラ・ハウス管弦楽団によって演奏され、指揮はアンドリュー・リットンが担当します。美術や照明デザインにもこだわりが見られ、観客にとって忘れられない体験となることでしょう。

上映情報とキャスト
『くるみ割り人形』の上映は、2024年2月7日(金)よりTOHOシネマズ 日本橋ほかにて公開されます。公式サイトでは、上映スケジュールやキャスト情報が公開されており、観客は事前に確認することができます。
役名 | キャスト |
---|---|
金平糖の精 | アナ・ローズ・オサリヴァン |
王子 | マルセリーノ・サンベ |
ドロッセルマイヤー | トーマス・ホワイトヘッド |
クララ | ソフィー・アルナット |
ハンス・ピーター/くるみ割り人形 | レオ・ディクソン |
ヴィヴァンデール | 佐々木万璃子 |
ドロッセルマイヤーの助手 | 五十嵐大地 |
このように、ロイヤル・バレエ『くるみ割り人形』は、豪華なキャストとともに、観客に特別な体験を提供することを目指しています。映画館でのバレエ鑑賞は、ライブでの観劇とは異なる魅力があり、ぜひこの機会に足を運んでみることをお勧めします。
参考リンク: