1月28日から東京で開催！音楽朗読劇「三毛猫ホームズ」の魅力を探る

音楽朗読劇「三毛猫ホームズ」が大阪で開幕

2025年1月24日、音楽朗読劇「三毛猫ホームズ」が大阪のCOOL JAPAN PARK OSAKA WWホールにて開幕しました。この公演は、赤川次郎の人気ミステリー小説「三毛猫ホームズ」シリーズを基にした初の音楽朗読劇であり、観客に新たな形で物語を楽しんでもらうことを目的としています。

「三毛猫ホームズ」シリーズは、1978年に初めて刊行されて以来、現在までにシリーズ累計発行部数が3000万部を突破しています。今回の音楽朗読劇では、1983年に発表された『三毛猫ホームズの騎士道』のストーリーを舞台にしています。物語の中心には、女と血が苦手な刑事・片山義太郎と彼の飼い猫・ホームズがいます。

キャスト紹介と物語の概要

片山義太郎役には、ミュージカル「刀剣乱舞」シリーズで知られる岡宮来夢がキャスティングされています。彼は、優しい性格を持つ刑事を見事に演じており、観客に感情を伝える力強い歌声も披露しています。一方、ホームズ役には水江建太が選ばれ、ミステリアスで聡明な猫の心情を歌と語りで表現しています。

物語は、ドイツの古城を舞台にした事件から始まります。日本有数の資産家・永江一族の次男・英哉が新居として購入した古城で、妻・智美が不気味な処刑道具の前で命を落とすという衝撃のオープニングシーンが展開されます。このシーンは、朗読劇とは思えないほどの臨場感で描かれ、観客を引き込む力があります。

音楽朗読劇の特長と演出

音楽朗読劇という新たな形態である本作は、ピアノとギターによる生演奏が舞台を彩ります。キャストは台本を持ちながらも舞台上を自由に動き回り、照明演出とともにさまざまな空間を作り出しています。これにより、観客は物語の中に引き込まれる感覚を味わうことができます。

特に注目すべきは、片山とホームズの関係性が音楽を通じて描かれる点です。ホームズの歌声は観客には聞こえますが、片山にはその鳴き声しか聞こえないという独特の演出が施されています。この設定は、観客にとって新鮮で面白い体験を提供します。

物語の進行とキャラクターの深掘り

物語は、片山刑事とホームズがドイツに向かう飛行機内から始まります。片山は、永江和哉から依頼を受け、英哉が所有する古城に招かれます。同行者には、和哉の後妻や息子、秘書などが含まれ、各キャラクターが物語の中で重要な役割を果たします。

物語が進むにつれて、兄弟間の疑心暗鬼や、英哉の妻を殺害した容疑者の絞り込みが展開され、緊迫感が高まります。観客は、英哉が姿を消した後に起こる事件の真相を追いかけることになります。舞台上には原作のサブタイトルが映し出され、その中にはトリックが隠されているため、観客は注意深く見る必要があります。

キャストとスタッフの紹介

本作には、以下のようなキャストが参加しています：

• 片山義太郎 ：岡宮来夢
• ホームズ ：水江建太
• 由谷：中村太郎
• 石津：京典和玖
• 永江英哉：須賀貴匡
• 永江有恵：大湖せしる
• 永江和哉：天宮良

また、スタッフには、原作の赤川次郎をはじめ、演出の石丸さち子、脚本・作詞の保科由里子、音楽のただすけなどが名を連ねています。美術や照明、音響なども高いクオリティで、観客に素晴らしい視覚と聴覚の体験を提供します。

公演情報と問い合わせ先

音楽朗読劇「三毛猫ホームズ」は、以下の日程で公演が行われます：

公演に関する問い合わせは、KADOKAWA イベントサポートにて受け付けています。チケットに関する問い合わせは、オデッセーが担当しています。公式HPやイベント公式Xアカウントも用意されているため、詳細はそちらを参照してください。

まとめ

音楽朗読劇「三毛猫ホームズ」は、赤川次郎の人気ミステリー小説を基にした新たな試みであり、観客に新鮮な体験を提供しています。キャストの演技や音楽、生演奏による臨場感が相まって、物語の世界に引き込まれることができます。公演の詳細や問い合わせ先は以下の通りです。

この公演を通じて、赤川次郎の作品が新たな形で楽しめることを期待しています。