大和ハウスが2025年4月1日に給与改定と新卒初任給を大幅引き上げ
ベストカレンダー編集部
2025年1月20日 14:57
給与改定と初任給引上げ
開催日:4月1日
給与水準の改定と初任給の引き上げについて
大和ハウス工業株式会社(本社:大阪市、社長:芳井敬一)は、2025年4月1日より、従業員の月例給与水準を改定し、年収で平均10%のアップを実施することを発表しました。この改定は、企業理念に基づいた人事施策の一環として行われるものであり、従業員の生活環境の向上を目指しています。
さらに、同日入社予定の新卒社員に対しても、初任給を月額25万円から月額35万円に引き上げることが決定されました。これにより、若年層の人材獲得を強化し、企業の成長を支える人財の確保を目指します。
給与水準の改定(ベースアップ)の詳細
今回の給与改定は、特に若年層や中堅層への配分を厚くし、業績に左右されない月例給与水準を大幅に引き上げることを目的としています。これにより、従業員が安心して意欲的に能力を発揮できる環境を整備し、長期的な事業成長を支える人財を確保することが期待されます。
具体的な改定内容は以下の通りです。
- 月例給与の見直し: 社会情勢や当社業績を踏まえ、月例給与と賞与の比率を見直し、従業員の年収を約10%増加させる。
- 新卒初任給の引き上げ: 2025年4月入社予定の新卒社員の初任給を350,000円に引き上げ。
企業理念と人財施策の重要性
大和ハウス工業は、「事業を通じて人を育てること」や「企業の前進は先ず従業員の生活環境の確立に直結すること」という社是を掲げています。この理念を基に、多様な人財が活躍できる環境を整備し、人的資本への投資を加速させています。
近年の物価上昇を受け、継続的な給与改定を行ってきた同社ですが、2025年度は特に大幅な改定を行うことにしました。これは、社会情勢や経済環境の変化に応じた柔軟な対応を意識した結果です。
従業員の成長を促進する取り組み
大和ハウス工業では、従業員の成長を促進するために、さまざまな取り組みを実施しています。直近では、社内起業制度「Daiwa Future100」の設立や「67歳選択定年制度」の導入、リスキリングを促す自律学習プラットフォームの運用などが挙げられます。これらの施策は、従業員の意欲やキャリアデザインに合わせた成長の機会を創出しています。
また、経営戦略と連動した人財ポートフォリオの策定や最適化に向けた人財配置を進め、個人と組織の相互成長を目指しています。従業員の生涯活躍を見据えた制度設計や柔軟な採用を通じて、「稼ぐ力の強化」と「従業員エンゲージメントの向上」を両立する人財戦略を加速しています。
給与改定の推移と今後の展望
以下に、直近の給与改定や初任給、新卒採用数の推移を示します。これにより、同社の取り組みの成果や今後の方針をより具体的に理解することができます。
| 項目 | 推移 |
|---|---|
| 給与改定の推移 | 2025年度は10%の増加を計画 |
| 初任給の推移 | 2025年4月から月額350,000円 |
| 新卒採用数の推移 | 継続的な増加を目指す |
大和ハウス工業株式会社は、今後も従業員の生活環境を向上させるための取り組みを続け、企業の持続的な成長を実現していく方針です。このような施策により、従業員が安心して働ける環境を整え、企業全体の成長を支える人財を育成していくことが期待されます。