YouTuberが魚介の魅力を発信!12月12日から始まる新たな消費促進活動

水産物消費促進活動

開催日:12月12日

水産物消費促進活動
水産物消費量を増やすためにどんな取り組みをしてるの?
Carry OnはYouTuberを活用し、魚介類の調理法やレシピを動画で紹介し、魚の魅力を広めています。
魚介類の消費が減っている理由は何?
価格が高い、調理が面倒、調理方法がわからないといった理由が消費者の調査で挙げられています。

水産物消費量増加を目指す取り組み

株式会社Carry On(キャリオン)は、所属するYouTuberを活用し、日本国内の水産物の消費量を増加させることを目指しています。この取り組みは、一次産業事業者と協力し、各YouTuberのオリジナルストアでの魚介類の販売や、魚介離れの要因を解消する動画コンテンツの提供を通じて行われています。

水産物消費量の現状を見てみると、農林水産省の「食料需給表」や国際連合食糧農業機関の報告によれば、過去50年間で世界の1人当たりの食用魚介類の消費量は約2倍に増加しています。しかし、日本においては2001年から2018年にかけて、消費量が50年前の水準まで減少しているという厳しい現実があります。

【YouTuber×魚】水産物消費量増加を目指して 画像 2

YouTubeでの発信による魚介類の魅力の再発見

魚介類を購入しない理由として、消費者モニター調査では「価格が高い」「調理が面倒」「調理方法を知らない」といった意見が挙げられています。これに対抗する形で、Carry OnはYouTuberを通じて、魚介類の魅力を発信する取り組みを行っています。

具体的には、以下のような内容が展開されています。

  • 手軽に調理ができる方法とレシピの公開
    動画では、魚の捌き方や魚を使った料理レシピが詳しく説明されており、視聴者は実際に捌いているシーンを近くで見ることができます。これにより、魚の捌き方や調理法を簡単に学ぶことができ、料理への敷居が下がります。
  • 手に取りやすい価格帯での販売
    市場ではあまり出回らない高級魚や、朝獲れた新鮮な魚を手に取りやすい価格で提供しています。漁師との直接取引により、品質の高い魚を低価格で販売することが可能となり、一次産業の活性化にも寄与しています。
【YouTuber×魚】水産物消費量増加を目指して 画像 3

環境にやさしい取り組みと食品ロスの防止

近年、魚介類が持つサステナビリティへの関心が高まっています。Carry Onでは、環境保全やサステナブルな取り組みを積極的に実施しています。

その一例として、以下の取り組みが挙げられます。

  1. ガンガゼウニの有効活用
    磯焼けの原因となるガンガゼウニを食材として活用し、藻場の消失を防ぎ、海中の環境保全を図る取り組みを行っています。販売開始5分で即完売するなど、大人気の商品となりました。
  2. 未利用魚の活用
    未利用魚とは、サイズや見た目が規格外で市場に出回らない魚のことです。Carry Onは、未利用魚を全国の食卓に届ける取り組みを行い、食品ロスの防止と日本の食料自給率の向上を目指しています。
  3. オオズワイガニの販路開拓
    北海道の漁協との連携により、販路がなく廃棄予定だったオオズワイガニを救出し、1か月で約66トンを販売しました。この取り組みは、食品ロスの防止に寄与し、一次産業の活性化にも貢献しています。
【YouTuber×魚】水産物消費量増加を目指して 画像 4

消費者の選択が社会貢献に繋がる

水産資源は、適切に管理されることで持続可能な資源となります。Carry Onでは、サステナブルな取り組みを推進し、環境保全や食品ロスの防止に向けた活動を行っています。

YouTuberの発信力を活かし、漁協と連携することで、幅広い年齢層にアプローチできるよう努めています。消費者が何を購入するかを選択することで、「一次産業を支えている」「社会貢献をしている」という意識を持つことができるような付加価値を提供しています。

今後も、所属YouTuberと共に魚介の魅力を発信し、水産消費量の増加に繋がる取り組みを続けていく予定です。

取り組み内容 詳細
手軽な調理法の紹介 YouTube動画で魚の捌き方やレシピを公開
手に取りやすい価格での販売 高級魚や新鮮な魚を低価格で提供
ガンガゼウニの活用 環境保全を目的に食材として販売
未利用魚の活用 廃棄される魚を全国に届ける取り組み
オオズワイガニの販路開拓 66トンのカニを救出し販売

これらの取り組みを通じて、Carry Onは水産物消費量の増加を目指し、持続可能な社会の実現に向けて貢献していきます。

参考リンク: