3月7日登壇:秘密計算×AIで挑む不正カード検知
ベストカレンダー編集部
2026年3月5日 19:16
IPSJ-ONE 2026登壇
開催日:3月7日
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GMOインターネットグループのエキスパートがIPSJ-ONEに登壇 — 不正決済検知の最前線を語る
GMOインターネットグループは、2026年3月7日(土)に開催される情報処理学会主催のプレゼンテーションイベント「IPSJ-ONE 2026」において、同グループのエキスパートである酒見由美氏(GMOインターネットグループ株式会社 上席研究員/GMOコネクト株式会社)が登壇することを発表しました。プレスリリースは2026年3月5日 17時00分に配信されています。
今回の登壇では、クレジットカードの不正利用対策をテーマに、AIと秘密計算技術を組み合わせた検知技術の適用事例と検証成果が紹介されます。複数事業者のデータを直接共有することなく学習を可能にする手法を中心に、プライバシー保護と実運用に関するポイントが示される予定です。
発表の狙いと扱う課題
講演タイトルは「クレジットカード不正利用と戦う 秘密計算×AIの挑戦」です。クレジットカード不正利用は生活者に身近かつ深刻な社会課題であり、その高度な検知には複数事業者が保有する取引データを有効に活用することが重要です。しかしデータ共有にはプライバシーや法制度上の制約が生じます。
そこで本講演では、データの開示を伴わずに機械学習を行う手法として秘密計算技術およびプライバシー保護連合学習を取り上げ、実際の適用と検証成果をわかりやすく提示することが狙いです。AIエージェント時代に求められる安心・安全なデータ流通基盤の実現に向けた示唆も発信されます。
講演の内容と技術解説 — 秘密計算と連合学習の活用
講演は、秘密計算技術の概要説明から始まり、実際のクレジットカード不正検知タスクにおける適用事例、検証結果、そして運用上の考慮点へと展開される構成が予定されています。技術的には暗号化したまま計算を行う仕組みと、それを機械学習の学習フェーズに組み込む手法が中心です。
秘密計算技術は、データを暗号化したまま計算・分析を可能にするプライバシー保護技術の一つです。この技術により、各事業者が保有するデータそのものを互いに開示することなく、複数事業者のデータを組み合わせた統計分析や機械学習が可能になります。講演ではこの技術的特性をビジネス課題に即して解説します。
技術のポイントと実装上の留意点
講演では以下のような技術的・実務的ポイントが扱われる見込みです。これらは実運用での有効性と安全性を担保するための重要な観点です。
- データを非開示のまま学習可能にする暗号化手法の選定基準
- プライバシー保護とモデル精度のトレードオフ管理
- 複数事業者間での合意形成や法的・制度的制約の取り扱い
- 実運用における計算コストとインフラ要件
- AIエージェント時代に必要なデータ流通基盤の設計指針
これらのポイントは単なる研究成果の提示に留まらず、GMOインターネットグループが持つインフラ・決済・セキュリティの実運用経験に基づく実践的な示唆が含まれる予定です。
登壇者プロフィールとGMOインターネットグループの取り組み
登壇者は酒見由美(さけみ ゆみ)氏で、GMOインターネットグループのエキスパートに登録されています。所属はGMOインターネットグループ株式会社 上席研究員/GMOコネクト株式会社です。専門はコンピュータセキュリティや機械学習で、AIと暗号技術を融合したプライバシー保護機械学習技術の研究開発をリードしています。
酒見氏は学生時代から高機能暗号の研究開発に携わり、その成果はブロックチェーンでの採用や暗号技術の安全性評価において国際的な評価を受けた実績があります。近年は日本国産の暗号技術をグローバルに展開するため、IETFでの標準化活動や国家プロジェクトへの参画を通じて導入時の課題解決に取り組んでいます。
「エキスパート」制度と酒見氏の役割
GMOインターネットグループの「エキスパート」制度は、特定の専門分野で技術的卓越性と発信力を兼ね備えた従業員に対し、最大で年間100万円の活動費を支給する制度です。本講演に登壇する酒見氏は同制度の一員として、技術的見地から業界や若手研究者に向けた知見の提供を行います。
酒見氏は自身の経験を通じて、研究開発を社会実装へつなげる際の実務的な知見や若手研究者に向けた示唆を伝えることを意図していると説明されています。研究成果の実社会での受容に向けた標準化や導入時の問題解決に深く関与してきた経歴が、講演内容の信頼性を支える要素となります。
イベント概要、推薦・選定の仕組み、参加方法
「IPSJ-ONE 2026」は一般社団法人 情報処理学会が主催する年次イベントで、情報処理学会各研究会から推薦されたトップ研究者・技術者が短時間で最先端の研究や技術を発表する形式です。GMOからの登壇はコンピュータセキュリティ(CSEC)研究会の推薦によるものです。
イベントの基本情報は以下の通りです。配信についてはYouTube LIVEでの配信が予定されています。公式情報は主催者のウェブサイトで確認できます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| イベント名 | IPSJ-ONE 2026 |
| 主催 | 一般社団法人 情報処理学会(IPSJ) |
| 日時 | 2026年3月7日(土)15:20〜17:20(予定) |
| 会場 | 情報処理学会 第88回全国大会 松山大学 文京キャンパス(現地) |
| 配信 | YouTube LIVE 配信あり(予定) |
| 公式URL | https://ipsj-one.org/ |
IPSJ-ONEの特徴と価値
IPSJ-ONEは各研究会の推薦制により選ばれた登壇者のみが発表する場であり、アルゴリズム、ネットワーク、AI、IoT、量子コンピュータ、エンターテインメント、セキュリティなど多岐にわたるテーマが集まります。単なる発表の場を超えて、異分野交流や社会実装の示唆、若手研究者の育成機会としての価値が高く評価されています。
主催側の選定は研究会推薦を原則とするため、登壇者は該当分野の第一線で活動する専門家として認められた人物に限られます。今回の酒見氏の登壇は、コンピュータセキュリティ分野における実践的な知見を広く紹介する機会となります。
まとめ:本文の要点整理と開催情報の一覧
以下の表に本記事で取り上げた主要情報を整理します。本講演は、クレジットカード不正利用対策におけるプライバシー保護を前提としたAI技術と秘密計算の適用事例を中心に、実運用に即した示唆が得られる内容となる予定です。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 発表者 | 酒見 由美(GMOインターネットグループ エキスパート、GMOインターネットグループ株式会社 上席研究員 / GMOコネクト株式会社) |
| 講演タイトル | クレジットカード不正利用と戦う 秘密計算×AIの挑戦 |
| 講演概要 | データを開示することなく複数事業者データを活用する秘密計算技術およびプライバシー保護連合学習の適用と検証成果の紹介。AIエージェント時代に求められる安全なデータ流通基盤に関する示唆の提示。 |
| 主催・イベント | IPSJ-ONE 2026(一般社団法人 情報処理学会) |
| 日時 | 2026年3月7日(土)15:20〜17:20(予定) |
| 会場 | 情報処理学会 第88回全国大会 松山大学 文京キャンパス(現地) |
| 配信 | YouTube LIVE(配信予定) |
| 公式URL | https://ipsj-one.org/ |
| エキスパート制度(※1) | 技術的卓越性と発信力を兼ね備えた従業員に対し、年度最大で100万円の活動費を支給する制度。 |
| 秘密計算技術(※2) | データを暗号化したまま計算・分析を行うプライバシー保護技術。複数事業者のデータを開示せずに統計分析や機械学習が可能。 |
| プレスリリース配信日時 | 2026年3月5日 17時00分 |
| GMOインターネットグループ(会社情報) | 会社名:GMOインターネットグループ株式会社(東証プライム 証券コード:9449)所在地:東京都渋谷区桜丘町26番1号 セルリアンタワー 代表者:代表取締役グループ代表 熊谷 正寿 資本金:50億円 事業:持ち株会社(インターネットインフラ、セキュリティ、広告・メディア、金融、暗号資産等) URL:https://group.gmo/ |
上記は本プレスリリースの内容を正確に反映した整理です。講演では技術的な詳細説明および実証データに基づく検証結果が提示される予定であり、プライバシー保護と実運用の両立に関する示唆が得られることが想定されます。公式情報や配信方法の最新情報は主催者のウェブサイトで確認してください。