9月開設予定、池袋にKADOKAWA新制作拠点
ベストカレンダー編集部
2026年3月5日 17:49
Studio One Base開設
開催日:9月1日
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池袋・サンシャインシティに生まれる巨大制作拠点と発表の背景
株式会社KADOKAWAは2026年3月5日15時00分、池袋・サンシャインシティ内にアニメ制作の新拠点「Studio One Base(読み:スタジオ ワン ベース)」を2026年秋に開設することを発表した。発表はKADOKAWA、豊島区、サンシャインシティの三者による連携強化の一環として行われ、記者発表にはKADOKAWA執行役 Chief Studio Officer 菊池剛氏、豊島区長 高際みゆき氏、株式会社サンシャインシティ代表取締役社長 脇英美氏が出席した。
発表資料には、開設の狙いや設置場所、入居予定の各制作会社、就業人数や延床面積など具体的な数値も示されている。これまで行ってきたイベント運営やプロモーション活動を基盤に、池袋を「観る・楽しむ・体験する」だけでなく「創る・育てる・発信する」クリエイションの中心地へと成長させる意図が明確に打ち出された。
発表日時と公表主体
発表日:2026年3月5日 15時00分。公表主体:株式会社KADOKAWA、豊島区、株式会社サンシャインシティ。
発表に伴い、KADOKAWAは新構想「創る人をつくる。創る所をつくる。」を掲げ、その第一弾事業としてStudio One Baseの設置を示した。この構想はクリエイターの就労環境改善と制作体制の強化を目的とするものである。
成長するアニメ産業と三者連携の目的
公表資料では、アニメ市場の成長データと政府のコンテンツ産業に対する期待が示されている。一般社団法人日本動画協会のデータでは2024年のアニメ産業市場は前年から114.8%増の3兆8,407億円を記録し過去最大値を更新した。政府はコンテンツ産業の輸出額を2023年の5.8兆円から2033年に20兆円へ拡大する目標を掲げており、アニメ分野の更なる市場拡大が見込まれている。
こうした市場環境の下で、KADOKAWA、豊島区、サンシャインシティは既存の連携や信頼関係を基礎にして地域活性化と産業育成を同時に推進する狙いを示した。特に池袋エリアにおける長年のイベント運営実績やプロモーション実施の蓄積が、制作拠点の誘致・集約を後押ししている点が強調されている。
- 市場データ:2024年アニメ産業市場 3兆8,407億円(前年比114.8%)
- 政府目標:2023年輸出額 5.8兆円→2033年 20兆円への拡大
- 地域実績:池袋ハロウィンコスプレフェス等の長年の共同運営、サンシャインシティでのKADOKAWA関連イベント実績
Studio One Base の詳細とKADOKAWAの取り組み
Studio One BaseはKADOKAWAグループ内の複数の制作スタジオを物理的に集約することで、制作現場の効率化とクリエイターの就労環境改善を図る大型プロジェクトとして位置づけられている。開設時期は2026年秋(予定)、所在地は池袋・サンシャインシティ内のオフィスフロア、延床面積は約1,400坪と公表された。
入居予定企業は株式会社KADOKAWA(関連部署)、株式会社ENGI、株式会社Studio KADAN、株式会社レイジングブル、株式会社ベルノックスフィルムズ、株式会社チップチューン。就業人数は約400名を見込んでいる。また、イメージ図についても発表資料に含まれているが、具体的な図面や入居フロア構成の詳細は今後の発表に委ねられている。
- 開設時期
- 2026年秋(予定)
- 所在地
- 池袋・サンシャインシティ内オフィスフロア
- 延床面積
- 約1,400坪
- 入居会社
- 株式会社KADOKAWA(関連部署)、株式会社ENGI、株式会社Studio KADAN、株式会社レイジングブル、株式会社ベルノックスフィルムズ、株式会社チップチューン
- 就業人数
- 約400名
KADOKAWAは「グローバル・メディアミックス with Technology」を基本戦略とし、アニメ事業をIP展開の中核に位置づけている。年間約60作品を製作(少額出資含む)しており、グループ内の制作スタジオは7社に増加している。2025年4月にはアニメ・実写の制作スタジオを横断的に統括する「スタジオ事業局」を新設し、バックオフィス機能の集約や福利厚生整備、合同リクルートなど就労環境の改善に取り組んでいる。
Studio One Base による効果と狙い
複数スタジオの集約により、バックオフィス機能の集中、情報共有や連携の迅速化、制作に集中できる環境整備を図る。スタジオ間のノウハウ共有や若手育成の強化も重要な目的として挙げられている。
KADOKAWAは本構想のもと、制作力向上とクリエイター支援を継続的に拡大し、グローバルなIP創出力の強化を目指すとしている。なお、当期の連結業績に与える影響は軽微とした。
各参加者の立場と具体的な強み、声明
発表では三者の代表からのコメントが掲載されている。KADOKAWA側はクリエイターが誇りを持って働ける環境の創出と制作現場の改善を強調し、豊島区は地域の理念やトキワ荘をはじめとする歴史的背景を挙げて若手育成や地域活性化の期待を述べた。サンシャインシティは年間来場者数や施設の集客力、既存のキャラクターショップの集積といった強みを背景に制作拠点の入居を歓迎している。
各代表の発言は以下の通りに公表されている。発言は原文の要旨を含めて紹介する。
- KADOKAWA 執行役 Chief Studio Officer 菊池剛:制作拠点開設によりアニメ制作現場のイメージ刷新、スタジオ機能の効率化、生産性向上、クリエイターの待遇改善を進めることで「創るところ」を整備し、豊島区・サンシャインシティとの連携で池袋を『世界に誇るアニメシティ』へ発展させ、グローバルIP創出力を確立すると表明。
- 豊島区長 高際みゆき:KADOKAWAの拠点開設を歓迎し、豊島区が掲げる基本構想の理念「誰もがいつでも主役」「みんながつながる」「出会いと笑顔が咲き誇る、憧れのまち」の実現に資すると述べ、若手クリエイター育成や地域活性化に共に取り組む意向を示した。
- サンシャインシティ 代表取締役社長 脇英美:サンシャインシティは年間3,000万人以上の来場者を有し、2024年度売上高359億円と過去最高を更新した点を挙げ、今回の制作拠点入居がエンターテインメントと創造の融合をより深めるとして歓迎の意を示した。
関係各社の紹介と重要データの整理
プレスリリースではKADOKAWA、豊島区、サンシャインシティの各社概要が併記されている。KADOKAWAは出版、アニメ・映像、ゲーム、Webサービス、教育など多岐にわたる事業を展開し、グローバル展開を含めたIP戦略を推進している。豊島区は池袋駅周辺を中心にまちづくりを進め、トキワ荘マンガミュージアムなどの文化資産を有する。サンシャインシティは複合施設として水族館、展望台、ショッピング、イベントスペース等を管理し、IP連動の集客力を持つ。
以下の表は本記事で示した主要な数値や日程を整理したものとなる。発表内容の要点を明確化するために、発表日、拠点名、所在地、面積、入居企業、想定就業人数、開設時期、影響の有無などを一覧化している。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発表日 | 2026年3月5日 15時00分 |
| プロジェクト名 | Studio One Base(スタジオ ワン ベース) |
| 開設時期 | 2026年秋(予定) |
| 所在地 | 池袋・サンシャインシティ内オフィスフロア |
| 延床面積 | 約1,400坪 |
| 入居会社(予定) | 株式会社KADOKAWA(関連部署)、株式会社ENGI、株式会社Studio KADAN、株式会社レイジングブル、株式会社ベルノックスフィルムズ、株式会社チップチューン |
| 就業人数(想定) | 約400名 |
| KADOKAWAの制作体制 | 年間約60作品(少額出資含む)、グループ内スタジオ数:7社、2025年4月にスタジオ事業局を新設 |
| 市場データ | 2024年アニメ産業市場 3兆8,407億円(前年比114.8%) |
| 関連施設の実績 | サンシャインシティ 年間来場者 3,000万人超、2024年度売上高 359億円(過去最高) |
| 連結業績への影響 | 軽微 |
この表は発表資料に基づき主要項目を整理したものである。発表に含まれていた市場数値、組織名、スケジュール、面積、入居予定企業、想定就業人数などの情報を網羅している。
参考先としてKADOKAWAの公式情報は次のURLに掲載されている。