TOFROM YAESUの新バスターミナルが3/20開業へ
ベストカレンダー編集部
2026年3月3日 14:38
バスターミナル開業
開催日:3月20日
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東京駅前の新たなランドマーク「TOFROM YAESU TOWER」完成の背景と位置づけ
東京建物株式会社が参画する東京駅前八重洲一丁目東B地区市街地再開発組合の「TOFROM YAESU TOWER(トフロム ヤエス タワー)」が、2026年2月28日に竣工しました。本建物は地下4階・地上51階、延床面積約225,000㎡、高さ約250mの大規模複合ビルで、八重洲地下街(ヤエチカ)を介して東京駅に直結する立地にあります。
名称の「TOFROM」は英語の「TO」と「FROM」を組み合わせた造語で、日本国内のみならず世界中のヒト・モノ・コトがここに集まり、ここから価値を発信していくという意図が込められています。TOFROM YAESU TOWERは、オフィス、商業施設、劇場・カンファレンス、バスターミナル、医療施設など多様な用途で構成され、国際都市・東京の玄関口に求められる都市機能の強化と国際競争力の向上に寄与することが期待されています。
立地とYNKエリアの役割
TOFROM YAESUが位置するYNKエリアは、八重洲(Yaesu)、日本橋(Nihonbashi)、京橋(Kyobashi)を含む地域で、鉄道駅の集積や都内各所・地方都市・国際空港への優れた交通利便性を有しています。伝統的な文化やものづくりと最先端のビジネスが混在するエリアとして、イノベーション創出に適した素地を備えています。
周辺では首都高地下化や日本橋川再生計画、Tokyo Sky Corridor計画、羽田空港アクセス線(仮称)等の都市インフラ整備が進められており、これらの将来的な接続強化の玄関口としての役割も期待されています。
- 直結交通: 八重洲地下街を介して東京駅に直結。
- 区域の呼称: YNK(Yaesu、Nihonbashi、Kyobashiの頭文字)。
- 周辺計画: 羽田空港アクセス線等、将来的な交通利便性向上計画と整合。
段階的な開業スケジュールと各施設の役割
TOFROM YAESU TOWERは竣工後も、街区全体としての開業計画に沿って各施設を順次オープンさせていきます。同街区は「TOFROM YAESU THE FRONT」と一体となる街区であり、TOFROM YAESU THE FRONTは2026年7月(予定)の竣工により街区全体が完成します。
以下に、プレスリリースで示された各施設の開業スケジュールと主な内容を整理します。日付や運営主体など、具体的な情報を明示しています。
- バスターミナル東京八重洲(第2期エリア・地下A)
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開業日: 2026年3月20日
整備: 独立行政法人都市再生機構。運営: 京王電鉄バス株式会社。国内最大級の高速バスターミナルとなる見込みで、国際空港や地方都市へのアクセス機能を強化します。第1期(2022年9月開業済)、第2期(2026年3月20日開業)、第3期(2029年開業予定)を合わせると20バース、約21,000㎡の国内最大級規模になります。
- 劇場・カンファレンス施設
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開業時期: 2026年春
概要: 東京駅前では初となる約800席の段床型劇場・カンファレンス施設。運営はぴあ株式会社、株式会社コングレが担当し、エンターテインメントやMICE誘致を通じて文化発信とビジネス交流機能の強化を図ります。
- 日本医科大学八重洲健診ステーション
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開業日: 2026年6月30日
概要: 学校法人日本医科大学による高度医療施設。FDG-PETを用いたがんの早期発見など先進的な予防医療と、日本医科大学付属病院(東京都文京区)との連携による高度医療サービスを提供します。
- TOFROM YAESU Shop & Restaurant(第一期)
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開業時期: 2026年秋(第一期)
概要: 商業区画の第一期オープンでは約60店舗が出店予定。飲食店を中心に「東京ならでは」を発信する構成で、屋内広場「檜物町スクエア(ひものちょうスクエア)」を設け多様なイベントを実施します。
各施設が担う機能
本街区では、オフィス機能の拡充に加えて、交通、医療、文化・エンターテインメント、商業という多様な用途の融合により、八重洲から新しい価値を発信することを目指しています。劇場・カンファレンスは文化とビジネス交流の場を同時に整備し、バスターミナルは国内外の移動利便性を高めます。
詳細な運営主体や技術的な仕様については、TOFROM YAESU公式サイト(https://tofrom-yaesu.com/)や各事業者のリリースも参照できます。
安全性・レジリエンス、脱炭素とウェルビーイングへの設計
本事業は単に大規模な都市再開発というだけでなく、地域全体のレジリエンス向上や脱炭素、働く人々の健康性・快適性の向上にも配慮した設計を採用しています。耐震性能や非常時の電力確保、環境性能評価など多面的な対策が講じられています。
ここでは、主な技術的な取り組みと認証評価について整理します。数値や仕様はプレスリリースに基づく具体的な記載を反映しています。
- 耐震・制震
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世界初の技術として「重なりダンパー」と「手裏剣ダンパー」を組み合わせたハイブリッド制震構造を採用。超高層建築物の構造計算基準で定められた地震動の1.5倍に耐える設計を実現しています。さらに長周期地震動との共振を避ける構造計画と被災度判定システムを導入し、被災状況の早期把握と復旧計画の迅速化を可能にしています。
これらの対策により、地震リスクに対する建物の安全性と復旧力を高め、地域としての防災力向上に寄与します。
- 非常時の電力・水害対策
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信頼性の高い3回線スポットネットワーク受電のほか、中圧ガスと重油に対応するデュアルフューエル式非常用発電機を導入。インフラ断絶時でも約72時間の電力供給が可能な構成としています。主要な電気諸室を2階以上に配置するなど、水害対策にも配慮しています。
災害時には約3,000㎡の帰宅困難者受入れスペースで約1,800人を収容できるほか、防災備蓄倉庫を新設。2026年秋の商業区第一期オープンに合わせて食料や毛布、資機材、簡易トイレ等の物資配備を進めます。
- 脱炭素・エネルギー効率
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Low-EペアガラスやLED照明、照度自動調整機能、エネルギー利用の見える化等の省エネ設備を採用。屋上には太陽光発電パネルも設置しています。これらにより年間一次エネルギー消費量を標準的な建物と比較して50%以上削減する目標を掲げています。
また、中圧ガスによる大型コージェネレーションシステム(CGS)で発電し、その排熱を活用。事業地内に導入するエネルギープラントを既存の八重洲・日本橋地域冷暖房施設と導管接続して熱融通を行い、地域全体のエネルギー効率化と環境負荷低減を目指します。
- 認証評価とウェルビーイング
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取得済み・取得予定の評価には、DBJ Green Building認証プランでの5つ星(本認証でも5つ星取得予定)、ZEB Ready(事務所部分)、CASBEE® Sランク(最高ランク)、CASBEE®スマートウェルネスオフィス認証Sランク(最高ランク)などがあります。
ワーカーの健康性や知的生産性向上に資する取り組みについては、Well-Being Book(https://tatemono.com/news/20250303/well-being_book.pdf)で詳細が示されています。
約25年にわたるプロセスと事業の技術的・運営的概要
本事業は2000年に設立された「東京駅前地区再生推進懇談会」以降、約25年超の歳月をかけて進められてきました。権利者約250名や地域関係者と協議を重ね、2015年に都市計画決定、2019年に再開発組合設立認可、2021年10月に着工、そして2026年2月に竣工を迎えています。
以下に、年表と事業の主要スペック、設計・施工体制を整理します。事業の流れと担当者・構成要素を明確に伝えることを目的としています。
- 2000年: 東京駅前地区再生推進懇談会設立
- 2001年: 日本橋東京駅前地区協議会設立
- 2003年: 八重洲一丁目地区協議会ワーキング発足
- 2005年: 八重洲一丁目地区まちづくり勉強会開催
- 2007年: 八重洲一丁目地区地元再生研究委員会設置
- 2008年: 再開発準備組合設立
- 2015年: 都市計画決定(国家戦略特区法に基づく)
- 2019年: B地区組合設立認可
- 2020年: B地区権利変換計画認可
- 2021年: B地区着工(新築工事着工日: 2021年10月1日)
- 2026年: B地区竣工(TOFROM YAESU TOWER竣工日: 2026年2月28日)
- 事業概要(主要データ)
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建物名称: TOFROM YAESU TOWER(トフロム ヤエス タワー)
施行者: 東京駅前八重洲一丁目東B地区市街地再開発組合
所在地: 東京都中央区八重洲一丁目6番1号
主要用途: 事務所、医療施設、劇場・カンファレンス、バスターミナル、店舗、住宅等
規模: 地上51階・地下4階、高さ約250m
構造: S造・RC造・SRC造・CFT造
敷地面積: 約10,600㎡
延床面積: 約225,000㎡
設計: 基本設計 日本設計株式会社、実施設計 株式会社大林組一級建築士事務所
施工: 大林・大成建設共同企業体
竣工: 2026年2月
関連情報と参照先
TOFROM YAESUの公式サイトや関連リリースでは、商業施設やオフィス部分の詳細、入居テナント情報、イベントスケジュールなどを順次公開しています。主な参照先として以下が挙げられます。
- TOFROM YAESU 公式サイト: https://tofrom-yaesu.com/
- バスターミナルに関するURのリリース(第1期~第3期の合計規模に関する記載): https://www.ur-net.go.jp/…/ur2025_press_1210_tohto.pdf
- ワーカー向けのウェルビーイング解説: Well-Being Book
- 東京建物 ニュース一覧: https://tatemono.com/news/20250303.html
これらの情報により、各施設の詳細や入居・運営情報を確認できます。また、地域との連携や災害時対応の体制に関する追加情報も今後公開される予定です。
要点の整理
以下の表は、本記事で触れたTOFROM YAESU TOWERに関する主要な事項を分かりやすく整理したものです。事業の基本データ、開業スケジュール、耐震・レジリエンス、環境認証などを一目で確認できます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 建物名称 | TOFROM YAESU TOWER(トフロム ヤエス タワー) |
| 施行者 | 東京駅前八重洲一丁目東B地区市街地再開発組合 |
| 所在地 | 東京都中央区八重洲一丁目6番1号 |
| 主要用途 | 事務所、医療施設、劇場・カンファレンス、バスターミナル、店舗、住宅等 |
| 規模 | 地上51階・地下4階、高さ約250m、延床面積約225,000㎡、敷地面積約10,600㎡ |
| 構造 | S造・RC造・SRC造・CFT造(ハイブリッド制震構造採用) |
| 竣工 | 2026年2月28日 |
| 主要開業スケジュール |
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| 耐震・レジリエンス | 重なりダンパー・手裏剣ダンパーを組み合わせたハイブリッド制震、被災度判定システム、約72時間の非常用電力確保、帰宅困難者受入れ約3,000㎡(約1,800人)等 |
| 環境・認証 | Low-Eペアガラス、LED、太陽光発電、ZEB Ready(事務所)、CASBEE Sランク、CASBEEスマートウェルネスオフィス Sランク、DBJ Green Building 5つ星プラン |
| 設計・施工 | 基本設計: 日本設計株式会社、実施設計: 株式会社大林組一級建築士事務所、施工: 大林・大成建設共同企業体 |
| 関連サイト | TOFROM YAESU 公式サイト UR リリース(バスターミナル) Well-Being Book |
この表は本記事で扱った主要事項を整理したものであり、各施設の運営体制や追加の技術仕様、イベントスケジュールなどの最新情報は公式サイトや関連事業者のリリースをご確認ください。