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保育士530人調査|定着の鍵は「人間関係」と働き方

保育士530人アンケート

開催期間:1月30日〜2月14日

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保育士530人アンケート
保育士って仕事で何に一番やりがいを感じてるの?
調査では約8割(79.6%)が「子どもの成長や変化を感じたとき」にやりがいを実感。信頼関係の構築も同程度で、子どもとの直接的な関わりが最大の源泉とされました。(調査:保育士530名、実施期間2026/1/30〜2/14)
離職を考える一番の理由って給与より人間関係なの?
はい。最多回答は「人間関係のストレス」で78.5%が離職を検討した経験あり。給与や体力より心理的負担が強く、職場のコミュニケーションやマネジメント改善が重要です。(調査:保育士530名)

保育士が語る「仕事のやりがい」とその矛盾:子どもとの関わりが核である一方で

保育現場で働く人々が実感するやりがいは明確だ。株式会社アスカが2026年1月30日から2月14日にかけてWEBアンケート形式で実施した調査(対象530名)では、79.6%(422人)が「子どもの成長や変化を感じられたとき」にやりがいを strongest と報告している。これに続いて「子どもとの信頼関係が築けたとき」が78.1%(414人)となり、保育士にとって子どもとの直接的な関わりが仕事の中核であることが数字からも読み取れる。

また、保育の仕事で大切にしていることの1位は「子どもとの関わり方」で356人が回答している。こうした結果は、保育職が感情的な報酬や関係性の充実によって支えられていることを示しており、保育の持つ専門性と情緒的な側面が職務満足の主要因である点を裏付ける。

保育士530人にアンケート「仕事観の本音」定着の鍵は“人間関係” 画像 2

やりがいの具体的な瞬間とその割合

やりがいを感じる場面として上位に挙がった項目は、いずれも子どもとの日常的な関わりに紐づいている。保育の専門職としての充実感は、日々の観察と関係構築の積み重ねから生まれている。

  • 子どもの成長や変化を感じられたとき:79.6%(422人)
  • 子どもとの信頼関係が築けたとき:78.1%(414人)

この章では、やりがいの源泉が明確である一方、次章で示すように職場内の要因が継続性を阻む可能性が高い点が重要である。

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離職検討の最大要因は「人間関係」:業務量より心理的負担が重い

調査で際立っていたのは、「離職を検討した理由」のトップが人間関係に集中している点だ。78.5%(416人)が人間関係のストレスを理由に離職を検討した経験があると回答しており、体力・メンタル面の限界(37.2%、197人)や給与が見合わない(36.4%、193人)を大きく上回っている。

職場の負担に関しても、業務量や体力面の問題を抑えて「職場の人間関係」が最多となった(57.4%、304人)。これらの結果は、単なる人手不足や給与水準のみを改善しても定着につながらない可能性を示している。

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人間関係が離職・定着に与える影響の構造

本調査では離職理由と定着条件双方で人間関係が最重要項目となった。具体的には「長く続けられる職場の条件」で82.5%(437人)が「人間関係が良い」を挙げている。離職の原因と定着の条件が表裏一体であることが明確である。

離職を検討した理由(上位)
人間関係のストレス:78.5%(416人)
体力・メンタル面の限界:37.2%(197人)
給与が見合わない:36.4%(193人)
職場の負担と感じている項目(上位)
職場の人間関係:57.4%(304人)
給与が見合わない:33.8%(179人)
人手不足:30.4%(161人)

この構造からは、心理的安全性や組織のコミュニケーション設計、管理職層のマネジメントが保育士の定着に直接影響することが示唆される。

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理想と現実のギャップと働き方の志向:柔軟性を求める声

理想の職場と現職との距離感については、「とても近い」と回答したのが7.7%(41人)に留まり、「どちらともいえない」が最多の34.3%(182人)となった。多くが明確な満足や不満を示していない「中間層」であり、改善の余地や介入の機会が存在することを示している。

理想と現実が一致しない理由としては、園長・主任の考え方(12.6%、67人)、職場の人間関係(11.5%、61人)、給与(9.8%、52人)、人手不足(9.2%、49人)が挙げられている。管理職の価値観や組織体制が職場満足度を左右する主要因である点が示されている。

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働き方の志向と今後のキャリア選択

働き方に関する意識調査では、無理なく続けられる環境を重視する傾向がはっきりしている。45.3%(240人)が「働きやすさ重視」と回答し、「どちらも同じくらい」が36.4%(193人)、「やりがい重視」は5.7%(30人)にとどまった。

今後の働き方としては、「パートや派遣など柔軟な働き方をしたい」が42.1%(223人)で最多となり、現場を離れるのではなく負担を調整しながら保育に関わり続けたいという志向が優勢であることが示された。一方で「現場保育を長く続けたい」は23.6%(125人)で、柔軟性と継続性の両立を目指す姿勢が浮かび上がる。

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調査の背景、分析、企業情報と記事まとめ

本調査は、慢性的な人材不足が続く保育業界に対して、単に採用数を確保するだけでなく、採用後の定着に関する実態把握を目的として行われた。調査対象は保育士530名、調査期間は2026年1月30日から2026年2月14日、実施は株式会社アスカ、方法はWEBアンケートである。なお、複数回答設問の割合は有効回答者数(n=530)を母数として算出されている。

調査の分析においては、離職理由の上位が人間関係であること、定着の条件でも人間関係が最重要項目であることから、組織運営やマネジメント、職場のコミュニケーション改善が採用と定着の両面で不可欠であるという示唆が得られた。また、やりがいの源泉は明確に存在している一方で、それだけでは人材の継続雇用につながらない現実が確認された。採用時の丁寧なヒアリングや入職後のフォロー、多様な働き方への対応といった現場施策の重要性が改めて示されている。

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株式会社アスカの事業と調査実施背景

株式会社アスカは保育分野に特化した人材サービスを展開しており、保育士や幼稚園教諭の紹介・派遣・ダイレクトリクルーティングを主な事業としている。全国21拠点での運営に加え、看護師や児童指導員、放課後児童支援員、調理師、栄養士など多様な職種に対応する。

同社は専任コーディネーターによる園の課題ヒアリングや採用から定着までの支援を掲げており、本調査はそうした実務に基づく現場理解を深めるために実施されたものである。運営サイトとしては複数の求人・情報サイトを運営している。

  • 保育専門求人サイト「保育求人ガイド」https://hoikukyuujin.com/
  • 療育専門求人サイト「療育求人ガイド」https://ryouikukyuujin.com/
  • 保育専門ダイレクトリクルーティング「保育士スカウト」https://www.hoikushiscout.com/
  • 保育学生向け求人検索「園ぴった」https://www.enpitta.com/
  • 保育士向けお役立ち情報「おしえて!保育求人ガイド」https://www.hoikujyouhou.com/hoiku_club/

アスカグループの公式サイトは https://www.asuka-hu.co.jp/ である。

項目 内容
調査実施者 株式会社アスカ
調査対象 保育士530名
調査期間 2026年1月30日〜2026年2月14日
調査方法 WEBアンケート(複数回答の割合はn=530を母数)
主なハイライト(やりがい) 子どもの成長や変化を感じられたとき 79.6%(422人)
主なハイライト(離職理由) 人間関係のストレス 78.5%(416人)
長く続けられる条件 人間関係が良い 82.5%(437人)
働き方の志向 働きやすさ重視 45.3%(240人)、柔軟な働き方希望 42.1%(223人)
会社概要(抜粋) 代表者 代表取締役会長 加藤秀明、所在地 群馬県高崎市、設立 1994年12月、資本金 3,900万円

本記事は株式会社アスカによる保育士530名へのアンケート調査の結果と同社が示した分析をもとに、やりがいと定着の関係性、職場環境が与える影響、そして働き方の志向について整理している。数字は各設問の有効回答者数を基に算出されたものであり、保育現場における定着支援策や職場改善の検討材料として参照できる。

なお、調査やサービスの詳細は株式会社アスカの公表資料および公式サイトを参照のこと。