住宅ローン見直しの実態:4人に1人が契約に不満
ベストカレンダー編集部
2026年2月27日 12:21
住宅ローン満足度調査
開催期間:2月6日〜2月17日
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住宅ローン選択の満足度──契約後も続く関心と見直しの動機
株式会社NEXERは、住宅購入後にローンを利用している全国の男女170名を対象に、住宅ローン利用後の満足度と見直し意識に関するアンケート調査を実施しました。本調査は『くらすサポート秋田』との共同調査で、調査期間は2026年2月6日から2月17日まで、インターネットでのアンケート方式により有効回答170サンプルを得ています。
住宅ローンは多くの人にとって人生で最大の負債であり、金利タイプや金融機関の選定が返済総額に大きく影響します。本記事では調査結果の詳細と、回答者の声、見直しニーズ、そして見直し時に求められる情報やサポートについて整理して伝えます。
調査の目的と対象、質問項目の構成
本調査は、住宅ローン利用者が契約後にどの程度自分の選択に満足しているか、そして見直しや借り換えに対する意識や求める支援を明らかにすることを目的としています。
質問項目は以下の通りで、満足度の有無、その理由、他の選択肢を検討したか、見直しを検討したか、見直し時に望む情報やサポートを複数回答で尋ねる構成になっています。
- 調査手法
- インターネットアンケート
- 調査期間
- 2026年2月6日 ~ 2026年2月17日
- 対象
- 事前調査で「住宅を購入したうえでローンを利用している」と回答した全国の男女
- 有効回答
- 170サンプル
- 主な質問内容
-
- 契約後の選択(金融機関・金利タイプ等)に満足しているか
- 満足・不満の理由
- 契約後に「他の選択肢があったかも」と思ったか
- 見直しや借り換えの検討経験とその理由
- 見直し時に求める情報やサポート(複数回答可)
満足度の実態と具体的な理由──74.1%が満足、一方で4人に1人が不満
まず満足度については、「とても満足している」14.1%と「やや満足している」60.0%を合わせて74.1%が満足すると回答しました。全体の約3/4は契約後の選択に満足感を示しています。
ただし、「あまり満足していない」22.4%、「まったく満足していない」3.5%を合わせると約26%、すなわち4人に1人は契約後に不満を抱えていることも判明しました。満足と不満の双方で理由に特徴が見られます。
「満足している」と回答した主な理由
満足派は金利の低さやサービスのわかりやすさ、担当者の対応の良さ、固定金利の安心感、返済計画の適合性を挙げています。年齢や世代を問わず、実際の金利水準や説明の質が満足度に直結している様子が読み取れます。
- 「極めて低金利で借り入れができている。」(70代・男性)
- 「サービスの内容が分かりやすい。」(30代・男性)
- 「対応が良くこちらの要望にも快く対応してくれた。」(50代・女性)
- 「固定でわかりやすい。」(60代・男性)
- 「返済計画が自分に合っているため。」(30代・男性)
「満足していない」と回答した主な理由
不満派の声は金利負担の重さ、変動金利による返済額の増加、手数料の上昇、固定期間終了後の金利上昇不安、借り換えの手間など、金利やコストと手続きの煩雑さに関するものが中心です。
- 「金利が高いので負担に苦慮している。」(70代・男性)
- 「変動金利がよいといわれてしたが、返済額が増えた。」(30代・女性)
- 「手数料が年々高くなっているから。」(60代・女性)
- 「10年固定にしたけど、10年経った後の金利が最悪だから。」(40代・女性)
- 「借り換えがめんどくさい。」(60代・男性)
見直し・借り換え意識の実態──約4割が見直しを検討
契約後に「他の選択肢があったかも」と感じたことがあるかを尋ねると、26.5%が「ある」と回答し、約4人に1人が契約後に別の選択肢を考えた経験があることが示されました。主なきっかけは十分な比較不足や他行の低金利発見でした。
一方で、金利や返済条件について「見直しを検討したことがある」と回答した人は40.6%にのぼり、見直しの検討は「他の選択肢があったかも」と感じた層よりも広がっていることがわかります。
契約後に他の選択肢を考えたきっかけ
契約後の後悔や別の選択肢への関心は、調査回答の自由記述から明確です。比較検討不足や情報不足がその背景にあるケースが多く見られます。
- 「あまり調べずに契約してしまった。」(40代・女性)
- 「他行に、より低金利ローンがあるため。」(60代・男性)
- 「固定と変動の選択が難しい、切り替え時期を見極めるのも難しい。」(70代・男性)
- 「色々なところでローンをシミュレーションして金利の安いところに借り換えたら良かったと思ったから。」(50代・女性)
- 「銀行に足元を見られている気がしたから。」(40代・女性)
見直しを検討した理由
見直しの検討理由は主に金利低下による総返済額の削減、家計負担の軽減、将来設計(マネープラン)の再確認、収入変動への対応などです。これらの理由から、見直しの動機は金利の変動だけでなく、家計全体の状況と連動していることがわかります。
- 「金利が下がり、借り換え費用を考慮しても、返済総額が減ることが分かった。」(60代・男性)
- 「もっとトータルの支払いを安くできるなら抑えておきたい。」(50代・男性)
- 「マネープランを立てたかったから。」(40代・女性)
- 「コロナ時期に収入が減ったので。」(40代・男性)
- 「少しでも家計の負担を減らしたい。」(30代・女性)
見直し時に求められる情報とサポート──金額比較と専門家相談のニーズが高い
見直しや借り換えを行う際、どのような情報やサポートがあれば安心かを複数回答で尋ねたところ、最も多かった回答は「借り換えによるメリット・デメリットの比較」68.8%でした。以下、返済シミュレーション45.9%、手数料や諸費用の明確な説明38.2%、金利動向や将来予測の解説34.7%と続きます。
自由記述でも「金額ベースの比較」や「専門家による助言」「オンラインでの事前シミュレーションと相談窓口の利便性」を求める声が多く、具体的な金額の比較と専門家のサポートを両立させることが重要視されています。
具体的に求められる支援
回答の具体例を挙げると、借り換えを実施した場合としない場合の返済総額や諸費用の明確な比較、オンラインで事前にシミュレーションしてから来店相談ができる仕組み、専門家による無料相談や相談先の検索機能を求める声が目立ちます。
- 「借り換えをした場合としない場合の具体的な返済額、諸費用の比較が必要。」(60代・男性)
- 「自分でシミュレーションして、オンラインで相談してから来店できること。」(50代・女性)
- 「自分たちだけでは将来が見通せないので、専門家のアドバイスは必要だろうと思っています。」(40代・女性)
- 「どこで相談をすれば良いのか分からず、相談する場所が無料で検索出来て、相談が無料で出来る。」(30代・女性)
このことから、単なる商品説明ではなく、個々の家計に即したシミュレーションと相談窓口の整備が利用者の安心につながることが示唆されます。
情報提供における透明性の重要性
手数料や諸費用、金利の将来見通しなどを明確に示すことは、契約時だけでなく契約後の信頼維持にも寄与します。回答者の多くは数字での比較を重視しており、説明の分かりやすさや担当者の対応の良さが満足度に直結している点が再確認されました。
金融機関側にとっては、借り換えのメリット・デメリットを金額で提示できる仕組み、オンラインシミュレーションと専門家相談の連携が重要な対応策となるでしょう。
まとめと調査ポイントの整理
本調査からは次のような主要なポイントが見えてきます。まず、回答者の約74.1%は契約後の選択に満足している一方で、約26%は選択に不満を抱えています。約26.5%の人が契約後に別の選択肢を検討した経験があり、約40.6%は金利や返済条件の見直しを検討したことがあると回答しました。
見直しや借り換えの際に求められる情報としては、借り換えによるメリット・デメリットの金額比較(68.8%)、返済シミュレーション(45.9%)、手数料や諸費用の明確な説明(38.2%)、金利動向の解説(34.7%)が上位に挙がりました。自由記述でも金額ベースの比較や専門家相談のニーズが高く、契約後も継続的な情報提供やサポートが重要であることが確認されました。
以下に、本記事で取り上げた主要データと事業者情報を表形式で整理します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 調査実施会社 | 株式会社NEXER(くらすサポート秋田との共同調査) |
| 調査期間 | 2026年2月6日 ~ 2026年2月17日(インターネット調査) |
| 有効回答 | 170サンプル |
| 契約後の満足度 | とても満足14.1%、やや満足60.0%(合計74.1%)/あまり満足していない22.4%、まったく満足していない3.5% |
| 契約後に他の選択肢を考えたこと | ある26.5%、ない73.5% |
| 見直し検討経験 | ある40.6%、ない59.4% |
| 見直し時に求める情報(上位) | 借り換えのメリット・デメリット比較68.8%、返済シミュレーション45.9%、手数料等の説明38.2%、金利動向34.7% |
| 引用・参照のお願い | 引用元は「株式会社NEXERとくらすサポート秋田による調査」と明記し、くらすサポート秋田(https://www.kurasapo-akita.com/)へのリンク設置をお願いします。 |
| くらすサポート秋田(運営会社) | 株式会社KRS/代表:工藤 和徳/秋田県秋田市山王沼田町11-8/電話:018-827-6410 |
| 株式会社NEXER | 本社:〒170-0013 東京都豊島区東池袋4-5-2 ライズアリーナビル11F/代表取締役:宮田 裕也/URL:https://www.nexer.co.jp |
調査結果は住宅ローンの契約時だけでなく、契約後も返済負担や将来設計に応じた見直しが重要であることを示しています。金利や手数料、シミュレーション結果を数値で示すこと、そして専門家の相談窓口を含む情報提供体制が、利用者の安心につながる点が主要な示唆です。
以上が調査の概要と主要な発見の整理です。本記事の内容を引用・転載する場合は、冒頭にあるとおり引用元の明示と『くらすサポート秋田』へのリンク設置をお願いいたします。