スイーツ白書2026 スーパー・コンビニの消費実態
ベストカレンダー編集部
2026年2月26日 16:41
スイーツ白書2026
開催日:2月26日
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日常に根付く“スーパー・コンビニスイーツ”の消費実態と傾向
株式会社モンテールは、2007年より継続して実施しているスーパー・コンビニエンスストアの洋生菓子(以下、スイーツ)に関する経年調査に基づき、2026年版として「スーパー・コンビニ スイーツ白書 2026」を作成しました。本稿では、白書の主要な調査結果を整理し、購入場所・購入理由、消費金額、人気ランキングなどの定量的な傾向を中心に報告します。
調査は過去の蓄積データと、2025年に実施した追加調査「スイーツの多様な楽しみ方」を組み合わせて分析しています。月1回以上スーパー・コンビニのスイーツを購入する20~60代の男女を対象に、スイーツが日常生活にもたらす効果や、気分との関係性まで踏み込んでいる点が特徴です。以下に示す数値は、白書のPDF(https://www.monteur.co.jp/storage/news/2026sweetshakusho.pdf)に基づくものです。
購入場所と魅力の実態
スイーツを購入する場所の順位は、1位「スーパー」64.0%、2位「コンビニ」46.2%、3位「専門店」19.6%で、昨年と同様の順位となりました。男女ともに「スーパー」での購入率が昨年より増加し、世代別でも20代以上では「スーパー」がトップです。
購入動機・魅力に関しては、スーパーでは「価格」72.3%がトップであり、13年連続の首位を維持しています。続いて「味・おいしさ」が11年連続で2位となっています。一方でコンビニにおける魅力は「味・おいしさ」64.4%が11年連続1位となっており、販路ごとに評価基準が異なる傾向が明確です。
- 購入場所:スーパー 64.0%、コンビニ 46.2%、専門店 19.6%
- スーパーの魅力:価格 72.3%(13年連続1位)/味・おいしさ(11年連続2位)
- コンビニの魅力:味・おいしさ 64.4%(11年連続1位)
購入金額と人気商品ランキング
スーパー・コンビニのスイーツに使う金額は平均227円で、昨年から8円増加、過去最高値を更新しました。2016年に観測された最低値からは37円の増加となっています。年代別では、使用平均金額が最も高いのは10代で279円、ただし30代のみ前年から増加していない点が特異です。
人気ランキングでは1位がシュークリーム 70.2%、2位がプリン 45.3%で、ともに19年連続でトップ2を維持しています。食感の人気では「なめらかな」38.6%が11年連続で1位、次いで「ふわふわ」33.4%、「ふんわり」32.0%。女性人気の高い「もちもち」は30.7%で昨年の8位から4位にランクアップしています。
- シュークリーム 70.2%(1位)
- プリン 45.3%(2位)
スイーツと気分──多様な楽しみ方と効果の可視化
白書の特徴的なテーマは「スイーツの多様な楽しみ方」です。特に「気分」とスイーツの関係性に着目し、ポジティブな気分とネガティブな気分の双方に対する喫食行動と、その効果(快活度、沈静度、回復度)を分析しています。
調査は、20~60代の月1回以上スイーツ購入者2,000人を対象に2025年11月14日から17日に実施されたインターネット調査の結果を中心に報告しています(年代別に男女各200名ずつ配分)。以下は主要な知見です。
気分別の喫食実態
スイーツを食べることが多い気分のトップ3は、1位「うれしいとき」37.4%、2位「自分を褒めてあげたいとき」35.0%、3位「達成感・充実感があるとき」28.2%で、トップ3にポジティブな気分が並びました。20〜30代に限ると1位が「自分を褒めてあげたいとき」になっています。
一方でネガティブな気分の項目では「イライラしている/怒っているとき」が25.6%で4位に入っており、約4人に1人がネガティブな気分時にもスイーツを摂取していることが示されています。
- トップ3の気分
- 1. うれしいとき(37.4%)
- 2. 自分を褒めてあげたいとき(35.0%)
- 3. 達成感・充実感があるとき(28.2%)
自己管理(ご自愛)とスイーツの取り入れ方
「自分で自分の機嫌をとるのが得意(=ご自愛上手)」かどうかを5段階で評価し、得意(①②)と苦手(④⑤)で比較したところ、「ご自愛上手な人」はより広い気分でスイーツを取り入れている傾向が見られました。特にポジティブな気分での喫食が顕著です。
具体的な差は以下の通りです(得意 vs 苦手):
・「自分を褒めてあげたいとき」得意43.6% / 苦手29.1%(差14.5ポイント)
・「うれしいとき」得意44.4% / 苦手32.5%(差11.9ポイント)
・「前向きな気分のとき」得意21.8% / 苦手12.3%(差9.5ポイント)
また「週に1回以上」スイーツを購入する割合は、得意な人が60.0%、苦手な人が36.5%であり、得意な人ほど日常的にスイーツを取り入れていることが確認されました(差23.5ポイント)。
行事・効果・体験──スイーツが担う多面的な役割
白書はスイーツを単なる「食べ物」としてだけでなく、行事や体験、感情調整手段としての側面からも分析しています。誕生日やクリスマスに加え、家族の祭事、日本の季節の伝統行事、さらには「推しの誕生日・記念日」など、用途は多様化しています。
行事やイベントにおいては、ホールタイプよりも「小分け・個包装」が人気で、見た目より「味」、ボリュームより「質」を重視する傾向が強いことが示されました。また、「定番」派と「限定」派が拮抗していることも特徴です。
スイーツがもたらす効果(快活度・沈静度・回復度)
スイーツを食べたときの感情効果については、ポジティブな気分で食べると「快活度(明るい気持ち)」の上昇を実感する人が多く、特に「楽しいとき」では58.2%、「ときめいているとき」では56.0%が快活度の向上を感じています。
反対にネガティブな気分のときにスイーツを食べると、リラックス(沈静度)や癒やし(回復度)を感じる人が多いという結果が得られました。たとえば「読書や映画鑑賞などの時間」では6割以上が沈静度の向上を感じ、約4割が回復度を実感しています。
さらに効果別に食べたいスイーツを聞くと、シュークリームは「意欲度」「沈静度」「回復度」の3指標でトップとなり、万能性が示されました。
体験としてのスイーツとテクノロジーの活用
食べること以外の「体験」としての楽しみ方も広がっています。過去1年間で「贈る」「巡る」「作る」「推し活」「学ぶ」「拡散」といった行動を行った人は約半数にのぼり、スイーツ消費がコミュニケーションや趣味の延長線上にあることを示唆しています。
また、AIなどのテクノロジー活用に関しては、最も多い用途が「スイーツのカロリーや糖質など栄養バランスのチェック(栄養管理)」であり、健康志向や情報活用の意識が高まっている点も指摘されています。
調査概要とモンテールの企業情報
本白書の主要な調査概要と、発表元である株式会社モンテールの基本情報を整理します。調査手法や対象、実施時期は研究の信頼性を判断するうえで重要な要素です。
白書の詳細版PDFは、モンテールの公開資料として以下のURLで閲覧可能です。https://www.monteur.co.jp/storage/news/2026sweetshakusho.pdf
| 調査項目 | 内容 |
|---|---|
| スーパー・コンビニの洋生菓子に関する調査(経年) | 実施時期:2007年から2025年まで毎年実施。調査手法:インターネット調査。調査対象:16~64歳の男女 約1,000人 |
| スイーツの多様な楽しみ方調査(追加) | 実施時期:2025年11月14日~17日。調査手法:インターネット調査(スクリーニング調査、本調査)。調査対象:月に1回以上スーパー・コンビニのスイーツを購入すると回答した20~60代の男女2,000人(各年代ごとに男女200人ずつ) |
モンテールについての基本情報は以下の通りです。創業は1954年(昭和29年10月)、代表取締役は鈴木徹哉氏、売上高は318億円(2025年8月期実績)、本社所在地は埼玉県八潮市大瀬三丁目1番地8です。同社は「しあわせにまじめ」をコーポレートメッセージに掲げ、シュークリーム、エクレア、ロールケーキ等のチルドスイーツをスーパーマーケットやコンビニエンスストアで製造・販売しています。
本文の要点を表形式で整理
以下に、本稿で触れた主要な数値や調査事項を一覧化してまとめます。ポイントを表で把握することで、調査結果の全体像が分かりやすくなります。
| 項目 | 内容(主要数値など) |
|---|---|
| 公開日 | 2026年2月26日 14時00分(発表資料) |
| 白書名 | スーパー・コンビニ スイーツ白書 2026(URL: https://www.monteur.co.jp/storage/news/2026sweetshakusho.pdf) |
| 購入場所ランキング | 1位 スーパー 64.0%、2位 コンビニ 46.2%、3位 専門店 19.6% |
| スーパー魅力 | 価格 72.3%(13年連続1位) |
| コンビニ魅力 | 味・おいしさ 64.4%(11年連続1位) |
| 平均購入金額 | 227円(前年より8円増、過去最高)/10代は279円で最多 |
| 人気スイーツ上位 | 1位 シュークリーム 70.2%、2位 プリン 45.3%(ともに19年連続トップ2) |
| 食感の人気 | 1位 なめらかな 38.6%(11年連続1位)、2位 ふわふわ 33.4%、3位 ふんわり 32.0%、4位 もちもち 30.7% |
| 食べる時間帯 | 全体:午後 45.7%/男性:夜 42.1%、夕食時 31.0%/女性:午後 49.9%、昼食時 23.5%、午前中 9.3% |
| 気分別上位 | 1位 うれしいとき 37.4%、2位 自分を褒めてあげたいとき 35.0%、3位 達成感・充実感 28.2% |
| ご自愛上手と購買頻度 | 週1回以上購入: 得意 60.0%、苦手 36.5%(差23.5ポイント) |
| スイーツの効果(例) | 楽しいときの快活度: 58.2%/ときめきの快活度: 56.0%/誕生日の快活度: 約60%/読書・映画で沈静度: 6割以上 |
| 体験としての楽しみ方 | 贈る・巡る・作る・推し活・学ぶ・拡散などを過去1年で体験した人は約2人に1人 |
| テクノロジー活用 | AI利用の主な用途: カロリー・糖質など栄養バランスのチェック(栄養管理) |
| モンテール(会社情報) | 創業 1954年(昭和29年10月)/代表 鈴木徹哉/売上高 318億円(2025年8月期)/本社 埼玉県八潮市大瀬3-1-8 |
本稿は「スーパー・コンビニ スイーツ白書 2026」の要点を整理したものです。詳細な図表や年代別の推移、図版等は白書本体に収録されていますので、深掘りしたい場合は公開PDFをご参照ください。