ウポポイ×東京カメラ部 フォトコン受賞作決定
ベストカレンダー編集部
2026年2月26日 16:23
フォトコン受賞発表
開催期間:7月9日〜11月30日
📅 カレンダーに追加:Google|iPhone/Outlook
ウポポイと白老・登別の瞬間を切り取った受賞作が決定
公益財団法人アイヌ民族文化財団(札幌市中央区、常本照樹理事長)が運営するウポポイ(民族共生象徴空間)は、東京カメラ部との初のタイアップ企画として実施した「ウポポイ・白老・登別フォトコンテスト2025」の受賞作品を発表しました。募集期間は2025年7月9日から11月30日までで、Instagramを通じて応募された全296作品の中から、ウポポイや白老町、登別市の文化や自然の魅力を表現した作品が選出されています。
本稿では、受賞作品の詳細と審査員のコメント、コンテストの概要、賞品や応募状況、そして審査に関わった写真家や運営団体の情報を整理して伝えます。受賞作の個別コメントや審査の視点も併せて掲載し、応募の背景や地域の特色が伝わるよう構成しています。
受賞作品の内容と審査コメント — 文化と自然、地域の物語を写す
審査は写真家の井上浩輝さんが加わり、文化的・自然景観的に価値ある一枚が選ばれました。以下に各部門の受賞作品と審査コメント、作者の一言を掲載します。作品ごとの撮影意図や、審査員が評価した点を具体的に伝えます。
各部門の受賞作は、ウポポイ部門・白老エリア部門・登別エリア部門の三部門と、それらに加え10点のトゥレッポん賞が発表されています。受賞者名、作品タイトル、審査コメントを可能な限り忠実に掲載します。
ウポポイ部門(ウポポイ賞) — 「踊り継がれる、アイヌの祈り」
受賞:ウポポイ賞「踊り継がれる、アイヌの祈り」 moo さん(作者:moo さん)
作品は、熊の魂をカムイ(神)のもとへ送り返す伝統的な舞踊であるイヨマンテ リムセの瞬間を捉えた一枚です。輪になって踊り、身体を通して祈りを捧げる姿は、自然と共生してきたアイヌの精神を直接的に伝えます。伝統的コタンでは、エカシ(長老)やフッチ(おばあさん)から伝承される歌や踊りが受け継がれています。
審査コメントでは、カムイプヤㇻ(神窓)の前で躍動する姿を鮮明に捉えている点、炉鍵とイナウ(木幣)が手前に配され、暖かな囲炉裏を囲んで舞踊を楽しむ構図が優れていることが挙げられました。作品はウポポイという名称が意味する「(おおぜいで)歌うこと」にふさわしい一枚と評価されています(民族共生象徴空間運営本部本部長・村木美幸によるコメントを含む)。
白老エリア部門(白老賞) — 「ポロト湖 光射す朝」
受賞:白老賞「ポロト湖 光射す朝」 庭山 了 さん(作者:庭山 了 さん)
庭山さんは受賞の喜びを述べつつ、早朝にポロト湖に差し込む光の時間帯が最も魅力的であると語っています。作品はポロト湖の静謐(せいひつ)さと、その湖面に活動するカヌーの存在が生む物語性を描いています。鮮やかな緑と赤いカヌーの色彩対比が映える一枚です。
審査員・井上浩輝のコメントでは、空の色調など仕上げに工夫の余地はあるとしつつも、この場所の空気感や楽しさがストレートに伝わる点が高く評価されました。作品はポロト湖の魅力を伝える力を持っていると評されています。
登別エリア部門(登別賞) — 「地獄祭りじゃぁぁあ!!!!!ブファァァァ!!!」
受賞:登別賞「地獄祭りじゃぁぁあ!!!!!ブファァァァ!!!」 こば さん(作者:こば さん)
作者のコメントでは、迫力満点のからくり山車や太鼓演奏、鬼踊り、花火まで含めた祭りの臨場感が伝わる体験的な一枚であると述べられています。写真自身も「楽しかった」という感情がそのまま写されているように感じられるとのことです。
審査コメントは、山車の圧倒的な迫力と、背景に見える日常風景との対比が印象的であること、夕刻の空気感を丁寧に仕上げた点が被写体の魅力を一層引き出している点を指摘しています。撮影位置の判断や仕上げに至るまでの一貫した美意識が評価されました。
トゥレッポん賞(順不同で10点)
入選に次ぐ評価として10点のトゥレッポん賞が発表されました。受賞作品と作者は以下の通りです。
- トゥレッポん賞「湯のあとの、ふたり時間」 AYANO さん
- トゥレッポん賞「秋の白煙たゆたう」 y_ukina さん
- トゥレッポん賞「色づく伝統」 新村 本広 さん
- トゥレッポん賞「ただ、風と歌と、アイヌの誇り」 @asumi_hoshisora さん
- トゥレッポん賞「諦めない」 ychurashimas さん
- トゥレッポん賞「ウレシパ」 kabos_bird さん
- トゥレッポん賞「ホプニ」 山澤 周平 さん
- トゥレッポん賞「湯鬼神、激打」 おつむ(otsumugraph)さん
- トゥレッポん賞「銀河の岸辺」 とものすけ さん
- トゥレッポん賞「ホロホロ峠の夜明け」 えけせてね。さん
注:アイヌ語の表記について、本文中の一部語(例:イヨマンテ リムセ、ウレシパ等)は文化的表記に配慮した表記が用いられています(「ウレシパ」のシは下付き小文字で表記する旨の注記あり)。
コンテストの概要、応募状況、賞品の詳細
本コンテストは、東京カメラ部とのタイアップ企画として『北海道には、魅せたい瞬間がある』をテーマに実施されました。応募はInstagramを通じて行われ、ウポポイ、白老町、登別市を撮影対象とする三部門で募集されました。
募集期間は2025年7月9日(水)~11月30日(日)で、応募作品総数は296作品でした。受賞者には各種宿泊ギフト券やオリジナルトートバッグなどが副賞として贈られます。
- 応募部門
- ウポポイ部門、白老エリア部門、登別エリア部門
- 募集期間
- 2025年7月9日(水)~11月30日(日)
- 応募作品総数
- 296作品
- 特設サイト
- https://tokyocameraclub.com/ainu-upopoy/contest2025/
賞品の内訳は以下のとおりです。各賞の受賞者数や具体的なギフト内容を含め、地域の宿泊施設やオリジナルグッズが用意されています。
| 賞 | 人数 | 賞品 |
|---|---|---|
| ウポポイ賞 | 1名 | 星野リゾート・宿泊ギフト券(10万円分)※白老町・ポロト湖畔に建つ星野リゾート「界 ポロト」でも利用可能 |
| 白老賞 | 1名 | 虎杖浜温泉ホテルいずみ・宿泊ギフト券(4万円分) |
| 登別賞 | 1名 | 第一滝本館・滝本ギフトクーポン(4万円分) |
| トゥレッポん賞 | 10名 | ウポポイオリジナル トートバッグ(アイヌ文様) |
受賞作品以外にも多くの応募があり、地域の魅力や文化、風景を多角的に切り取った作品が寄せられたことが報告されています。フォトコンテスト特設サイトでは受賞作の掲載や応募作品の一部紹介が行われています。
審査員と主催・協力団体、ウポポイの基本情報
本コンテストの審査には写真家の井上浩輝(いのうえ ひろき)さんが参加しました。井上さんは北海道札幌市出身で、自然と動物の共存をテーマに撮影活動を行い、2016年に米誌『National Geographic』の『TRAVEL PHOTOGRAPHER OF THE YEAR 2016』ネイチャー部門で日本人として初めて1位を獲得した経歴を持ちます。
井上さんの活動は広告撮影(例:AIRDO)や写真集の刊行(写真集『follow me ふゆのきつね』など)にも及び、早稲田大学基幹理工学部の非常勤講師も務めています。ウェブサイトやInstagramの情報は以下の通りです。
- ウェブサイト:https://www.hirokiinoue.com/
- Instagram:@hiroki_inoue_northern
主催・協力については、公益財団法人アイヌ民族文化財団が運営するウポポイと、日本最大級の写真コミュニティである東京カメラ部(運営:東京カメラ部株式会社、代表取締役:塚崎秀雄)が共同で行った企画です。東京カメラ部の情報や各種SNSは以下のリンクで確認できます。
- 東京カメラ部(ウェブサイト):https://tokyocameraclub.com/
- 東京カメラ部 Instagram:https://instagram.com/tokyocameraclub/
- 東京カメラ部 X(Twitter):https://x.com/tokyocamerajp
ウポポイ(民族共生象徴空間)の施設概要もあわせて掲載します。ウポポイは2020年7月12日に開業し、国立アイヌ民族博物館や国立民族共生公園、慰霊施設などで構成されます。ポロト湖のほとりに位置し、五感でアイヌ文化を体験できる場として機能しています。
- 公式ウェブサイト
- https://ainu-upopoy.jp/
- 所在地
- 〒059‐0902 北海道白老郡白老町若草町2丁目3
- 電話
- 0144-82-3914(代表)
- アクセス
- JR白老駅から徒歩約10分。新千歳空港から高速道路または列車利用で約40分。
- 入場料(税込)
- 一般大人1,200円、一般高校生600円、中学生以下無料(20名以上は団体料金適用、別途有料体験プログラムや博物館特別展示の料金あり)
- 開園時間
- 9:00~17:00(時季により変動あり)
- 閉園日
- 月曜日および2月28日~3月9日、月曜日が祝日の場合は翌日以降の平日(特別な開園日あり)
まとめ:受賞作とコンテストの要点一覧
以下に、本記事で取り上げた「ウポポイ・白老・登別フォトコンテスト2025」に関する主要情報を表形式で整理します。受賞作のタイトル・作者、賞品、応募状況、開催期間、関連リンクなどを簡潔に確認できます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| コンテスト名 | ウポポイ・白老・登別フォトコンテスト2025(東京カメラ部タイアップ) |
| 主催・運営 | 公益財団法人アイヌ民族文化財団(ウポポイ運営)、東京カメラ部(タイアップ) |
| 募集期間 | 2025年7月9日(水)~11月30日(日) |
| 応募作品総数 | 296作品 |
| 受賞(部門別) | ウポポイ賞:「踊り継がれる、アイヌの祈り」 moo さん 白老賞:「ポロト湖 光射す朝」 庭山 了 さん 登別賞:「地獄祭りじゃぁぁあ!!!!!ブファァァァ!!!」 こば さん トゥレッポん賞(10点):AYANO、y_ukina、新村 本広、@asumi_hoshisora、ychurashimas、kabos_bird、山澤 周平、おつむ(otsumugraph)、とものすけ、えけせてね。各氏 |
| 賞品(主要) | ウポポイ賞:星野リゾート・宿泊ギフト券(10万円分) 白老賞:虎杖浜温泉ホテルいずみ・宿泊ギフト券(4万円分) 登別賞:第一滝本館・滝本ギフトクーポン(4万円分) トゥレッポん賞:ウポポイオリジナル トートバッグ(アイヌ文様)×10 |
| 審査員 | 写真家:井上浩輝(いのうえ ひろき) |
| フォトコン特設サイト | https://tokyocameraclub.com/ainu-upopoy/contest2025/ |
| ウポポイ 公式 | https://ainu-upopoy.jp/(所在地:北海道白老郡白老町若草町2丁目3、電話:0144-82-3914) |
本稿は、プレスリリースの内容をもとに受賞作とコンテストの全容を整理しました。受賞作の選定理由や審査員のコメント、賞品の内容、応募状況、ウポポイや東京カメラ部の情報を網羅的に掲載しています。詳細や受賞作品の画像は特設サイトで確認できます(リンクを参照)。