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3月2日発表、OcNOS 7.0で進むオープンネット化

OcNOS 7.0発表

開催期間:3月2日〜3月5日

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OcNOS 7.0発表
OcNOS 7.0って何が変わったの?
OcNOS 7.0は400G/800G対応のIPoDWDMやセグメントルーティング、BGP RPKIによるセキュリティ強化、Docker/Kubernetes対応、100超のgNMIテレメトリでリアルタイム自動化を実現し、AIデータセンターの低遅延化とTCO削減を狙う最新版です。
MWCで実機って見られる?どこで何を体験できるの?
MWC Barcelona(2026/3/2〜3/5)で実機デモと面談が可能。IP Infusionエグゼクティブスイート(ホール7 会議室7B3Ex)やUfiSpace、FUJITSU 1Finity、IOWNの各ブースでIPoDWDMや高密度機器、統合デモを確認できます。

オープンネットワーキングを加速する「OcNOS® 7.0」:MWC Barcelona 2026での市場投入

オープンネットワーキング・ソリューションのリーダーであるIP Infusionは、2026年3月2日から5日にかけてスペイン・バルセロナで開催されるMWC Barcelona 2026において、最新版ネットワークオペレーティングシステム「OcNOS® 7.0」を発表しました。プレスリリースは2026年2月25日15時00分に公開されています。

今回のリリースは、従来のベンダーロックイン型ソリューションからベンダー非依存のオープンで自動化されたインフラへと業界が移行している流れを反映するものです。IP Infusionは600社を超えるグローバル顧客を擁するエコシステムのもと、サービスプロバイダーネットワーク、ネオクラウドデータセンター、大容量データセンター間接続(DCI)向けのオープンネットワーキングプラットフォームを提供しています。

発表の位置づけと目的

IP Infusionの最高プロダクト・マーケティング責任者(CPMO)Miguel Alonsoは、OcNOS 7.0を「サービスプロバイダーのプラットフォームを戦略的に進化させるためのプラットフォーム」と位置づけ、レガシーインフラの進化、インターネットエッジの保護、ネットワークのライフサイクル全体の自動化を実現するためのツールを提供すると説明しています。

特にAIデータセンターにおいては、ネットワークがGPUインフラのバックボーンとして重要な役割を果たす点を強調し、OcNOS 7.0が低遅延でGPU効率を最大化するロスレスネットワーク、迅速な導入、大規模環境でのセキュアな運用を実現することが示されています。商用オープンモデルをホワイトボックス・ハードウェア上で稼働させることで、クローズドな垂直統合型ソリューションに比べて総所有コスト(TCO)を40~60%削減できるとされています。

OcNOS® 7.0の主な技術的革新:4つの重要な柱

IP InfusionはOcNOS 7.0で現代のネットワークが直面する主要課題に対処するため、4つの重要な柱を掲げています。以下では各柱について具体的な機能と期待される効果を整理します。

本節では、各技術要素がどのようにネットワーク運用と設備投資に影響を与えるかを示し、導入を検討する事業者が把握すべきポイントを明確にしています。

1. IPoDWDM(オープンなコンバージドIP/光伝送)の進化

OcNOS 7.0は、トランスポンダからZRへの単なる置き換えを超え、サービスプロバイダーがネットワーク進化を自ら制御できるよう設計されています。ネイティブの400G/800G ZR/ZR+オプティクスをサポートし、複数ベンダーのオープンハードウェアプラットフォームおよびオプティクスを統合します。

同時に、セグメントルーティングの機能群が包括的に取り込まれており、セグメントルーティングのトラフィックエンジニアリング、BGPフリーコア、フレキシブルアルゴリズム(Flex-Algo)が導入されています。このアプローチによりコントロールプレーンの簡素化、ラベルスイッチングの複雑性の軽減、エンドツーエンドでの確定的なサービス認識型パスの提供が可能となり、運用効率が向上します。

2. インターネットエッジにおけるセキュリティ強化

OcNOS 7.0には、BGP RPKIベースの無効ルート拒否機能および強化されたBGPピアリング制御が含まれており、ルートリークやプレフィックスハイジャックからの保護が図られます。これによりルーティングテーブルの完全性が改善され、グローバルなルーティングインシデントに対する運用上のリスクが低減されます。

セキュリティ面の改善は、ネットワークの信頼性やサービス提供の継続性に直結するため、サービスプロバイダーやキャリアにとって重要な要素です。OcNOS 7.0はこの点における実運用の堅牢化を目指しています。

3. クラウドネイティブな運用機能の追加

今回のリリースでは、コンテナライフサイクル管理のためにDockerおよびKubernetes(K8s)のサポートが追加されました。これにより、オペレーターは監視ツールやセキュリティプローブ、カスタムマイクロサービスをルーター上で直接、分離されたコンテナ環境(コンテナ化されたワークロード)として実行できます。

ルーター上でのコンテナ化は、運用の柔軟性を高め、既存のクラウドネイティブなツールチェーンやCI/CDの導入を容易にします。結果として、導入スピードの向上と運用自動化の深化が見込まれます。

4. リアルタイムの自動化と可視化

OcNOS 7.0は、リアルタイムのファブリック最適化を可能にするため、100を超える新しいgNMIベースのストリーミングテレメトリセンサー、オンチェンジストリーミング、NetConf/gNMIの完全統合を追加しました。これによりIP/光のコンバージドネットワークにおけるモニタリングと自動化の精度が向上します。

テレメトリの強化は、より高速な再ルーティングや先を見越したキャパシティ計画を可能にし、運用チームが実運用での問題を迅速に検出・対処することを支援します。ファブリックの状態を高頻度で取得して分析することで、AI対応ネットワークの効率化にも寄与します。

MWC Barcelona 2026での展示とデモンストレーション

IP InfusionはMWC Barcelona 2026会期中、同社のチームと対面での面談を受け付けています。面談はIP Infusionエグゼクティブスイート(ホール7、会議室7B3Ex)にて行われます。詳細情報およびイベントページは以下のリンクに掲載されています。

MWCイベントページ: https://www.ipinfusion.com/ip-infusion-will-be-at-mwc-2026/

エコシステムパートナーによる展示

IP Infusionのエコシステムパートナー各社はブースにてOcNOSを搭載したソリューションの実演を行います。これらのデモは、実運用での統合例や高密度機器、IPoDWDMのトータルソリューションなどを示すものです。

以下に出展情報とデモの主旨を整理します。

UfiSpace(ホール5、スタンド5A61)
高密度のセルサイトゲートウェイおよびアグリゲーションスイッチなどを含む、ブロードバンド、5G-Advanced、AIエッジ要件に最適化されたキャリアグレードのディスアグリゲーション型ソリューションを展示します。
FUJITSU 1Finity(ホール2、スタンド2G60)
OcNOSを統合したFUJITSU 1FINITY™光プラットフォームを用いたIPoDWDMのトータルソリューションを展示します。デモでは、IOWN(Innovative Optical and Wireless Network)エコシステムにおけるIPレイヤーと光レイヤーの実用的な統合を紹介し、遅延と電力消費量の低減に焦点を当てます。
IOWN Global Forum(ホール2、ブース2B40)
光通信中心の次世代ネットワークと演算インフラに関する現実世界のユースケースやエコシステムのコラボレーション事例を紹介します。

面談・デモの位置付け

展示とデモは、OcNOS 7.0がもたらすネットワークの運用効率化、IPoDWDM対応、AI対応ネットワークの最適化を実際の機器上で確認できる機会です。サービスプロバイダーやデータセンター事業者は、これらのデモにより運用適合性や導入効果を評価できます。

なお、IP Infusionのチームと直接面談することで、ネットワーク進化の制御や個別ユースケースに対する具体的な提案を受けられる旨が案内されています。

企業情報と法的表記、まとめ

IP Infusionはキャリア、サービスプロバイダー、データセンター向けにオープンネットワーキング用のソフトウェアソリューションを開発しており、顧客数は数百社、導入実績は数千件に上るとされています。主力プラットフォームであるOcNOS®により、ネットワーク事業者はハードウェアとソフトウェアのディスアグリゲーションを実現し、運用の合理化とTCO削減を図ることができます。IP Infusionは米国カリフォルニア州サンタクララに本社を置き、株式会社ACCESSの100%出資子会社です。

ACCESS(東証プライム:4813)は1984年設立の独立系ソフトウェア企業で、通信/放送/自動車/家電/出版/エネルギーインフラ分野向けにソフトウェア技術を提供しています。ACCESSのウェブサイトは次のURLです:https://www.access-company.com/

OcNOS® 7.0に関する要点の一覧
項目 内容
製品名 OcNOS® 7.0(IP Infusion)
発表日時 プレスリリース:2026年2月25日 15:00
展示会 MWC Barcelona 2026(2026年3月2日〜5日、バルセロナ)
主な技術要素 IPoDWDM(400G/800G ZR/ZR+)、セグメントルーティング(TE、BGPフリーコア、Flex-Algo)、BGP RPKIによるセキュリティ強化、Docker/K8sサポート、100+ gNMIテレメトリセンサー、NetConf/gNMI統合
期待される効果 AIデータセンター向けの低遅延・ロスレスネットワーク最適化、TCOの40〜60%削減(商用オープンモデル+ホワイトボックスハードウェア比較)、リアルタイムのファブリック最適化と高速再ルーティング
展示・デモ IP Infusionエグゼクティブスイート(ホール7、会議室7B3Ex)、UfiSpace(ホール5、スタンド5A61)、FUJITSU 1Finity(ホール2、スタンド2G60)、IOWN Global Forum(ホール2、ブース2B40)
関連リンク IP Infusion MWCページ: https://www.ipinfusion.com/ip-infusion-will-be-at-mwc-2026/ 、ACCESS: https://www.access-company.com/
親会社 株式会社ACCESS(100%出資)

以上がOcNOS® 7.0のリリース内容とMWC Barcelona 2026での展示・デモに関する概要です。プレスリリースに含まれる技術的な詳細、展示場所、企業情報、ならびに導入による効果(TCO削減等)は上表に整理した通りです。

※本文中の「ACCESS」「ACCESSロゴ」「IP Infusion」「IP Infusionロゴ」「OcNOS」は各社の商標または登録商標です。その他文中に記載の会社名および商品名はそれぞれの権利者に帰属します。