3/7-8 草薙駅前で3拠点・6サウナ巡りフェス
ベストカレンダー編集部
2026年2月25日 12:34
くさなぎサウナフェス
開催期間:3月7日〜3月8日
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駅南北を一つにする試み──草薙を舞台にした周遊型サウナイベントの全体像
2026年3月7日(土)・8日(日)の2日間、静岡市のJR草薙駅周辺を会場に「くさなぎサウナフェス」が開催される。主催は一般社団法人 静岡サウナ協議会、協力に株式会社KOU、株式会社センカク、静岡鉄道株式会社、一般社団法人 草薙カルテッド、静岡市が名を連ねる。駅の南北に点在する民間施設や鉄道会社、自治体などが連携し、「駅前全体を一つの会場」に見立てて回遊性を生み出すことを狙いとしている。
本イベントは、商店街の空き店舗問題という地域課題に対する具体的なアプローチの一つとして位置づけられる。静岡県内の商店街における空き店舗率は11.9%、1商店街あたりの空き店舗数は平均4.12店にのぼる(※出典:「令和2年度 静岡県商店街実態調査報告書」)。こうした背景を踏まえ、駅前での施設再生や街ぐるみの回遊を通して賑わいを取り戻すことが狙いである。
3拠点・6つのサウナを巡る体験──個性のある設えと当日の動線
参加者は水着着用で、JR草薙駅北口・南口を結ぶ3つの拠点に設けられた計6つのサウナをバイキング形式で自由に巡る。各拠点は性格の異なるサウナ体験を提供し、同一駅周辺で複数の“ととのい”を体験できる構成だ。
以下に当日公開されるサウナの特徴を詳述する。
サウナ施設の構成(拠点別)
- サウナ施設①:移動型サウナ「サバス3号車」(北口芝生広場)
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元・静鉄バスの車両を改造した移動型サウナ。サウナ室は静岡の茶畑をイメージした段々状の座席で、座ったり横になったりと多様な体勢での利用が可能。スノコ部分には静岡県産の木材を使用し、当日は静岡らしさを演出する「お茶ロウリュ」を行う予定である。詳細は公式サイト(https://sabus.jp/#bus3)で公開されている。
移動型の特性上、コンパクトながら臨場感のある体験を提供することが見込まれる。
- サウナ施設②:プライベート駅サウナ「ととの場」(北口高架下)
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2025年11月オープン。JR東海グループとして初の駅直結サウナで、東海道新幹線高架下に位置する。通常は完全予約制の3種の個性豊かなサウナブース(Wood Brown / Stone Black / Plant White)を、フェス当日は特別開放する。
それぞれのブースは次のような特徴を持つ:Wood Brownは木の温もりと落ち着きを重視、Stone Blackは石とモノトーンによる没入感、Plant Whiteは白と緑のコンビネーションで手軽な心地よさを提供する。
- サウナ施設③:SAUNA煌-KOU-(南口徒歩30秒)
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2024年12月に、約10年間空き店舗だった駅前物件を再生してオープンしたサウナ施設。2つの対照的なサウナ「太陽(会話可)」と「月(黙浴専用)」を備え、施設内には地元の老舗仕出し屋が提供する食事処もある。オープンから約1年で延べ来場者数は約3万人、現在は1日平均約100人が利用するコミュニティ拠点に成長している。
施設内で人気のメニューとして「大人ののり弁」が紹介されている。受付はSAUNA煌-KOU-(JR草薙駅南口すぐ)で行われる。
当日のプログラムと参加条件
フェスは3部制で実施され、時間帯は9:30~12:00、12:30~15:00、15:30~18:00の計3枠。利用料は1名3,700円(税込)、水着着用が必須。小学生未満は利用不可となる。受付は南口のSAUNA煌-KOU-で行う仕組みだ。
チケット購入やセッションの詳細は主催者のアナウンスに従う必要があるが、編成としては複数拠点を短時間で回遊する設計になっており、利用者の動線や混雑対策が重要となる。
地域課題への介入と企業の背景──空き店舗再生から街ぐるみの回遊へ
今回のイベントは、空き店舗問題に対する一つの実践例として注目される。静岡県では移住希望地ランキングで上位に位置する一方、商店街の空き店舗率が11.9%に達していることが指摘されている(※出典:認定NPO法人ふるさと回帰支援センター「移住希望地域ランキング」および「令和2年度 静岡県商店街実態調査報告書」)。
駅前の空き物件を再生し、サウナを核に人を集める試みは、単一施設の成功に留まらず、駅前全体や周辺商店街への波及を目指している。今回のくさなぎサウナフェスは、こうした波及効果を検証するための共同実験とも言える。
株式会社KOUの歩みと地域との関わり
SAUNA煌-KOU-を運営する株式会社KOUは、地元で仕出し屋「こう月」をルーツに持つ企業で、プレスリリース内では「創業42年」との表記がある一方、後半には「創業45年となる」との記述も見受けられる。いずれにしても、長年にわたり地域に根差した事業を営んできた点が強調されている。
代表取締役の小俣憲一は、子どもの頃から親しんだ商店の減少に危機感を抱き、草薙駅前で10年間空き店舗だった物件をサウナ施設として再生することで地域への恩返しを果たしたいという趣旨を示している。施設では高校生とのコラボ弁当開発、地域清掃、大学生との地方創生ゼミなどの活動を通じて地域に関わる取り組みを継続している。
熱波イベント、サ飯マップ、協力体制──当日の付加価値と連携の広がり
フェス当日はサウナ体験に加え、静岡にゆかりのある熱波師らによるパフォーマンスが予定されている。静岡出身の熱波師「スター諸星」や、地域で活動する「ド蒸しプロジェクト」のメンバーが登場し、各拠点で熱波イベントを実施する。
また、サウナ後の回遊を促す取り組みとして「草薙サ飯MAP」が作成される。MAPにはSAUNA煌-KOU-内の「食事処 こう月」をはじめ、地元で長年愛されるパン屋やサウナ後に適したメニューを提供するバルなど、複数の飲食店が掲載される予定である。
- 熱波イベント出演者:スター諸星、ド蒸しプロジェクト メンバー
- 草薙サ飯MAP掲載例:食事処 こう月、老舗パン屋、サウナ向けメニューのバル など
- 主催:一般社団法人 静岡サウナ協議会
- 協力:株式会社KOU、株式会社センカク、静岡鉄道株式会社、一般社団法人 草薙カルテッド、静岡市
こうした構成は、単にサウナを体験するだけでなく、駅周辺の商店・飲食店への波及を念頭に置いたオーガナイズになっている点が特徴である。
イベント概要の整理と要点まとめ
ここまでの内容を整理し、イベントの主要情報と関連事項を表形式でまとめる。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| イベント名 | くさなぎサウナフェス |
| 開催日 | 2026年3月7日(土)・8日(日) |
| 開催時間 | 3部制:9:30~12:00 / 12:30~15:00 / 15:30~18:00 |
| 会場 | JR草薙駅周辺(北口芝生広場、北口高架下、南口周辺) |
| 参加形態 | 水着着用必須、3拠点・6つのサウナを自由に巡るバイキング形式 |
| 利用料 | 3,700円(税込) |
| 利用制限 | 小学生未満は不可 |
| 受付場所 | SAUNA煌-KOU-(JR草薙駅南口すぐ) |
| 主催/協力 | 主催:一般社団法人 静岡サウナ協議会/協力:株式会社KOU、株式会社センカク、静岡鉄道株式会社、一般社団法人 草薙カルテッド、静岡市 |
| 主要プログラム | 移動型サウナ「サバス3号車」、駅直結プライベートサウナ「ととの場」特別開放、SAUNA煌-KOU-の2サウナ、熱波イベント、草薙サ飯MAP配布 |
| 地域課題(背景) | 静岡県の商店街空き店舗率:11.9%、1商店街あたり平均空き店舗数:4.12店(出典あり) |
| 運営会社の沿革等 | SAUNA煌-KOU-運営:株式会社KOU(仕出し屋「こう月」をルーツ)。プレスリリース内に「創業42年」との表記と、後半に「創業45年となる」との記載がある。SAUNA煌-KOU-は2024年12月オープン、開業1年で延べ来場者数約3万人、現在は1日約100人が来場 |
以上がプレスリリースに基づくくさなぎサウナフェスの要点である。本稿は発表された情報を整理して伝えるものであり、会場の詳細やチケット販売に関しては主催者の案内を参照されたい。