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2月25日打上げへ、TATARA-1R搭載の宇宙望遠鏡完成

TATARA-1R打ち上げ

開催日:2月25日

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TATARA-1R打ち上げ
打ち上げはいつどこから行われるの?
打ち上げは2026年2月25日(水)に和歌山・スペースポート紀伊から、スペースワンのカイロスロケット3号機で実施予定。70kg級衛星TATARA-1Rに望遠鏡を搭載して軌道実証を行います。
この望遠鏡の特徴は何?
主鏡に低熱膨張のNEXCERA®、鏡筒やマウントに難燃性マグネシウム合金を採用し、70kg級超小型衛星向けに軽量化と温度安定性を両立、軌道での素材実証を目的としています。

超小型衛星TATARA-1Rへ引き渡された宇宙望遠鏡──完成と射場での引き渡し

2026年2月21日15時35分のリリースによれば、テラスペース株式会社、株式会社清原光学、黒崎播磨株式会社、株式会社戸畑製作所、株式会社クリスタル光学の5社は共同で開発を進めてきたマイコンカメラ用宇宙望遠鏡を完成させ、搭載先である70キロ級超小型衛星「TATARA-1R」への搭載および射場でのスペースワン株式会社への衛星引き渡しを2026年2月11日に完了したことを発表しました。

本望遠鏡を搭載した「TATARA-1R」は、2026年2月25日(水)にスペースポート紀伊(和歌山県串本町・那智勝浦町)からスペースワン株式会社が打ち上げるカイロスロケット3号機により打ち上げられる予定です。引き渡し完了から打ち上げまでの期間は短く、各社が最終確認とミッションマネジメントを終えたうえでの射場での引き渡しとなりました。

超小型衛星「TATARA-1R」搭載用、宇宙望遠鏡の引き渡しが完了 画像 2

結集された国内技術とプロジェクトの目的

本プロジェクトはテラスペースが提供するホステッドペイロードサービスを活用した実証実験として位置づけられています。清原光学が主幹事となりテラスペースと搭載契約を締結、国内企業が保有する独自の先端素材や加工技術を統合して宇宙望遠鏡の開発を行いました。

目的は過酷な宇宙環境における各社素材の有効性検証、将来的な人工衛星および成層圏通信プラットフォーム(HAPS)への利活用促進、そして日本の宇宙産業における素材活用の裾野拡大です。実機を用いた軌道上でのデータ取得により、低コストで高精度な宇宙機ソリューションの確立に貢献することが期待されています。

超小型衛星「TATARA-1R」搭載用、宇宙望遠鏡の引き渡しが完了 画像 3

共同開発の概要と役割分担

参加した5社はそれぞれの強みを持ち寄り、望遠鏡本体からミッション運用に至るまでを分担しました。清原光学が主幹事として設計調整と組み立て調整を取りまとめ、テラスペースが衛星プラットフォーム提供とミッションマネジメントを担当しています。

ロケットへの搭載・射場での引き渡しはスペースワン株式会社が実施する打ち上げ体制に準じて進められ、実証ミッションとしての運用体制が整えられています。以下は各社の担当領域を整理したものです。

清原光学・クリスタル光学
オールアルミニウム製宇宙望遠鏡モデルの技術をベースに、本ミッション向けにリモデルおよび組み立て調整を担当。高精度な光学機構の実装と総合調整を行いました。
黒崎播磨
主鏡および副鏡部に低熱膨張セラミックスNEXCERA®を採用。熱変動が厳しい軌道環境での鏡面安定性確保を目指しました。
戸畑製作所
鏡筒およびカメラマウント部に、軽量かつ高強度の難燃性マグネシウム合金を採用。質量削減と剛性確保の両立を図っています。
テラスペース
衛星プラットフォームの提供、そして打ち上げから軌道投入までのミッションマネジメントを担当。ホステッドペイロードとしての搭載管理も担っています。
超小型衛星「TATARA-1R」搭載用、宇宙望遠鏡の引き渡しが完了 画像 4

技術的特長の詳細

本宇宙望遠鏡は「マイコンカメラ用」として小型衛星対応に最適化された光学系を持ち、各社の素材選定は小型衛星に求められる軽量化と温度安定性の両立を狙ったものです。特に鏡面材料の選定と鏡筒材料の組み合わせは、軌道環境での性能維持に直結します。

鏡面に採用されたNEXCERA®は極めて低い熱膨張係数を持つセラミックスで、温度変動による光学性能悪化を抑制します。一方で、鏡筒とマウントのマグネシウム合金は難燃性を持ちながら軽量化を実現し、70キロ級衛星の質量バランスに寄与します。

部位 採用素材/技術 期待される効果
主鏡/副鏡 NEXCERA®(低熱膨張セラミックス) 温度変動下での鏡面安定性向上、収差低減
鏡筒/カメラマウント 難燃性マグネシウム合金 軽量化と高剛性の両立、打ち上げ時の耐久性向上
光学構造/組立 オールアルミニウム製モデルをベースにリモデル 安定した組立調整とアライメント再現性の確保
超小型衛星「TATARA-1R」搭載用、宇宙望遠鏡の引き渡しが完了 画像 5

打ち上げ計画とミッションの位置づけ

打ち上げは2026年2月25日(水)に予定されており、射場はスペースポート紀伊(和歌山県串本町・那智勝浦町)です。打ち上げ機体はカイロスロケット3号機、打ち上げ事業者はスペースワン株式会社です。

搭載される衛星は70キロ級の超小型衛星「TATARA-1R」であり、本望遠鏡はマイコンカメラとしての観測を担います。軌道上での実証により、将来の低コストで高精度な宇宙機ソリューションへの応用が期待されています。

  • 打ち上げ予定日: 2026年2月25日(水)
  • 射場: スペースポート紀伊(和歌山県串本町・那智勝浦町)
  • 打ち上げ機体: カイロスロケット3号機(スペースワン株式会社)
  • 搭載衛星: 70キロ級超小型衛星「TATARA-1R」
  • 射場での衛星引き渡し完了日: 2026年2月11日

ミッション成功により、国内企業の素材技術が宇宙環境で有効に機能することが確認されれば、人工衛星やHAPSなど多様なプラットフォームへの素材展開が見込まれます。また、ホステッドペイロード方式の有効性確認にもつながる設計となっています。

本件に関する問い合わせは各社の広報担当窓口、またはテラスペース株式会社宛てに行う旨がリリースで示されています。リリース配信元は株式会社清原光学であり、資料として掲載されている付随資料や画像群が存在します。

超小型衛星「TATARA-1R」搭載用、宇宙望遠鏡の引き渡しが完了 画像 6

資料一覧と要点整理

プレスリリースでは画像・資料として以下の項目が挙げられています。これらは打ち上げ準備や広報資料として提供されているもので、プロジェクトの理解を補う要素です。

  • カイロス3号機ロゴ
  • ロケット搭載の様子(画像)
  • 衛星ミッションバッジ
  • TATARA-1R 衛星(画像)
  • 宇宙望遠鏡ミッションバッジ
  • 宇宙望遠鏡(画像)
  • 添付PDF: d178319-1-c1b950c2fb8315e0b7109bee5bcad769.pdf

以下に本リリースで伝えられた主要項目を表形式で整理します。打ち上げ日時、参画企業、役割、技術的要点、引き渡し日などを網羅しています。

項目 内容
プレスリリース発行 株式会社清原光学/2026年2月21日 15:35
参画企業 テラスペース、清原光学、黒崎播磨、戸畑製作所、クリスタル光学
対象機器 マイコンカメラ用宇宙望遠鏡(オールアルミベースのリモデル)
重要素材・技術 NEXCERA®(主鏡/副鏡)、難燃性マグネシウム合金(鏡筒/マウント)、オールアルミニウムモデル
衛星 70キロ級超小型衛星「TATARA-1R」
射場での引き渡し 2026年2月11日(スペースワンへの引き渡し完了)
打ち上げ予定 2026年2月25日(水) スペースポート紀伊 発 カイロスロケット3号機(スペースワン)
ミッション目的 素材・技術の軌道実証、将来的な衛星およびHAPSでの利用促進、低コスト高精度宇宙機ソリューションの実証
問合せ先 各社広報担当窓口、またはテラスペース株式会社

本稿ではプレスリリースの全文に含まれる事実情報を整理しました。関係各社が結集して完成させた宇宙望遠鏡は、予定通りに打ち上げが行われれば軌道上での実証を通じて素材・技術の実効性が明らかになります。今後、ミッションの運用段階で得られる解析結果と実測データが、国内の宇宙関連素材活用に関する知見を豊かにすることが期待されます。