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2月25日開始で変化、共通テスト難化が出願に与えた影響

国公立大一般選抜

開催日:2月25日

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国公立大一般選抜
共通テストの難化って、出願にどう影響したの?
得点が思うように取れなかった受験生が合格可能性の高い大学へ志望を変える「安全志向」が強まり、中・後期の志願者が減少。前期は235,310人で前年並みだったと河合塾は分析している。
どの大学で志願者が減ってるの?自分の志望は影響受ける?
難関10大学や準難関・地域拠点大で志願者が減少。特に東京科学大は前年比87%と大幅減。一方で大阪大・一橋大・北海道大は増加。学部や第1段階選抜の制度で影響は大学ごとに異なる。

共通テスト難化が志願行動を変えた――出願傾向の全体像

学校法人 河合塾は、2026年2月20日15時02分付で、国公立大学一般選抜(2次試験)に向けた志願動向の分析レポートを教育関係者向け情報サイト「Kei-Net Plus」に公開しました。調査は、2026年度大学入学共通テスト(以下、共通テスト)の1月実施分の難化を踏まえ、2月25日(水)から始まる国公立大一般選抜に向けた受験生の出願行動の変化を俯瞰したものです。

レポート全体の要点としては、前期日程は前年並みを維持する一方で、中期・後期日程で志願者が減少し、難関大学を中心に志願者の減少が見られるという傾向です。共通テストの難化が、出願先の選定に影響を及ぼし、安全志向(合格可能性の高い大学への出願シフト)が強まったことが、河合塾の分析では示されています。

共通テスト難化をうけ、難関大を中心に安全志向が強まる~2026年度国公立大学2次試験の志願状況を河合塾が分析~ 画像 2

前期・中期・後期の志願者数の変化

前期日程の志願者数は235,310人(前年比100%)で前年並みを維持し、志願倍率も前年と同じ2.8倍でした。これに対して、後期日程は前年の96%、中期日程は前年の95%といずれも減少しました。

河合塾は、この中・後期日程の志願者減少を、共通テストの難化が受験生に与えた心理的影響(高倍率で合格が難しい日程への出願を控える)として解釈しています。以下に主要数値を整理します。

  • 前期日程:235,310人(前年比100%)、志願倍率2.8倍
  • 後期日程:志願者数は前年の96%
  • 中期日程:志願者数は前年の95%
共通テスト難化をうけ、難関大を中心に安全志向が強まる~2026年度国公立大学2次試験の志願状況を河合塾が分析~ 画像 3

受験生の「安全志向」が示すもの

共通テストで思うように得点できなかった受験生が、合格可能性の高い大学へ志望先を変更したことが、大学グループ別の志願者分布から読み取れます。難関層で志願が抑制される一方、その他の大学では志願者が増加しました。

この動きは、試験本番での得点状況が最終的な出願先選定に直接影響したことを示しており、入試スケジュールや第1段階選抜の制度設計(予告倍率など)も受験生心理に作用します。河合塾のレポートでは、学部系統別や地区別の詳細分析も併せて提示しています。

共通テスト難化をうけ、難関大を中心に安全志向が強まる~2026年度国公立大学2次試験の志願状況を河合塾が分析~ 画像 4

大学グループ別・大学別の志願状況と要因分析

大学グループ別に見ると、難関10大学および準難関・地域拠点大学では志願者が前年比98%と減少したのに対して、これら以外の大学(「その他の大学」)では志願者が増加しました。河合塾はこの差を、受験生の安全志向の表れとしています。

難関10大学の前期日程志願者数は55,133人(前年比98%)となり、全体として減少傾向が見られます。ただし、大学別に見ると増加した大学もあり、傾向は一様ではありません。

大学別の明暗――増減の具体例

大学別では、次のような動きが報告されています。

東京科学大
志願者数は前年の87%と最大の減少。特に理工系の学部で第1段階選抜の予告倍率引き下げにより、通過者数(2次試験受験者数)が絞られることへの警戒感が出願抑制につながったと分析されます。医療系学科でも軒並み志願者数が減少しました。
大阪大
志願者数は前年の103%と増加。
一橋大
志願者数は前年の104%と増加。
北海道大
志願者数は前年の104%と増加。

これらの大学別差は、学部構成、地域性、入試制度の変更点、大学別の合格可能性イメージなど複合的要因が絡んでいます。河合塾のレポートでは、地区別・学部系統別の細かな志願動向も収録しており、教育関係者や大学入試に関わる現場が参照できるようになっています。

分析手法と補足

河合塾の分析は、志願票提出時点の集計データを基に、前年との比較(比率表示)と入試制度上の変更点を併せて検討する形で行われています。特に第1段階選抜の予告倍率や通過者数の設定が、出願判断に影響を与えた点を重視しています。

また、河合塾は該当レポートの詳細を教育関係者向けに「Kei-Net Plus」で公開しており、さらなる個別分析やコメント取材の要請も受け付ける旨が明記されています(後述の参照先参照)。

公開情報と引用に際しての注意点、参照先

該当レポートは教育関係者向け情報サイト「Kei-Net Plus」にて公開されています。公開日付は本リリースと同じく2026年2月20日付で、URLは以下のとおりです。

また、河合塾は「2026年度主要私立大志願状況も近日公開予定」としており、今後の追加公開を示しています。報道関係者による引用・転載の際には、出典として「河合塾 Kei-Net Plus」の明記を求めています。

河合塾は、志願状況に関する詳細な分析を提供すると同時に、志願状況についてのコメント取材を受け付ける旨も案内しています。取材申し込みや追加データの取得は、Kei-Net Plusの案内に従って手続きを行う必要があります。

まとめ:主要データ一覧と本記事の整理

以下の表は、本記事で触れた主要数値と要点を整理したものです。数値は河合塾の2月20日公表のレポートに基づきます。

項目 数値・状況 補足
リリース発行 学校法人 河合塾 / 2026年2月20日 15:02 教育関係者向けサイト「Kei-Net Plus」にレポート公開
前期日程 志願者数 235,310人(前年比100%) 志願倍率は前年と同じ2.8倍
後期日程 志願者数 前年の96% 共通テストの難化が出願抑制の一因と分析
中期日程 志願者数 前年の95% 同上
難関10大学(前期) 志願者数 55,133人(前年比98%) 全体として減少傾向
大学別の注目点 東京科学大:87%(減少) / 大阪大:103% / 一橋大:104% / 北海道大:104% 東京科学大は理工系の第1段階選抜予告倍率引下げが出願抑制要因と推定。医療系も志願減。
関連レポート 2026年度大学入学共通テスト概況分析(共通テスト難化の詳細) URL: https://www.keinet.ne.jp/teacher/report/kjreport/25/260209.html
引用時の注意 出典として「河合塾 Kei-Net Plus」の明記を要請 報道関係者へのお願いとして表記あり

本稿では、河合塾が2026年2月20日に公開した国公立大学2次試験(一般選抜)志願状況分析の主要点を整理した。前期は前年並みを保った一方で中期・後期での志願者減、難関大を中心とした志願者減少といった特徴が見られる。詳細な地区別・学部系統別分析や追加データはKei-Net Plusの該当レポートで確認できる旨を最後に付記する。