3/8国際女性デー直前:30〜40代のAI受容と首相期待
ベストカレンダー編集部
2026年2月19日 13:26
国際女性デー
開催日:3月8日
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AIを「相棒」と受け止める30〜40代 — 仕事の質と時間配分に変化の期待
株式会社Warisが2026年2月19日に発表した「30〜40代の働く女性に関する調査」では、AIに対する受け止め方が明確に表れました。調査対象の働く女性317名のうち、AIによる変化を今後のキャリアにとって「ポジティブ」と捉えている割合は91.2%に達しています。
単純な肯定ではなく、具体的な期待内容にも傾向が見られます。回答の上位には「業務効率化が進み、本来注力すべき仕事やプライベートの時間が増える期待(67.2%)」や「アシスタントや壁打ち相手として、仕事の質やスピードを高めてくれるという期待(61.5%)」が挙げられ、AIを脅威ではなくパフォーマンス向上のためのツール=相棒と位置づける声が目立ちました。
- AIをポジティブと感じる割合:91.2%
- 期待される効果(複数回答可):
- 業務効率化 → 67.2%
- アシスタントとしての活用 → 61.5%
調査結果は、AI活用が個々の働き方や生産性向上に直結する可能性を示しています。一方で、AI導入の効果が実際の昇進や待遇改善につながるかどうかは別の課題として残ります。
女性首相の象徴性と慎重な期待 — 「空気の変化」を望む声と実利を求める声
「日本初の女性首相誕生が女性活躍に与える影響」については、設問の回答として53.0%が「社会の空気が変わる」と回答し、象徴的存在による心理的・文化的変化への期待が確認されました。多数の回答者が象徴の持つ意味によって、意思決定の場に女性がいることが当たり前になるという変化を歓迎しています。
自由回答には期待の声だけでなく慎重な視点も見られます。具体的な政策や実行力、実質的な制度改正を重視する意見が多く寄せられており、シンボル以上の実効性を求める声が根強い点も明らかになりました。
- 期待の声
- 「象徴的な存在がいることで、意思決定の場に女性がいることが当たり前になる」「心理的な壁が取り払われる」
- 慎重な声
- 「性別に関わらず、具体的な政策や実行力で判断すべき」「パフォーマンスに終わらず、実質的な制度改正に繋げてほしい」
なお、本プレスリリース内では共同代表によるコメントとして61.2%という数値も示されています。調査本文とコメント中で数値の表記に差異がある点は留意が必要です。
こうした結果は、象徴的変化が社会的な空気に与える影響を評価しつつ、現場では制度や施策の実効性が問われている複層的な状況を示しています。
「女性活躍推進」は現場に届いているか — 実感と自由回答に表れた現実
女性活躍推進法の有効期限が2036年まで延長された状況を受け、「働きやすくなった/チャンスが増えた」と実感する層は27.1%にとどまりました。一方で「あまり実感していない」「全く実感していない」を合わせると40.7%に達し、国や企業の施策が現場の女性の働きやすさに直結していない実態が浮かび上がっています。
自由記述欄には、制度や支援の届かなさ、家庭負担の偏在、企業体制の脆弱さなど、日常の困難を示す具体的な声が多数寄せられました。以下に、Warisがプレスリリースで公表した自由回答の抜粋をカテゴリ別に整理します。
両立の限界 — 「無理ゲー」の現実
働き方の柔軟化が進む一方で、現場では「100%仕事も家事もこなす」という過重な期待が残っています。リモートや時短がない環境でのフルタイム継続が困難であるという直球の声が挙がりました。
主な抜粋:
- 「リモートワークや時短がないと、家事、子育て、炊事洗濯をやりながら、男並みにフルタイム勤務を継続するのは無理ゲーです。(40代 正社員)」
- 「子持ちとそうでない人が対立する構図は消え去って欲しい。…経営者がちゃんと見て欲しい理解して欲しい!(40代 正社員)」
- 「夫及び夫側企業から妻及び妻側企業へのフリーライド問題の解消。…妻の主務は家事・育児とする暗黙知を早く変えなければ…(40代 正社員)」
キャリアの葛藤 — 構造的な壁と個人の苦悩
出産・育児・結婚に伴う苗字変更など、ライフイベントがキャリアに直接影響するという指摘が多数あります。個人の努力だけでは乗り越えられない制度的・文化的な壁が存在することが明確です。
主な抜粋:
- 「どうしても『あの時産まなければ』と考えてしまう自分もいます。そんな後悔をしなくて済む社会になってほしい(30代 フリーランス・個人事業主)」
- 「女性は、苗字が変わるとき、妊娠・出産・育児の過程で何度もキャリアが途絶える危機にさらされる。男性側の根強い意識を、家制度の在り方からひっくり返していくときだと思う。(30代 正社員)」
本質的な支援の必要性 — 家事育児負担の軽減と働き方の標準化
自由記載では、「夫の長時間労働」を指摘する声や家事育児の外部化支援の不足を挙げる回答が目立ちます。リモートワークについては「子持ちの特権」ではなく、すべての働き手にとっての標準装備にすべきだという意見が出ています。
主な抜粋:
- 「夫がもっと早い時間に帰宅すること(40代 フリーランス・個人事業主)」
- 「企業側からの家事育児の負担を軽減するような補助制度(…家事育児のほうを軽くするべき)(40代 正社員)」
- 「リモートワークは通勤時間短縮、体力消耗、費用面からも有難い制度であり、今後も継続してほしい。(40代 正社員)」
調査概要とWarisの事業情報、利用上の注意
本調査の実施概要は以下の通りです。調査期間や対象、回答数などの基本情報は、調査の信頼性や結果解釈に重要です。
また、Warisによる考察や今後の取り組みについての説明も本章で整理します。さらに、本調査を引用・転載する際の条件や関連リンクも明記します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 調査主体 | 株式会社Waris |
| 調査期間 | 2025年12月23日〜2026年1月23日 |
| 調査対象 | 30〜40代の働く女性 |
| 調査方法 | WEBアンケートフォームによる回答 |
| 回答数 | 317件 |
| 全調査結果 | https://forms.gle/E6zopnoCtxXSrKoF8 |
| 関連情報 | https://waris.co.jp/26973.html |
Warisの共同代表である田中美和氏は、本調査の考察として、AIを「キャリアの追い風(91.2%がポジティブ)」と捉える意欲的な層が存在すると指摘する一方で、働きやすさを実感する割合がわずか27.1%に留まる現実を踏まえ、個人の努力だけでは突破できない構造的な壁があると述べています。
Warisはフリーランスやリモートワーク、リスキリング等を通じて多様な手段で長く走り続けられる「しなやかなキャリア」を提案していること、また取材調整が可能である旨もプレスリリース内で明記されています。
Waris 会社概要と引用・転載の条件
Warisの基本情報も公表されています。引用・転載の際には、同社の表記ルールに従う必要があります。
主な会社情報と留意点は以下の通りです。
- 本社所在地
- 東京都港区西新橋3-23-5 御成門郵船ビル内ANYZ 301
- 設立
- 2013年4月
- 代表者
- 共同代表 米倉史夏、田中美和、河京子
- 事業内容
- 人材サービス、有料職業紹介事業、セミナー・イベント企画等
- 登録者数/顧客企業
- ご登録者数 約30,000名、顧客企業 約2,900社(2025年3月末時点)
- 注意事項(引用・転載)
- 引用・転載の際は必ず「株式会社Waris」のクレジット表記を行うこと。調査結果へのリンクは https://waris.co.jp/26973.html を使用すること。
記事の要点整理
以下の表は、本稿で取り上げた調査の主要ポイントを整理したものです。数字と主張を簡潔に確認できます。
| テーマ | 要点 |
|---|---|
| AIとキャリア | AIをポジティブに捉える割合は91.2%。業務効率化(67.2%)やアシスタント活用(61.5%)を期待。 |
| 女性首相の影響 | 調査回答では53.0%が「社会の空気が変わる」と回答。共同代表コメント中では61.2%の表記もあり、象徴的変化への期待と実効性への慎重な見方が混在。 |
| 女性活躍推進の実感 | 「実感あり」は27.1%に留まり、「実感なし」は40.7%。現場では家庭負担や企業体制の問題が具体的に指摘される。 |
| 自由記述の主な声 | 「無理ゲー」との表現、子持ちと独身の軋轢、夫の長時間労働、家事育児外部化の不足、リモートの標準化の要望など。 |
| 調査概要 | 調査期間:2025/12/23〜2026/01/23、対象:30〜40代働く女性、回答数:317件、実施:株式会社Waris |
本稿は、Warisが公表したプレスリリースの内容を忠実に整理・解説したものである。原資料や全調査結果は下記のリンクから確認できる。
参考:全調査結果(Googleフォーム) https://forms.gle/E6zopnoCtxXSrKoF8、Waris公式発表ページ https://waris.co.jp/26973.html