猫が痩せた理由と食欲がある時の対処法を解説
ベストカレンダー編集部
2025年03月28日 18時57分

猫が痩せてきたけど食欲はあるのはどういうこと?
猫が食欲を持ちながら痩せる場合、甲状腺機能亢進症や糖尿病などの健康問題が考えられます。早期の診断が大切です。
どうやって猫の体重減少に対処すればいいの?
まず動物病院で診察を受けることが重要です。症状を詳しく伝え、適切な検査や治療を受けましょう。
愛猫の体重減少に気づいたら
猫が急に痩せてきたと感じることは、飼い主にとって非常に心配な事態です。特に食欲がある場合、何が原因で体重が減少しているのかを理解することが重要です。ここでは、猫が痩せる理由や考えられる病気について詳しく解説します。
猫が痩せる原因は様々ですが、特に食欲があるのに体重が減少する場合は、何らかの健康問題が隠れている可能性があります。以下に、一般的な原因を挙げてみましょう。
- 甲状腺機能亢進症
- 糖尿病
- 消化管内の寄生虫感染
- 腎疾患
- 口腔内の疾患
食欲があるのに痩せる理由
猫が食欲を持ちながらも痩せてしまう場合、いくつかの病気が考えられます。特に高齢の猫に多いのが、甲状腺機能亢進症です。この病気は、甲状腺ホルモンが過剰に分泌され、エネルギー消費が増加するため、食事をしっかりと摂っているにもかかわらず体重が減少します。
以下に、食欲があるのに痩せる場合に考えられる病気を詳しく説明します。
- 甲状腺機能亢進症
- 中高齢の猫に多く、ホルモンの過剰分泌により代謝が異常に活発になります。食欲はあるが、体重が減少し、興奮しやすくなることもあります。診断は血液検査で行い、治療法には内服薬や手術などがあります。
- 糖尿病
- 膵臓のインスリン不足や、体がインスリンをうまく利用できない状態です。多食や多飲、多尿が見られることが多いです。早期発見が鍵となります。
- 消化管内の寄生虫感染
- 回虫や条虫などの寄生虫が栄養を奪うため、食べても痩せることがあります。下痢や嘔吐が見られることもあります。
- 腎疾患
- 腎臓の機能が低下すると、体重が減少することがあります。特に高齢猫に多く見られ、定期的な健康診断が推奨されます。
- 口腔内の疾患
- 口内炎や歯周病などがあると、食欲があっても痛みで食べられず、痩せてしまうことがあります。
猫が痩せた場合の対処法
愛猫が痩せてきた場合、まずは動物病院での診察を受けることが重要です。特に、以下のような症状が見られる場合は、早急に受診することをお勧めします。
- 体重が急激に減少した
- 食欲がなくなった
- 元気がない
- 嘔吐や下痢がある
- 多飲多尿が見られる
診察の際には、以下の情報を獣医師に伝えると診断がスムーズになります。
- 食事の内容と量
- 水分摂取量
- 排尿・排便の状態
- 最近の行動の変化
- 体重の変化
まとめ
猫が急に痩せてきた場合、特に食欲がある場合は、何らかの病気が隠れている可能性があります。甲状腺機能亢進症や糖尿病、消化管内の寄生虫感染など、様々な病気が考えられます。早期の発見と治療が愛猫の健康を守るために重要です。定期的な健康診断や、日々の体調管理を行い、異変を感じたらすぐに動物病院に相談しましょう。
症状 | 考えられる病気 | 対処法 |
---|---|---|
食欲があるのに痩せる | 甲状腺機能亢進症、糖尿病、寄生虫感染 | 動物病院での診察 |
食欲も元気もない | 腎疾患、口腔内の疾患 | 早急な受診が必要 |
多飲多尿 | 糖尿病、腎疾患 | 専門医による検査 |
愛猫の健康を守るためには、日々の観察と早期の対応が不可欠です。愛猫の体調に気を配り、異変を感じたらすぐに獣医師に相談しましょう。