赤ちゃんに与えるはちみつは何歳から?リスクと注意点を解説
ベストカレンダー編集部
2025年03月14日 22時46分

赤ちゃんにはちみつを与えるのはいつから?
はちみつはその甘さと栄養価の高さから、多くの家庭で愛されている食品ですが、赤ちゃんに与える際には注意が必要です。特に、1歳未満の乳児には与えてはいけないということが広く知られています。これは、はちみつに含まれる「ボツリヌス菌」が原因で、乳児ボツリヌス症を引き起こす可能性があるからです。
乳児ボツリヌス症とは?
乳児ボツリヌス症は、1歳未満の赤ちゃんがボツリヌス菌を摂取することで発症します。この菌は腸内で増殖し、強い毒素を生成します。具体的な症状としては、以下のようなものがあります:
- 便秘
- 哺乳力の低下
- 無表情
- 筋力の低下
- 泣き声が小さくなる
適切な治療を受ければほとんどの場合は回復しますが、まれに重症化することもあります。したがって、1歳未満の赤ちゃんには絶対に与えてはいけません。
はちみつはいつから食べて良いのか?
厚生労働省のガイドラインによると、はちみつは1歳を過ぎてから与えても問題ないとされています。1歳を過ぎると、腸内環境が整い、ボツリヌス菌の影響を受けにくくなります。ただし、初めて与える際は少量から始め、体調や反応を見ながら徐々に増やしていくことが推奨されます。
年齢別のはちみつの与え方
年齢 | 与えるべきか | 注意点 |
---|---|---|
0歳〜1歳未満 | ✖️ | ボツリヌス菌のリスクがあるため、絶対に与えない。 |
1歳〜2歳 | ✔️ | 少量から始めて、様子を見ながら与える。 |
2歳以上 | ✔️ | 通常の食品として与えても問題ないが、過剰摂取に注意。 |
はちみつを与える際のポイント
初めてはちみつを与える際は、以下のポイントに注意しましょう:
- 体調が良いときに与える。
- 少量から始める。
- 初めての食材として、他の新しい食品と同時に与えない。
- アレルギー反応がないか注意深く観察する。
はちみつ以外の注意食品
ボツリヌス菌ははちみつ以外にも、井戸水や黒砂糖、自家製野菜スープなどにも存在する可能性があります。したがって、1歳未満の赤ちゃんにはこれらの食品も避けるようにしましょう。
まとめ
はちみつは栄養価が高く、1歳を過ぎれば安心して与えることができます。しかし、1歳未満の赤ちゃんには絶対に与えないようにし、ボツリヌス菌のリスクを理解しておくことが重要です。以下の表で、与えるべき年齢や注意点を整理しました。
年齢 | 与えるべきか | 注意点 |
---|---|---|
0歳〜1歳未満 | ✖️ | ボツリヌス菌のリスクがあるため、絶対に与えない。 |
1歳〜2歳 | ✔️ | 少量から始めて、様子を見ながら与える。 |
2歳以上 | ✔️ | 通常の食品として与えても問題ないが、過剰摂取に注意。 |
赤ちゃんの健康を守るために、正しい知識を持ち、適切な判断を行いましょう。