不眠の日 (記念日 2月3日、毎月23日)
日本人の約5人に1人が、慢性的な不眠に悩んでいます。睡眠の問題は現代日本において深刻な健康課題のひとつです。
2月3日は「不眠の日」です。睡眠改善薬「ドリエル」などで知られるエスエス製薬株式会社(東京都新宿区)が制定し、一般社団法人・日本記念日協会に認定・登録されています。日付は「ふ(2)み(3)ん」と読む語呂合わせから。さらに不眠の症状は一年中起こるという観点から、同じ語呂合わせで毎月23日も「不眠の日」とされています。厚生労働省の国民健康・栄養調査(2022年)によれば、成人の20.6%が慢性的な不眠症状を抱えており、その多くが適切な対処法を知らないことから、記念日を通じた情報発信が目的とされています。
不眠にはいくつかの種類があります。なかなか眠れない「入眠障害」、眠っても途中で目が覚めてしまう「中途覚醒」、朝早く目が覚めてしまう「早朝覚醒」、そして眠った気がしない「熟眠障害」の4タイプが代表的です。これらが重なって現れることも多く、どのタイプかを知ることが適切な対処への第一歩となります。
主な原因は、精神的なストレス、不規則な生活習慣による体内リズムの乱れ、カフェインやアルコールの摂取、スマートフォンなどのブルーライトへの暴露、加齢やホルモンバランスの変化など多岐にわたります。女性は男性の約1.4倍不眠症になりやすいとも報告されており、性別や年代によってリスクが異なります。
改善に向けては、まず生活習慣の見直しが基本とされています。就寝前2時間はスマートフォンやPCの使用を控え、カフェインの摂取も避けるのが望ましいとされています。日中に適度な運動を取り入れると睡眠の質が改善するという研究報告もあります。規則正しい起床・就寝時間を維持し、寝室の光や温度・湿度を整えることも効果的です。
それでも改善しない場合は、医師への相談が選択肢に入ります。不眠の治療では、まず非薬物療法(生活改善や認知行動療法)が優先され、効果が見られない場合に薬物療法が検討されます。自己判断で市販薬や睡眠導入剤に頼り続けるより、根本的な原因を専門家と一緒に探ることが長期的な改善につながります。不眠の日をきっかけに、自分の睡眠を見直してみてください。