オメガ3の日 (記念日 1月23日)
体内では絶対に合成できない——それがオメガ3脂肪酸です。1月23日の「オメガ3の日」は、この必須脂肪酸への関心を高めることを目的として制定されました。
記念日を制定したのは、東京都千代田区麹町に本社を置く日本製粉株式会社(現:株式会社ニップン)。製粉事業や食品事業を手がける同社が、アマニ油やエゴマ油など自社製品とも深く関わるオメガ3脂肪酸の普及を目指してこの日を定めました。日付には二つの意味が込められています。一つは「1・2・3とステップアップして健康になってほしい」という願い、もう一つは「お(0)め(3)が3」と読む語呂合わせです。
オメガ3脂肪酸とは、不飽和脂肪酸の中でも炭素鎖の末端(オメガ側)から数えて3番目の炭素に最初の二重結合を持つ脂肪酸の総称です。代表的なものに、植物油に多いα-リノレン酸(ALA)、青魚に豊富なEPA(エイコサペンタエン酸)とDHA(ドコサヘキサエン酸)があります。体内でALAからEPA・DHAへの変換も起こりますが、変換効率は非常に低く、食事から直接摂取することが推奨されています。
厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2025年版)」によると、オメガ3脂肪酸の一日の目安量は18〜49歳の男性で2.2g、同年代の女性で1.6gとされています。サバやイワシ、サンマなどの青魚を週に2〜3回食べることで目安量を比較的容易に満たせます。また、一つかみ(約28g)のクルミにも約2.5gのオメガ3脂肪酸が含まれており、ナッツ類も手軽な補給源として注目されています。アマニ油やエゴマ油は加熱に弱いため、サラダのドレッシングや味噌汁への仕上げ油として使うのが効果的な摂り方です。オメガ3脂肪酸が不足すると、血液中の中性脂肪が増加し、動脈硬化や心疾患のリスクが高まる可能性があります。一方で過剰摂取は出血が止まりにくくなる恐れもあるため、サプリメントを利用する際は用法・用量への注意が必要です。食品から摂取する分においては過剰摂取のリスクはほとんどないとされており、まずは日々の食卓に青魚や植物油を積極的に取り入れることが健康への近道といえます。