電子メールの日 (記念日 1月23日)

電子メールの日

毎日何気なく使っている電子メールには、専用の記念日がある。1月23日は「電子メールの日」で、電子メッセージング協議会(現:Eジャパン協議会)が1994年(平成6年)に制定した。

日付の由来は語呂合わせにある。「電子メール」を「いいふみ(いい文・E文)」と読み、「いい(1)ふみ(23)」として1月23日が選ばれた。「ふみ」という言葉には手紙・文書の意味があり、デジタル時代の「文」としての電子メールにふさわしい語感を持っている。なお、毎月23日は「ふみの日」として郵政省が1979年(昭和54年)に制定しており、7月23日は文月にちなんだ「文月ふみの日」という記念日にもなっている。紙の手紙と電子メール、両者が同じ「ふみ」という言葉で結ばれているのは興味深い。

Eジャパン協議会は、総務省管轄の財団法人マルチメディア振興センターに事務局を置く任意団体である。前身である電子メッセージング協議会は2000年10月にサイバービジネス協議会と統合し、現在の名称に移行した。高度情報通信社会の実現に向け、アプリケーションの研究・開発、ネットワーク向上に関する調査・啓発活動を手がけている。また、世界最先端のIT国家を目指す政府の「e-Japan戦略」の実現に向け、約120の企業や団体とともに活動を展開してきた。

電子メールの歴史をたどると、その普及の速さに驚かされる。1971年にアメリカのエンジニア、レイ・トムリンソンがARPANET上で最初の電子メールを送ったとされており、それからわずか20年余りで日本でも記念日が制定されるほどの存在になった。現在では個人・ビジネスを問わず不可欠なコミュニケーション手段となっており、1日に世界で送受信されるメールの数は数千億件にのぼる。

関連する記念日として、10月29日は「インターネット誕生日」、11月21日は「インターネット記念日」がある。インターネットインフラの誕生から電子メールの普及まで、デジタルコミュニケーションの歩みを振り返る日として、1月23日は位置づけられている。