禁煙の日 (記念日 毎月22日)
タバコの煙には4000種類以上の化学物質が含まれ、発がん性物質だけでも約70種類に上ります。毎月22日の「禁煙の日」は、こうした事実を社会に広める目的で制定されました。
「禁煙推進学術ネットワーク」が制定しました。同団体は東京都千代田区内幸町に事務局を置き、禁煙を推進する19の学会が参加する組織です。学会間で喫煙・禁煙に関する情報交換・情報共有を行うとともに、喫煙によって生じる疾患や禁煙方法・禁煙治療薬などに関する研究を進めています。記念日は一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録されています。
日付の22日は語呂合わせによるもので、数字の「2」を白鳥(スワン)に見立て、「スワンスワン=吸わん吸わん」の禁煙の日としています。タバコの害や禁煙の重要性に関する知識の普及をはかり、受動喫煙の防止を含む社会的な禁煙の推進を図ることが目的です。
喫煙が引き起こす健康への影響は広範囲にわたります。がん・循環器疾患・呼吸器疾患・消化器疾患など、多岐にわたる健康障害との関連が、国内外の多くの疫学的および実験的研究から示されています。煙に含まれる多数のフリーラジカルが細胞を傷つけ、長期にわたって喫煙を続けることで、こうしたリスクが積み重なっていきます。
禁煙による健康改善は、やめた直後から段階的に現れます。禁煙から20分で血圧と脈拍が正常値に近づき、8時間で血中の一酸化炭素濃度が低下し始めます。1年後には心疾患のリスクが喫煙者の約半分まで下がり、10年後には肺がんによる死亡リスクが喫煙継続者の約半分になるとされています。医療機関で処方されるニコチンパッチやニコチンガムなどの禁煙補助薬を使うと、意志だけで取り組む場合に比べて禁煙成功率が2〜3倍高まるという報告もあります。禁煙は本人の健康だけでなく、周囲の受動喫煙リスクを減らす点でも、社会全体に恩恵をもたらす選択です。
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