ジャズの日 (記念日 1月22日)
「JAZZ」という単語の中に、日付のヒントが隠されています。最初の2文字「JA」はJanuary(1月)の略、残りの「ZZ」は数字の「22」に見える。この遊び心ある発見から生まれたのが、1月22日の「ジャズの日」です。
東京都内の老舗ジャズクラブのオーナーたちが集まり、「JAZZ DAY実行委員会」を結成したのは2001年(平成13年)のこと。「バードランド」「サテンドール」「オールオブミークラブ」といった東京を代表するクラブの顔ぶれが名を連ね、「1月22日を日本のジャズの日に」という目標を掲げて活動を開始しました。商業的な動機ではなく、ジャズのファン層の裾野を広げたいというクラブオーナーたちの思いが出発点です。
毎年この日を中心に、東京だけでなく全国各地へと活動は広がっています。盛岡での同日連動コンサート、埼玉主要都市でのJAZZ DAYウィークライブ、全国の賛同ライブハウスを巻き込んだ記念連動ライブなど、地域ごとに独自の企画が組まれます。プロのミュージシャンによる本格的なステージから、入門者向けのアコースティックセットまで、間口の広さが特徴です。
関連する記念日として、4月4日の「KOBE JAZZ DAY」があります。こちらはジャズを象徴するリズム、4ビート(4/4拍子)に由来する日付で、神戸という港町がジャズと深い縁を持つことを背景に制定されました。1月22日の「語呂合わせ」型と、4月4日の「音楽理論」型、二つの記念日が国内のジャズ普及を両面から支えています。なお、国際的には毎年4月30日が「国際ジャズデー」としてUNESCOに制定されており、日本の記念日とは独立した経緯を持ちます。
ジャズが日本に入ってきたのは大正時代で、戦後にアメリカ文化の波とともに広く浸透しました。長い歴史を持ちながらも、愛好家の高齢化や若年層への浸透不足は長年の課題とされてきました。「ジャズの日」はそうした状況に対して現場のクラブオーナーが立ち上がった取り組みであり、制定から20年以上が経過した現在も継続されています。