シチューライスの日 (記念日 毎月20日)

シチューライスの日

シチューをごはんにかけて食べることは「あり」か「なし」か——この論争に、ハウス食品が一つの答えを出しました。「シチューライスの日」は、同社が毎月20日として制定した記念日で、「5(ごはん)×4(シチュー)=20」という語呂合わせが由来です。2019年(平成31年)に日本記念日協会に認定・登録されました。

そもそも日本のクリームシチューは、戦後の学校給食から普及した、実は日本独自の料理です。食糧事情が厳しかった戦後、子どもたちに栄養をとらせるために給食として提供された白いシチューが原型となりました。当初は牛乳ではなく脱脂粉乳を使用していました。1966年(昭和41年)にハウス食品がこの白シチューを家庭でも手軽に作れる粉末製品「シチューミクス」として発売。開発の際には「ごはんのおかずになるシチュー」「毎日の食卓に違和感なく登場できるシチュー」をコンセプトにしており、日本の食文化に根ざした形で進化してきたのです。海外ではクリームシチューが「日本料理」として紹介されることもあります。

ハウス食品のアンケートによると、シチューをごはんにかける「かける派」は42%、かけない「分ける派」は58%で、4割以上がすでにシチューライスを実践しています。地域差も顕著で、沖縄では実に70%が「かける派」という結果が出ています。

この食べ方を「新しい食のカテゴリ」として確立させようとしたのが、ハウス食品が開発した「シチューオンライス」です。通常のシチューとは異なり、「ごはんにかける専用」として設計されており、濃厚なうまみとしっかりとしたとろみがごはんに絡むよう調整されています。生クリームのコクとマッシュルームの旨み、白こしょうなどのスパイスの香りを組み合わせることで、白米との相性を徹底的に追求した味わいに仕上げられています。カレーライスやハヤシライスと同様に、ルウをごはんにかけるだけで完成する手軽さも魅力の一つです。

ラインナップはルウタイプの「チキンフリカッセ風ソース」「ビーフストロガノフ風ソース」「カレークリームソース」と、レトルトタイプの「クリームソース」「ブラウンソース」の計5種類。カレーライスやハヤシライスと並ぶ「ごはんにかけるメニュー」として、シチューライスを日常の食卓に根付かせることが、この記念日の目的となっています。