愛するチンチラの日 (記念日 1月18日)

愛するチンチラの日

チンチラの歯は生涯伸び続けます。不正咬合(歯の噛み合わせのズレ)は命取りになることもあり、歯が健康かどうかがそのままチンチラの生死に関わると言っても過言ではありません。一般社団法人・日本チンチラ協会(JCA)が1月18日を「愛するチンチラの日」に定めたのは、まさにこの事実を広く伝えるためです。日付の由来は二重の語呂合わせで、「いい(11)歯(8)」で1月18日であり、さらに118を「イチイチハチ」と読むとチンチラの「チ」が3つも含まれます。

チンチラはチリのアンデス山脈に生息するげっ歯類で、体重は400〜650g。大人の手のひらに収まるほどの小柄な体に、1cm²あたり約60本という驚異的な密度の被毛を持ちます。触れたときの独特のやわらかさは、この毛密度から来ています。日本でペットとして広まったのは2010年代以降で、小動物ブームの中でも個性的な存在感を放つ種として人気が高まりました。寿命は10〜20年と幅があり、これは犬猫に匹敵するほどの長さで、小動物の中では群を抜いた長命さです。

一方で温度変化に極端に弱く、適温は17〜21℃。夏は冷房必須です。

歯の健康を保つ上で欠かせないのが、牧草を主食にすること。チモシーなどの干し草を常時与え、咀嚼運動によって歯が自然にすり減るよう促します。ペレットは補助的な位置づけで、牧草9割・ペレット1割が目安です。歯が伸びすぎる原因の多くが牧草不足によるもので、歯の健康は食事管理と切り離せません。砂浴びもチンチラ飼育の名物で、専用の砂に全身をごろごろと転がして毛の油分を落とす習性があります。水で洗うと毛が傷むため、チンチラの清潔は砂が担います。週に数回、砂浴び用の容器を設置してあげるだけですが、観察していると案外愛嬌があります。