いい部屋の日 (記念日 1月18日)
「へ」という文字を縦にすると「1」に見えるでしょうか。大東建託が1月18日を「いい部屋の日」に制定したのは、「いい(1)へ(1)や(8)」という語呂合わせからです。平仮名の「へ」を数字の「1」に見立てた、少し遊び心のある発想が面白いですね。この記念日は2019年12月に一般社団法人・日本記念日協会によって認定・登録されました。
制定したのは、東京都港区港南に本社を置く大東建託株式会社。アパートやマンションなどの建設事業・不動産の仲介事業を手がける会社で、賃貸物件検索サービス「いい部屋ネット」を運営しています。賃貸住宅の管理戸数は2025年時点で約129万戸を超え、29年連続で全国第1位を維持しています。日本の賃貸市場を代表する企業だからこそ、「部屋探し」をテーマにした記念日を生み出したといえます。
日付が1月18日に設定されたのには、シーズン的な理由もあります。1〜3月は就職・進学・転勤に伴う引っ越しが集中する時期で、不動産業界では「繁忙期」と呼ばれます。その入口にあたる1月に「いい部屋とは何か」を改めて考えてもらうことが、この記念日の狙いです。
部屋選びで重視するポイントは、人によってまったく異なります。駅からの距離、家賃の上限、日当たり、収納の広さ、防音性能、宅配ボックスの有無——優先順位は十人十色で、正解のない問いです。一方で、入居後に後悔しやすいのは「実際に住んでみないとわからない」ポイント、たとえば日当たりの変化や生活音の聞こえやすさといった感覚的な部分です。内見時にはなかなか気づけないこうした要素も、「いい部屋」の条件を事前に整理しておくことで、選択眼が鋭くなります。
部屋探しは、ただ条件を絞り込む作業ではなく、これからの暮らし方を具体的にイメージする機会でもあります。「いい部屋の日」は、そのための立ち止まるきっかけとして設けられた記念日です。