手洗いの日 (記念日 1月15日)
「いい(1)いい(1)て(5)」――1月15日を「いい手の日」と読む語呂合わせから、P&G(プロクター・アンド・ギャンブル)が制定した記念日です。手が5本指であることを「て」に掛けた、ちょっとユニークな発想の記念日で、毎年この日が手洗い習慣を見直すきっかけとして位置づけられています。
P&Gはアメリカ合衆国オハイオ州に本拠を置く多国籍消費財メーカーです。ヘアケア製品・化粧品・洗剤・衛生用品など幅広い製品を手がけており、日本でも「アリエール」「パンパース」「ジレット」などのブランドで知られています。2003年(平成15年)7月以降のキャッチコピーは「暮らし感じる、変えていく。」(Touching lives, improving life.)。衛生用品メーカーとして手洗い文化の普及に取り組む姿勢は、このキャッチコピーとも呼応しています。
手洗いの日が1月15日に設定されているのに対し、10月15日には「世界手洗いの日」があります。ユニセフ(国連児童基金)などの国際機関が制定したもので、主に開発途上国における感染症予防が目的です。同じ「手洗い」をテーマにしながら、語呂合わせ発想の1月15日と、世界的な感染症対策を訴える10月15日は、出発点も規模もまったく異なります。正しい手洗いは感染症の実効性の高い予防策であり、石けんを使うことでインフルエンザや食中毒の原因となるウイルス・細菌を物理的に除去できます。感染症が流行しやすい寒い時期に当たること、年始に衛生習慣を整え直すタイミングとも重なることから、1月15日という日付には語呂合わせ以上の実用的な側面も見えます。