バイナリーオプションの日 (記念日 毎月10日)
「上がる」か「下がる」か、二択だけで決着がつく。バイナリーオプションはそのシンプルさから世界中の個人投資家を引きつけてきた金融商品です。為替レートや株価指数などを対象に、あらかじめ定めた時刻・価格基準を上回るか下回るかを予測し、的中すれば利益、外れればゼロという仕組みです。「バイナリー(binary)」は英語で「二つの」を意味し、まさにその名が取引の本質を表しています。
金融商品としての起源はアメリカで、2003年に正式に確立されました。日本では2011年ごろから個人投資家の間で話題になり始め、2012年前後に本格的に普及しました。しかし短時間で決着がつく取引は投機性が高く、問題も相次ぎました。2013年7月、一般社団法人金融先物取引業協会(FFAJ)は個人向け店頭バイナリーオプション取引業務取扱規則(BO規則)を制定。「1分・5分で満期を迎える短期商品」の取り扱いを禁止し、取引期間は2時間以上、判定時刻の間隔も2時間以上とするルールが設けられました。同時に、購入後は満期直前まで途中売却できることも要件となりました。
金融庁は日本の顧客を相手にバイナリーオプションを取り扱う場合、海外業者も含めて金融商品取引業の登録を義務づけています。2014年以降、無登録の海外業者との取引をめぐるトラブルが急増し、国民生活センターが繰り返し注意を促してきました。規制整備によってかつてほどの過熱はみられなくなりましたが、適切な業者選びと仕組みの理解は今も欠かせません。
毎月10日は「バイナリーオプションの日」です。バイナリーオプション取引を展開する株式会社FXトレード・フィナンシャルが制定しました。「バイナリー」が「二つの」を意味することから、二進数の「1」と「0」にちなんで10日に設定されています。投資への興味・関心を広く持ってもらうことを目的としています。