糖化の日 (記念日 毎月10日)

糖化の日

体内に蓄積するほど、老化や病気のリスクが高まる物質がある。「AGE(終末糖化産物)」と呼ばれるもので、タンパク質と余分な糖が体温によって反応し、じわじわと組織に溜まっていきます。血管に蓄積すれば心筋梗塞や脳梗塞の原因になり、骨に溜まれば骨粗しょう症、目の水晶体に溜まれば白内障につながるとされています。皮膚のコラーゲンに蓄積すれば弾力が失われ、シワやくすみの一因になるとも言われており、外見上の老化とも密接に関わっています。毎月10日は、その糖化への意識を高めるために制定された「糖化の日」です。

制定したのはAGE測定推進協会。医師やエイジングケアに携わる企業・団体が集まって構成された組織で、「糖化(とうか)」を「10日(とおか)」に掛けた語呂合わせから毎月10日を記念日としました。日本記念日協会により認定・登録されており、毎月10日前後には全国各地で糖化度を測定するイベントが開かれています。AGEが体内で作られる量は「血糖値×持続時間」で決まるとされており、血糖値が高い状態が長く続くほど糖化が進む計算になります。食事から摂り込まれるAGEも無視できず、食品由来のAGEのうち約7%は体内に残るとされています。揚げる・直火焼き・炒めるといった高温調理は特にAGEを増やすとされ、調理法の選択が蓄積量に影響します。

測定は採血による抗体検査のほか、皮膚に光を当てるだけで数値がわかる「AGEリーダー」でも行えます。痛みも時間もかからない手軽さから、健診イベントや医療機関での簡易スクリーニングに使われています。

糖化は酸化と並んで「老化の二大原因」と表現されることがあります。抗酸化については食品や化粧品のパッケージでよく見かける言葉ですが、「抗糖化」はまだ認知度が低い状態です。糖化の日は、その言葉を日常に引き込むことを目的のひとつとしており、毎月繰り返されることで継続的な関心を促す仕組みになっています。