インターンの日 (記念日 1月10日)

インターンの日

学生が就職前に企業で実際に働く「インターンシップ」は、現在では大学生の9割近くが経験する制度にまで広がりました。「インターンの日」は1月10日で、「イン(1)ターン(10)」という語呂合わせが由来です。採用コンサルティング事業を展開する株式会社ハイエースが制定し、同日を「インターンシップの日」とも呼んでいます。記念日は一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録されています。

インターンシップの起源は1906年(明治39年)、米国オハイオ州のシンシナティ大学まで遡ります。工学部長だったヘルマン・シュナイダー博士が、座学と実務を組み合わせた「協同教育(Co-op education)」として考案したのが始まりとされています。

日本にこの制度が本格的に入ってきたのは1990年代後半です。1997年に政府が「経済構造の変革と創造のための行動計画」の中でインターンシップの普及推進を決定し、大学・企業双方で導入が進みました。2005年(平成17年)時点で推計約12万人の学生が利用していたとされ、その後も参加者数は増加し続けています。

インターンシップは本来、学生が専攻分野と関連した職場環境を実際に体験し、知識や技術を深めるための教育的な仕組みです。ところが日本では次第に「採用直結型」の色合いが強まり、就職活動の事実上の前哨戦として機能するようになりました。この点は欧米との大きな違いとして長年議論されています。近年は政府もルール整備を進め、一定要件を満たすインターンシップで得た学生情報を採用選考に活用できるよう制度が見直されました。「インターンの日」は、制度本来の目的である学びの場としての価値を再確認し、企業と学生の双方に意識の啓蒙を促すための日です。