ロックの日 (記念日 1月8日)

ロックの日

「キング・オブ・ロックンロール」と「グラムロックの先駆者」——まったく異なるスタイルを持つ二人のミュージシャンが、同じ1月8日に生まれています。1935年(昭和10年)にエルヴィス・プレスリーが、1947年(昭和22年)にデヴィッド・ボウイが誕生したことから、この日は「ロックの日」と呼ばれるようになりました。

エルヴィス・プレスリーは、アメリカ・ミシシッピ州生まれのミュージシャンです。カントリーとリズム&ブルースを融合させたスタイルは1950年代の若者文化を一変させ、生涯を通じてレコード・カセット・CDなどの売り上げは全世界で6億枚以上に達したとされています。世界史上最も売れたソロアーティストとして記録に残るその存在感は、1977年に42歳で没した後も色褪せていません。

デヴィッド・ボウイはロンドン出身で、「ジギー・スターダスト」という架空のキャラクターを纏って1970年代に登場し、グラムロックという派手な演出と実験的な音楽性でポピュラー音楽の幅を押し広げました。音楽にとどまらず映画俳優としても活躍し、多くの賞を受けたマルチ・アーティストとして知られています。2016年に69歳で亡くなる直前にアルバムをリリースするなど、創作への姿勢は晩年まで衰えませんでした。また、1月8日とは別に、「ロ(6)ック(9)」という語呂合わせから6月9日も「ロックの日」とされていますが、こちらは誕生日という歴史的な偶然に由来する1月8日とは成り立ちがまったく異なります。

「ロックンロール(Rock and Roll)」という言葉を直訳すると、「揺れて転がる」になります。もともと古くから黒人スラングで「性交」を意味していた言葉で、1950年代はじめには「バカ騒ぎ」や「ダンス」という意味でも使われていました。1960年代後半になると「ロック」という短縮形が一般化し、現在では「ロック・ミュージック(Rock music)」という表現が広く定着しています。