ホームセキュリティの日 (記念日 1月5日)
1981年1月5日、日本の一般家庭に「家が守られている」という感覚を初めてもたらしたシステムが発売されました。セコム株式会社が発売した「ホームセキュリティシステム」(当初の商品名「マイアラーム」)です。この日付を記念日として、セコムが「ホームセキュリティの日」を制定し、一般社団法人・日本記念日協会に認定・登録されています。
セコムの創業は1962年(昭和37年)。日本で最初の警備保障会社として設立され、それまで存在しなかった「安全産業」という概念そのものを日本社会に持ち込みました。創業当初は主に企業や施設を対象とした警備サービスが中心で、家庭向けのセキュリティサービスはまだ一般的ではありませんでした。その状況を変えたのが、1981年のホームセキュリティシステムの発売です。センサーと通信回線を組み合わせ、異常を検知した際に警備員が駆けつける仕組みは、当時の日本では革新的なものでした。導入当初は「そこまで必要か」と受け取られることもありましたが、防犯意識の高まりや単身世帯・共働き世帯の増加とともに需要は着実に拡大していきます。発売から33年後の2014年(平成26年)6月、契約数が100万軒を突破。この節目がきっかけとなり、記念日の制定に至りました。
現在では「ホームセキュリティ」という言葉自体がセコムの商標を離れて一般用語として定着しており、辞書や日常会話でも使われるほど広く浸透しています。1月5日は正月休みが明ける直前にあたり、新年に家庭の安全をあらためて見直す時期として象徴的な意味も持ちます。セコムはこの記念日を、防犯設備の有無に関わらず、鍵の管理や窓の施錠習慣、非常時の連絡体制など身近なセキュリティ対策を家族で確認する機会にしてほしいとしています。