いちごの日・いちご世代の日 (記念日 1月5日)
「いちご」と聞いて赤い果物を思い浮かべると、この記念日の意味を少し読み違えることになります。1月5日の「いちご世代の日」における「いちご」は、15歳という年齢を指す言葉です。「いち(1)ご(5)」と読む語呂合わせが日付の根拠で、冬休みの最中、高校受験を目前に控えた中学3年生に向けた日とされています。制定した団体については現在も定かではなく、記念日の起源をたどろうとすると情報の輪郭がぼやけてきます。
15歳をあえて「いちご世代」と呼ぶ言い回しは、かつての若者文化の中に根があります。1970〜80年代ごろ、当時の10代を「いちご族」と表現する言葉が使われていました。若くてみずみずしいイメージを果物の苺に重ねたものとも言われていますが、語源については諸説あります。15歳という年齢は義務教育が終わり進路の選択が始まる境目で、かつては中学卒業後に就職する「金の卵」と呼ばれた若者たちが集団就職列車に乗った時代もありました。「いちご世代」という言葉には、その年齢が持つ節目としての重さが少し含まれているかもしれません。
1月5日は年明けの冬休み中に当たります。受験生にとってはまさに追い込みの時期で、共通テストの本番が1月中旬、公立高校の入試は2月〜3月に集中しています。冬休みが終わる直前のこのタイミングに「エールを送る日」が置かれているのは、時期として理にかなっています。
なお、果物の「苺(いちご)の日」は1月15日と毎月15日に別途あります。全国いちご消費拡大協議会が制定したもので、こちらも「いち(1)ご(5)」の語呂合わせが由来です。同じ語呂から生まれた二つの記念日が、10日違いで並んで存在しています。