取引所大発会 (年中行事 1月4日)
新年最初の取引日、証券取引所は「大発会」(だいはっかい)と呼ばれる特別なセレモニーで幕を開けます。現在は1月4日が原則となっていますが、かつての大発会は1月6日でした。証券業界の業績不振を背景に少しでも営業日数を確保しようとした結果、大発会は1月4日へ、大納会は12月28日から12月30日へとそれぞれ変更された経緯があります。
かつての大発会は午前の前場のみで取引を終了し、午後の後場は休場となる慣習がありました。新年の儀式的な意味合いが強い日だったわけです。現在は前場・後場とも通常通り取引が行われており、形式より実質が優先される時代の変化を反映しています。なお、1月4日が土曜日または日曜日に当たる年は、その直後の平日が大発会となります。
現在の大発会を主催するのは、株式会社日本取引所グループ(JPX)です。2013年1月1日に設立されたJPXは、東京都中央区日本橋兜町に本店を、大阪府大阪市中央区北浜に本社を置きます。傘下には株式会社東京証券取引所・株式会社大阪取引所・株式会社東京商品取引所という取引所運営会社のほか、情報システム関連サービスを手がけるJPX総研、清算機関である日本証券クリアリング機構を持ちます。JPX自体も日経平均株価とTOPIX Large70の構成銘柄に名を連ねています。大発会のセレモニーは東京会場と大阪会場の両方で開催され、各界からのゲストを招いた「手締め」または「万歳三唱」が恒例となっており、その年の経済への期待を込めた場として定着しています。近年はJPXのYouTube公式チャンネルでセレモニーの様子がライブ配信されるため、誰でも当日の雰囲気をリアルタイムで確認できます。
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