ホゴネコの日 (記念日 5月25日)
日本では年間数千頭の猫が、飼い主が見つからないまま命を落としています。その現実に向き合い、「殺処分ゼロ」を掲げて活動するのが、岐阜県岐阜市に本部を置く株式会社ネコリパブリック(NECO REPUBLIC)です。同社は5月25日を「ホゴネコの日」として制定し、2019年(令和元年)に一般社団法人・日本記念日協会に認定・登録されました。
日付の由来は数字の語呂合わせです。5月25日を「0525」と並べると、「ホ(0)ゴ(5)ネ(2)コ(5)」=「保護猫」と読めます。この記念日が問いかけるのは、なぜ保護猫が生まれるのかという根本的な問題です。無責任な繁殖・遺棄、野良猫の増加、多頭飼育崩壊といった事情で行き場を失う猫は後を絶ちません。環境省の統計では、引き取られた猫の数は減少傾向にあるものの、依然として多くの命が失われています。記念日を通じて、飼うことの責任と、一頭の命を最後まで大切にする意識を社会に広めることが狙いです。
ネコリパブリックが運営するのは、「自走型保護猫カフェ」と呼ばれる新しい形の施設です。地域の保護猫団体と連携しながら里親探しを行いつつ、猫と過ごせるカフェスペースや雑貨・ペット用品の販売も展開しています。利用者がカフェで時間を過ごしたり、商品を購入したりするだけで、保護活動の資金につながる仕組みになっています。支援を「寄付」ではなくビジネスとして持続させる点が、この取り組みの特徴です。同社はかつて「2022年2月22日(猫の日)までに、日本の猫の殺処分ゼロに!」という具体的な目標を掲げて活動してきました。期限を数字で示すことで、社会問題の解決に向けた切迫感を伝えようとしていました。「ホゴネコの日」には、ひとつの命を最後まで大切にする文化を日本に根づかせたいという願いが込められています。
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