サイクリングの日 (記念日 5月22日)

サイクリングの日

日本には約7,200万台の自転車が存在し、国民のほぼ2人に1台が保有している計算になります。自動車と並ぶほどの普及台数を誇るこの乗り物を、より積極的に活用してもらおうと設けられたのが「サイクリングの日」です。毎年5月22日がその日にあたります。

この記念日を制定したのは、公益財団法人・日本サイクリング協会(Japan Cycling Association:JCA)です。2009年(平成21年)4月、同協会の創立45周年記念事業として制定されました。日付の由来は1964年(昭和39年)のこの日、協会が文部大臣から公益事業を行う財団法人として認可・設立されたことにちなんでいます。

サイクリング(cycling)は、自転車に乗ること、あるいはスポーツとしての自転車競技を指す言葉です。日本においては、レクリエーションやスポーツとして自転車に乗ることを指す場合が多くなっています。1970年(昭和45年)に「自転車道の整備等に関する法律」が成立したことで、各地に「サイクリング道路」の整備が進み、気軽にサイクリングを楽しめる環境が広がっていきました。

サイクリングには環境と健康の両面で大きな利点があります。自転車は人がこぐことで走行するため、CO2などの温室効果ガスをほとんど排出せず、騒音もありません。脱炭素社会の実現が求められる現在、交通手段としての価値は改めて注目を集めています。健康面ではノースカロライナ州立大学の研究により、1日30分サイクリングを習慣にしている人の免疫機能は、運動をしない人の約2倍に上ることが報告されています。全身の大きな筋肉を動かす有酸素運動として、心肺機能の強化や体重管理にも役立つとされています。

日本サイクリング協会は、自転車の積極的な活用推進と、サイクリングへの関心・理解を深めることを目的として各種活動を展開しています。「サイクリングの日」は、普段何気なく自転車に乗っている人が、環境や健康といった視点から改めて自転車の価値を見直す機会となっています。