国際親善デー (記念日 5月18日)
1899年5月18日、オランダ・ハーグに26ヵ国の代表が集まりました。ロシア皇帝ニコライ2世の提唱で開かれた第1回万国平和会議(ハーグ平和会議)です。当時ヨーロッパでは列強各国が軍備拡張を競い合っており、戦争の危機が絶えない状況でした。この会議ではじめて国際的な戦争ルールを成文化しようという試みがなされ、「国際紛争平和的処理条約」「陸戦の法規慣例に関する条約」などが締結されました。
日本もこの会議に参加しています。明治32年のことです。日清戦争から4年、日露戦争の5年前というタイミングで、近代国家として国際社会に参画する姿勢を示しました。この歴史的な会議の開幕日にちなみ、1922年(大正11年)に「国際親善デー」が制定されました。日本では1931年(昭和6年)から実施されています。
制定した団体・機関は現在も明らかになっておらず、現代の日本でこの日に合わせた公式のイベントが開催されているという記録も見当たりません。戦間期に国際協調の機運が高まるなかで生まれた記念日ですが、その後の歴史の流れとともに表舞台に出る機会は少なくなっています。一方、「国際親善」という理念を現在も具体的な形で継続しているのが、公益財団法人・国際親善協会による「ジャパンウィーク」(JAPAN WEEK)です。1986年(昭和61年)にイタリア・フィレンツェ市で第1回が開催されて以来、世界各地で日本の伝統文化、芸能、芸術、スポーツを紹介し、現地との相互理解を図る取り組みを続けています。第44回(2019年)の開催地はギリシャ・アテネ市で、11月23日から28日にかけて行われました。