青春七五三 (記念日 5月15日)

青春七五三

11月15日の「七五三」からちょうど半年後、5月15日は「青春七五三」です。三歳・五歳・七歳の幼い子どもの成長を祝う七五三から10年が経った13歳・15歳・17歳、つまり青春真っ盛りの少年少女に励ましのエールを送る日として、一般社団法人・日本記念日協会が1995年(平成7年)に制定しました。

七五三が親から子への感謝と願いを込めた儀礼であるのに対し、青春七五三は当の本人たちへのメッセージという点で性格が異なります。大人へと成長していく通過点として、社会性を身につけてもらうことも目的の一つとされています。単なるお祝いにとどまらず、これからの人生を自分で切り開く意識を育てる意味合いが込められています。また、神社参拝や千歳飴のような定番の行事がある七五三と違い、青春七五三には決まった形式がなく、個人や家族がそれぞれのやり方で祝うのが自然な形となっています。

対象となる13歳・15歳・17歳は、中学入学・高校受験・大学受験とそれぞれ進路の岐路に立つ年齢です。人生の選択肢が広がる一方で、将来への不安も大きくなるこの時期に、周囲から励ましの言葉をかけてもらう機会を意識的に設けるという発想は、記念日の制定趣旨と重なります。「青春」という言葉の成り立ちは古代中国の五行思想に由来し、春・夏・秋・冬の四季それぞれに色が対応しており、「春」には「青」(緑)が当てられました。そこから「青春」という言葉が生まれ、夢や希望に満ちた若くて元気な時代を人生の春にたとえる表現として定着しました。同じ発想から「夏」に「朱」(赤)、「秋」に「白」、「冬」に「玄」(黒)が対応し、「朱夏」・「白秋」・「玄冬」という言葉も生まれました。詩人・北原白秋(1885〜1942年)の雅号はこの「白秋」に由来するとされています。